役割によるアクセス制御 (RBAC)

Solaris[tm] オペレーティングシステムでは、役割によるアクセス制御 (Role-Based Access Control、略語: RBAC) は、「ゼロかすべてか」のスーパーユーザーモデルに代わるアクセス制御方式です。このアクセス制御方式は、管理の役割を利用して、それぞれのジョブの実行に必要な権限だけをユーザーに付与する手段を提供します。管理者は、Solaris 管理コンソールを使用して、管理の役割を作成し、特定のユーザーがその役割を利用できるようにすることができます。役割を割り当てられたユーザーが Java Web Console にログインすると、2 つ目のログイン画面が表示されます。ユーザーは、この画面から、利用可能な役割を使ってログインすることができます。

Solaris オペレーティングシステムで、管理の役割を作成する手順は次のとおりです。

  1. Solaris 管理コンソール (/usr/sadm/bin/smc) を起動します。

  2. 「システム構成」から「ユーザー」を開きます。

  3. 「ヘルプ」メニューから「目次」を選択して、ヘルプメニューの「目次」から「ユーザーツール: はじめに」を選択します。このヘルプには、RBAC に関する基本的な情報が記載されています。