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シンプル Web サービスチャネル

シンプル Web サービスチャネルは、比較的簡単な Web サービスとの対話をするためのインタフェースを動的に作成します。シンプル Web サービスの例として、次のものがあります。

たとえば、Web サービスチャネルを使用して、外貨為替 Web サービスを利用できます。このチャネルは、フロントエンドユーザーインタフェースを動的に構築します。ユーザーはこのインタフェースを介して、外貨為替 Web サービスの要求に従って入力パラメータ値を提供します。入力フォームを送信し、Web サービスで指定された手順を実行すると、Web サービスからの結果が描画されます。

シンプル Web サービスチャネルには、次のものがあります。

サンプル設定済み Web サービスチャネルは、デスクトップ上でデフォルトで使用できます。管理者はサンプル設定可能な Web サービスチャネルを追加できます。

サンプル設定済み Web サービスチャネル

サンプル設定済み Web サービスチャネルは、サンプルの通貨コンバータサービスを提供します。

Web サービスを使用するには

  1. 入力パラメータの値を入力します。
  2. デフォルト値がすでに表示されていますが、フィールドからこれらの値を削除して、任意の値を入力できます。

  3. 「実行」をクリックします。
  4. 終了したら「了解」をクリックします。

Web サービスのデフォルト値を設定するには

デフォルト値は、「通貨コンバータ」フィールドに自動的に表示されます。これらの値を変更するには、次の手順に従います。

  1. 「チャネル」ツールバーの「編集」をクリックします。
  2. デフォルトの入力パラメータの値を入力します。
  3. 設定を保存してデスクトップページに戻るには「完了」をクリックし、変更しないでデスクトップに戻るには「取消し」をクリックします。

サンプル設定可能 Web サービスチャネル

設定可能 Web サービスチャネルを使用すると、ユーザーが指定した Web サービスにチャネルを切り替えられます。これは WSDL URL の値と Web サービスのメソッド名を変更して行います。ただし、設定済みチャネルタイプとは異なり、設定可能な Web サービスチャネルでは、Web サービス入力パラメータのデフォルト値を保存することはできません。

シンプル Web サービスプロバイダをベースとするチャネルは、単一サービスや関連するメソッドにいつでもバインドできます。

名前が示すとおり、設定可能なシンプル Web サービスチャネルは比較的簡単な Web サービスでの使用に適しています。たとえば、複雑な入出力パラメータを持たない Web サービスやインタフェース表示が必要でない Web サービスに向いています。

シンプル Web サービスプロバイダは、整数、文字列、構文浮動小数点のような簡単なデータタイプのみをサポートします。入出力パラメータの配列はサポートしません。

唯一の例外として、ユーザーが定義した、簡単なタイプで構成され、入れ子のレベルが 1 つだけのタイプはサポートします。この場合、別のユーザーが定義したタイプは含めることができません。

シンプル Web サービスプロバイダは、次の WSDL 設定プロパティタイプをサポートします。

シンプル Web サービスプロバイダは、 import ステートメントまたは fault データを使用した、WSDL 定義でのバインドはサポートしません。

シンプル Web サービスプロバイダが特定の Web サービスを扱えないことを検出すると、ユーザーにメッセージを表示します。

Web サービスへのポイントへのチャネルを設定するには

  1. 「チャネル」ツールバーの「編集」をクリックします。
  2. 接続する Web サービスの WSDL の場所を入力します。
  3. 指定された Web サービスの 「メソッド名」 を入力し起動します。
  4. 設定を保存してデスクトップページに戻るには「完了」をクリックし、変更しないでデスクトップに戻るには「取消し」をクリックします。

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