Volume Manager の「新しいファイル システム(New File System)」手順を使用して、ファイル システムを既存のボリュームに配置およびマウントを実行することができます。また必要に応じて、ファイル システム テーブル ファイルが更新されます。
既存のボリュームに新しいファイル システムを作成する方法
ファイル システムの種類 表示されたオプションからファイル システムのタイプを選択します。 作成オプション(Create Options) 割当て、ブロックおよび設定については、「 アロケーション ユニット サイズとブロック サイズ」を参照してください。 作成オプションの詳細を指定するには、「新しいファイル システムの詳細(New File System Details)」をクリックし、「ファイル システムの作成オプション(New File System Details)」ダイアログボックスで追加オプションを指定します(「 その他の作成オプション」を参照)。 圧縮を有効にする(Compress) プラットフォームでファイル圧縮がサポートされている場合は、「圧縮(Compress)」をオンにしてファイル システム上のファイルを圧縮できます。 マウント オプション(Mount Options) システムの起動時にファイル システムをマウントする場合は、ファイル システムのマウント ポイントを入力します。 マウント ポイントが存在せず、システムでマウント ポイントを作成する場合は、「マウント ポイントを作成する(Create mount point)」チェックボックスをオンにします。 必要に応じて、「読取り専用としてマウントする(Read only)」チェックボックスと「setuid ビットを反映させる(Honor setuid)」チェックボックスをオンにします。 システムの起動時に、システム テーブル ファイルの更新およびファイル システムのマウントを行うには、「ファイル システム テーブルに追加する(Add to file system table)」チェックボックスと「システム起動時にマウントする(Mount at boot)」チェックボックスをオンにします。 システムの起動時に、システム テーブル ファイルを更新し、ファイル システムはマウントしない場合は、「ファイル システム テーブルに追加する(Add to file system table)」チェックボックスをオンにし、「システム起動時にマウントする(Mount at boot)」チェックボックスをオフにします。 マウントの詳細を指定するには、「ファイル システム マウント オプションの詳細(Mount File System Details)」をクリックし、「ファイル システムのマウント オプション(Mount Details)」ダイアログボックスにあるチェックボックスと「その他のオプション(Extra Options)」エントリを使用して、オプションを追加指定します(「 その他のマウント オプション」を参照)。
ファイル システムの種類
表示されたオプションからファイル システムのタイプを選択します。
作成オプション(Create Options)
圧縮を有効にする(Compress)
マウント オプション(Mount Options)
ダイアログボックスに必要事項をすべて入力したら、「了解(OK)」をクリックします。
ファイル システム アロケーション ユニット サイズ ブロック サイズの値 ufs 512, 1024, 2048, 4096, 8192 4096, 8192 vxfs ブロック サイズと同値 1024, 2048, 4096, 8192 jfs、jfs2 512, 1024, 2048, 4096 512, 1024, 2048, 4096 ext2、ext3 1024, 2048, 4096 1024, 2048, 4096 hfs 1024, 2048, 4096, 8192, 16384, 65536 1024, 2048, 4096, 8192, 16384, 65536
ファイル システム
アロケーション ユニット サイズ
ブロック サイズの値
ufs
512, 1024, 2048, 4096, 8192
4096, 8192
vxfs
ブロック サイズと同値
1024, 2048, 4096, 8192
jfs、jfs2
512, 1024, 2048, 4096
ext2、ext3
1024, 2048, 4096
hfs
1024, 2048, 4096, 8192, 16384, 65536
オプション ファイル システム 説明 大規模サイズ(2 GB 以上)のファイルの作成を有効にする vxfs、jfs、fs2 ファイル システムに 2 GB 以上のファイルが含まれるか含まれないかを指定します。 ログ領域のサイズを指定する vxfs インテント ログ領域のサイズを指定します。
オプション
説明
大規模サイズ(2 GB 以上)のファイルの作成を有効にする
vxfs、jfs、fs2
ファイル システムに 2 GB 以上のファイルが含まれるか含まれないかを指定します。
ログ領域のサイズを指定する
インテント ログ領域のサイズを指定します。
オプション ファイル システム 説明 largefiles/nolargefiles vxfs、jfs、fs2 ファイル システムに 2 GB 以上のファイルが含まれるか含まれないかを指定します。 Quick I/O を無効にする(チェックボックス) vxfs ファイル システムに対する VERITAS Quick I/O for Databases オプションを有効または無効にします。 QuickLog デバイスを使用する(チェックボックス) vxfs ファイル システムで使用する VERITASQuickLog デバイスを指定します。使用するログ デバイス番号(1 〜 31)も選択できます。 クラスタ ノードにマウントする(チェックボックス)。このオプションは、オプションのクラスタ機能が使用可能の場合にのみ、「ファイル システムのマウント オプション(Mount File System Details)」ダイアログに表示されます。 vxfs ファイル システムを共有モードでマウントします。 マウントするノードを選択します。 log/delaylog/tmplog jfs、jfs2 ログを専門に管理します。システム障害の発生後もファイル システムの整合性を維持するには、ログを有効にする必要があります。 ファイルにアロケーションを実行する前にすべてのデータ エクステントをクリアする vxfs ファイルの割当ての前にすべてのデータの領域をクリアします。 ファイル システム キャッシュ ポリシー vxfs ファイル システム キャッシュ ポリシーを指定します。 ファイル システム キャッシュ ポリシーにtmpcache オプションを使用するとパフォーマンスが向上しますが、整合性が低下します。 アクセス タイム レコードを無効にする vxfs アクセス タイム レコードを無効にします。
largefiles/nolargefiles
Quick I/O を無効にする(チェックボックス)
ファイル システムに対する VERITAS Quick I/O for Databases オプションを有効または無効にします。
QuickLog デバイスを使用する(チェックボックス)
ファイル システムで使用する VERITASQuickLog デバイスを指定します。使用するログ デバイス番号(1 〜 31)も選択できます。
クラスタ ノードにマウントする(チェックボックス)。このオプションは、オプションのクラスタ機能が使用可能の場合にのみ、「ファイル システムのマウント オプション(Mount File System Details)」ダイアログに表示されます。
ファイル システムを共有モードでマウントします。
マウントするノードを選択します。
log/delaylog/tmplog
ログを専門に管理します。システム障害の発生後もファイル システムの整合性を維持するには、ログを有効にする必要があります。
ファイルにアロケーションを実行する前にすべてのデータ エクステントをクリアする
ファイルの割当ての前にすべてのデータの領域をクリアします。
ファイル システム キャッシュ ポリシー
ファイル システム キャッシュ ポリシーを指定します。
ファイル システム キャッシュ ポリシーにtmpcache オプションを使用するとパフォーマンスが向上しますが、整合性が低下します。
アクセス タイム レコードを無効にする
アクセス タイム レコードを無効にします。
注: 「新しいファイル システム(New File System)」操作を実行するには、ファイル システムの種類を指定する必要があります。 起動時にファイル システムをマウントする場合は、ファイル システムのマウント ポイントを指定する必要があります。 「ファイル システム テーブルに追加する(Add to file system table)」チェックボックスをオンにすると、ファイル システムがマウントされたときにファイル システム テーブルが自動的に更新されます。 マウント ポイントは、絶対パス名(/ で始まる)で指定する必要があります。