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                               導入/更新手順



   以下の導入/更新手順をプリントアウトするか、メモを取ってから、この

   システムROM (POST/BIOS)アップデート・ユーティリティーを使用してください。

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 IBM PC システムROM (POST/BIOS) 導入/更新手順



[ご注意]

 このユーティリティーは、システムのPOST/BIOSを格納しているフラッシュEEPROM

 の内容を更新します。導入操作を誤るとシステムが始動しなくなる等の障害が発生

 することがあります。お客様ご自身でシステムROM の更新をなさる場合、画面に表

 示される注意事項をよく読んで、プログラムの指示に従って誤操作のないよう更新

 を行ってください。又、更新中に予期せぬアクシデント (電源ラインのライン・ノ

 イズ、遮断、停電、雷など) によりパソコンが誤動作したり電源が落ちたりします

 と、最悪の場合、機器が損傷致します。このような場合はお客様のご負担で修理を

 必要とすることがありますので十分ご注意ください。



[対象機種] 8476



[導入/更新手順]



 1 : 装置構成ユーティリティーで、現在の設定をメモして下さい。

     システムROM(POST/BIOS)を更新した後で、再設定が必要になる可能性があ

     あります。



 2 : システムROM(POST/BIOS)アップデート・ユーティリティー・ディスケットを

     ドライブに入れて、電源を入れて下さい。



 3 : 言語を選択して、Enterキーを押して下さい。



 4 : シリアル番号が表示され、番号を変更するかどうかを質問されます。

     通常は "N"と答えて下さい。

     変更する場合は、"Y" と答えると、新たにシリアル番号を入力するように表示

     されます。



 5 : マシンタイプ/モデルが表示され、変更するかどうか質問されます。

     通常は "N"と答えて下さい。

     変更する場合は、"Y"と答えると、新たにマシンタイプ/モデルを入力するよう

     に表示されます。



 6 : 拡張セキュリティーを動作状態に設定する(あるいは、現在に引き続き動作状態

     にする)かどうか質問されます。"Y"(動作)と答えた場合、管理者パスワードと

     始動順序がロックされ、装置構成ユーティリティーで変更できなくなります。

     この機能の詳細は、システムに付属のマニュアルをご覧ください。



 7 : ディスケット上のPOST/BIOS のレベルを、現在のシステムのPOST/BIOS のレベ

     ルと比較します。



    - ディスケット上の POST/BIOS のレベルの方が新しい場合:

        自動的に次に進みます。



    - レベルが同じ場合:

        「システムの POST/BIOS コードは、ディスケット上のものと

        同じバージョンです。

        それでも続行するには Enter を、中止するには ESC を押して下さい。」

        というメッセージが表示されます。Enter を押すと、次に進みます。



    - ディスケット上の POST/BIOS のレベルの方が古い場合:

        「システムの POST/BIOS コードの方が、ディスケット上のものより

        新しいです。続行すると、古い方のものがシステムに上書きされます。

        それでも続行するには Enter を、中止するには ESC を押して下さい。」

        というメッセージが表示されます。Enter を押すと、次に進みます。



 8 : システムスタート時のロゴを変更するかどうか質問されます。

     通常は "N"と答えて下さい。

     変更する場合は、"Y" と答えると、スタートアップロゴを選択するように表示

     されます。



 9 : システムの POST/BIOS は更新されます。

     これは2分くらいかかります。

     更新中には電源を落としたり、システムを再スタートしないで下さい。



 10: POST/BIOS の更新は終了しました。ディスケットをドライブから取り出し、

     Enter を押してシステムを再スタートさせて下さい。









参考:



[オプションについて]



 POST/BIOS の更新が必要なシステムが多数ある場合、対話形式でなく自動的に更新

 を行うディスケットを作りたいと思われるかもしれません。その場合は、以下のよ

 うにこのディスケットのCONFIG.SYSを変更することによって作ることができます。



 SHELL=FLASH2.EXE  オプション1  オプション2  オプション3 ...... オプションxx



 ただし、オプションとオプションの間はスペースを入れてください。



 (例) SHELL=FLASH2.EXE  /U  /JP

         この文例では、日本語を選択して、無人モードで POST/BIOSの更新を行い

         ます。



 オプション

 /U      無人モード。他のオプションで指定されなければ、全てデフォルトを

         用います。選択画面は表示されません。このオプションを用いると、

         エラーが起きても、エラーを表示せずにプログラムを終了するので、

         ご注意ください。



 /JP     言語

         UK, SV, SU, SP, PO, NO, NL, IT, GR, FR, DK, CF, CE, BE, LA, US,

         SF, SG, BR, JP, TK  が選択可能です。日本語の場合は、/JP です。



 /B:nnnnnnn  システムのシリアル番号



 /M:nnnnnnn  マシンタイプ/モデル



 /N      ディスケット上の POST/BIOSイメージではなく、システム上の

         イメージを用いる時のオプション。システムボードを交換した時に

         マシンタイプ/モデルやシリアル番号を更新するために使います。



 /R      無人モード(/U)で POST/BIOSを更新した後、自動的に再起動させます。



 /E:ON   拡張セキュリティーを動作状態に設定する。



 /E:OFF  拡張セキュリティーを非動作状態に設定する。



 /BB     このユーティリティーでフラッシュのリカバリーセクションだけを更新する

         ために使います。BIOSセクションは更新されません。



 注意

 オプションを用いたシステムROM (POST/BIOS)アップデート・ディスケットを多数の

 システムで使用する場合は、必ず事前にテストを行って下さい。