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サブディスクの移動、分割および結合「サブディスクの移動(Subdisk Move)」、「サブディスクの分割(Subdisk Split)」および「サブディスクの結合(Subdisk Join)」の各コマンドを使用すると、サブディスクをダイナミック グループ内の別の場所へ移動したり、サブディスクを分割したり、分割したサブディスクを再度結合することができます。 サブディスクの移動、分割、結合を柔軟に行うことができると、ディスク領域を最大限に利用できます。 サブディスクの移動注: 起動ボリュームまたはシステム ボリュームを構成するサブディスクは移動できません。 「サブディスクの移動(Subdisk Move)」手順は、ボリュームのサブディスクの内容を別のディスクに移動します。この手順は、パフォーマンスを向上する目的で、ボリュームの一部を別のディスクに移動するときに便利です。 ストレージ サブディスクの 1 つまたは少数のディスクへの処理の集中が激しい場合は、ボトルネックが発生することがあります。「サブディスクの移動(Subdisk Move)」および「サブディスクの分割(Subdisk Split)」のコマンドを使用し、ディスクへのアクセスをすべてのディスクに均等に分散して負荷を調整することができます。 「サブディスクの移動(Subdisk Move)」コマンドを使用して、すべてのサブディスクを正常なディスクに移動できます。 ボリュームのコピーではなくサブディスクの移動を行う利点は、受入れ側のディスクに、複数のディスクに分散するようなボリューム全体ではなく、障害の発生したディスクのサブディスクの受入れに十分な領域を確保するだけで済むことです。また、もう一つの利点は、入出力が中断されないことです。 サブディスクの移動を利用すると、ストレージ システムを起動および実行したままで柔軟に調整できます。 オブジェクト表示ウィンドウ(特定のディスク グループを選択した上で「アクション(Actions)」>「ディスク表示(Disk View) 」、 「ボリューム表示(Volume View) 」または 「レイアウト表示(Layout View) 」)または「ボリュームとディスクのマッピング(Volume to Disk Mapping)」ウィンドウ(特定のディスク グループを選択した上で「アクション(Actions)」> 「ボリュームとディスクのマッピング(Disk/Volume Map)」)を使用して、ディスク グループのディスクのサブディスクやギャップを表示できます。「ディスク表示(Disk View) 」ウィンドウでは、サブディスクにポインタを置き、マウス ボタンを押しながらサブディスクを別の場所にドラッグして、サブディスクを移動できます。 サブディスクを右ウィンドウに表示するには、ツリー表示でそのボリュームをクリックし、右ウィンドウの「サブディスク(Subdisks)」タブをクリックします。該当ボリュームのサブディスクが表示されます。サブディスクの「プロパティ(Properties)」を表示させると、ボリュームのサブディスクの特性をさらに詳細に確認できます。
プログラムで移動先ディスクを割り当てる場合は、デフォルト値の「移動先のディスクを自動的に割り当てる(Auto assign destination disks)」にしておきます。 移動先ディスクを選択する場合は、「移動先のディスクを手動で割り当てる(Manually assign destinations disks)」をクリックします。 注: VxVM は、サブディスクの移動を開始する前にデータの状態を自動的にチェックします。データが縮退していても、サブディスクは移動できます。この場合、サブディスクを移動してから、ディスクを再活性化して縮退設定をクリアする必要があります。 ダイアログボックスに必要事項をすべて入力したら、「了解(OK)」をクリックします。
サブディスクの分割「サブディスクの分割(Subdisk Split)」コマンドを使用して、サブディスクを分割できます。サブディスクを分割すると、分割された 2 つのサブディスクは、同じディスクの同じセクションに配置されます。ここで、「サブディスクの移動(Subdisk Move)」コマンドを使用して、一方または両方のサブディスクを別のディスクへ移動できます。サブディスクを分割および移動して、ディスク領域を最大限に利用できます。分割されたサブディスクは、「サブディスクの結合(Subdisk Join)」コマンドで再結合できます。 オブジェクト表示ウィンドウ(特定のディスク グループを選択した上で「アクション(Actions)」>「ディスク表示(Disk View)」、 「ボリューム表示(Volume View)」または 「レイアウト表示(Layout View)」)、または「ボリュームとディスクのマッピング(Volume to Disk Mapping)」ウィンドウ(特定のディス クグループを選択した上で「アクション(Actions)」>「ボリュームとディスクのマッピング(Disk/Volume Map)」)を使用して、ディスク グループのサブディスクを表示できます。「レイアウトの表示(Layout View) 」ウィンドウ(特定のボリュームを選択して「アクション(Actions)」>「レイアウトの表示(Layout View)」)を使用すると、特定のボリュームのサブディスクを表示できます。
残りの領域が他方のサブディスクに割り当てられます。たとえば、元のサブディスクのサイズが 100 MB で、一方のサブディスクに 40 MB を割り当てると、他方のサブディスクのサイズは 60 MB になります。 しばらくすると、Volume Manager GUI の右ウィンドウに 2 つのサブディスクが表示されます。
サブディスクの結合「サブディスクの結合(Subdisk Join)」手順は、2 つ以上のサブディスクを結合して、1 つの大きなサブディスクを形成します。サブディスクは、同じボリュームに属し、同じディスクとミラーに隣接する領域を使用している場合にのみ結合できます。「サブディスクの分割(Subdisk Split)」コマンドによって 1 つのサブディスクを分割して作成された 2 つのサブディスクを再び結合できます。サブディスクを分割し、別のサブディスクに結合することはできません。また、ディスク上には 2 つのサブディスクを格納する十分な領域が必要です。 オブジェクト表示ウィンドウ(特定のディスク グループを選択した上で「アクション(Actions)」>「ディスク表示(Disk View)」、 「ボリューム表示(Volume View)」または 「レイアウト表示(Layout View)」)、または「ボリュームとディスクのマッピング(Volume to Disk Mapping)」ウィンドウ(特定のディスク グループを選択した上で「アクション(Actions)」>「ボリュームとディスクのマッピング(Disk/Volume Map)」)を使用して、ディスク グループのサブディスクを表示できます。「レイアウトの表示(Layout View)」ウィンドウ(特定のボリュームを選択して「アクション(Actions)」>「レイアウトの表示(Layout View)」)を使用すると、特定のボリュームのサブディスクを表示できます。
しばらくすると、Volume Manager GUI の右ウィンドウに 2 つのサブディスクが 1 つのサブディスクに置き換えられて表示されます。 ダイアログボックスに必要事項をすべて入力したら、「了解(OK)」をクリックします。
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