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一般的なトラブルシューティング

一般的なトラブルシューティングは、次のような内容です。

クライアント/サーバーの問題

ユーザーは、サーバーへの接続を許可されていません。(User is not authorized to connect to the server.)

このエラーは、次の理由で発生します。

  • ユーザー名が正しくありません。
  • パスワードが正しくありません。
  • ユーザーがマシンのアカウントを持っていません。
  • パスワードおよびグループ ファイルまたは NIS テーブルに、ユーザーのエントリがありません。
  • ユーザーが vrtsadm グループ エントリに登録されていません。
    • ユーザー名とパスワードを再入力します。同じエラーが表示される場合は、vrtsadm グループ エントリにユーザー名があり、該当するパスワードおよびグループ ファイルまたは NIS テーブルにユーザー名とパスワードが正しく入力されているかどうかをマシンの管理者に確認してください。

指定されたサーバーはありません。(There is no such server.)

指定されたホスト マシンは存在しないか、ドメイン ネーム システム(DNS)に登録されていません。

  • マシン名をチェックして、マシン名を再入力してください。

サーバーに接続できません。(Unable to connect to the server.)

管理対象のマシンで VEA システムが実行されていない可能性があります。

  • サーバーが動作していること、クライアントとサーバーが適切に設定されていることを確認してください。必要に応じて、VEA システムを再起動します。

クライアント/サーバー間のバージョンが一致していない可能性があります。(Possible client/server versions mismatch.)

VEA クライアントとサーバー間のバージョンに互換性がない可能性があります。

  • 次のコマンドを使用して、クライアントとサーバーのバージョンをチェックしてください。

  •     # vea -V
        # vxsvc -V
    必要に応じて、クライアントまたはサーバーをアップグレードします。

サーバーとの接続が切断されました。(Server connection lost.)

VEA サービスが停止しています。

  • サーバーを再起動してください。

サーバーに複数のアドレスがあるようです。(The server seems to have multiple addresses.)

サーバー(ホスト)が複数のアドレスで認識されている可能性があります。

  • サーバーのホスト名として、サーバーの IP アドレスの 1 つを指定します。

設定の変更

VxVM は動的であり、新しいオブジェクトや、システム上の既存のオブジェクトに対する変更を自動的に表示します。これらの変更や追加は通常、ただちに(または短時間のうちに) VEA に反映されます。

システムにオブジェクト(新規ディスクなど)を追加したにもかかわらず、そのオブジェクトが短時間のうちに VxVM に表示されない場合は、次のいずれかの方法で VxVM に新規オブジェクトを強制的にチェックさせることができます。

  1. システムのディスクを走査して(「アクション(Actions)」から「再走査(Rescan)」)、新しく接続されたハードウェアがすべて VxVM で認識されていることを確認します。
  2. システム構成データベースを更新します。

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