エンティティ

エンタープライズ Bean の「エンティティ」タブ付きパネル

「エンティティ」タブのあるパネルでは、エンティティ Bean の設定値を編集できます。

Bean 管理による持続性タイプ

Bean の持続性管理タイプが、Bean 管理による持続性の場合は、省略して「Defining Primary Key Class」のセクションに進んでください。

バージョン 2.0 コンテナ管理による持続性タイプ

持続性管理タイプが、バージョン 2.0 コンテナ管理の場合は、次の手順を実行します。

  1. 「持続するフィールド」領域で、コンテナがデータストアに保存するインスタンスフィールドの隣のボックスをチェックします。これらのフィールドは、プリミティブ型、直列化可能オブジェクト、リモート参照型のどれかでなければなりません。
  2. 「スキーマ名を抽象化」フィールドには、CMP エンティティ Bean の 名前を入力します。この名前は、「クエリを検索 / 選択」ボタンを選択することにより、 クエリー文で参照されます。これにより、「Finder/Select メソッド」ダイアログが表示されます。
  3. 「Finder/Select メソッド」ダイアログでは、コンテナ管理による持続性 2.0 を保持するエンティティ Bean の検索および選択メソッド用の EJB QL 文を指定できます。「クエリを検索 / 選択」ボタンをクリックします。
  4. Sun Java System Application Server 固有の実行時 CMP エンティティ Bean 設定を定義するには、「Sun 固有の CMP 設定」ボタンをクリックします。
  5. Bean の主キーフィールドクラスを定義します。

バージョン 1.1 コンテナ管理による持続性タイプ

持続性管理タイプが、バージョン 1.1 コンテナ管理の場合は、次の手順を実行します。

  1. 「持続するフィールド」領域で、コンテナがデータストアに保存するインスタンスフィールドの隣のボックスをチェックします。これらのフィールドは、プリミティブ型、直列化可能オブジェクト、リモート参照型のどれかでなければなりません。
  2. CMP 1.1 エンティティ Bean の場合、「Sun 固有のファインダクエリ」ダイアログで、コンテナ管理による持続性クエリーメソッド用の JDO クエリー言語 (QL) を入力できます。JDO-QL を使用すると、Bean プロバイダは、移植性の高い方法でクエリーメソッドのセマンティクスを指定できます。「Sun 固有のファインダクエリ」ボタンをクリックします。
  3. Sun Java System Application Server 8 固有の実行時 CMP エンティティ Bean 設定を定義するには、「Sun 固有の CMP 設定」ボタンをクリックします。
  4. Bean の主キークラスを定義します。

主キークラスの定義

エンティティ Bean の配備記述子内の主キークラスを指定できます。ほとんどの場合、主キークラスは文字列、整数、J2EE または J2EE 標準ライブラリに属するほかのクラスとなります。一部のエンティティ Bean については、ユーザー独自の主キークラスを定義する必要があります。たとえば、Bean が複合的な主キーを持つ場合、つまり、複数のフィールドで構成される主キーを持つ場合は、主キークラスを作成する必要があります。主キーはエンティティ Bean を一意に識別します。

主キーを指定するためのオプションは次のとおりです。

  1. 「既存のフィールドを選択」オプションを選択し、使用可能なフィールドリストからフィールドを選択します。
  2. 「既存のユーザー定義クラスを選択」オプションを選択し、エンティティ Bean の のクラスを選択します。たとえば、主キーフィールドに含まれるデータのタイプが String である場合、「java.lang.String」と入力します。
  3. 主キーフィールドが定義されていない場合は、「未知の主キークラス」オプションを選択します。
  4. 「主キークラス」フィールドには、エンティティ Bean の のクラスを入力します。たとえば、主キーフィールドに含まれるデータのタイプが String である場合、「主キークラス」フィールドに「java.lang.String」と入力します。
  5. 「主キーフィールド名」というラベルの付いたコンボボックスから変数名を選択します。
  6. エンティティ Bean を にする場合は、「再入可能」チェックボックスにチェックを付けます。エンティティ Bean がコールバックを必要としない場合は、 のデフォルト設定のままにします。
  7. この Bean とほかのエンティティ Bean との関係を定義するには、配備ツールのツリービュー (メインウィンドウの左側) で Bean の EJB JAR を選択し、「関係」タブを選択します。

EJB JAR ファイルのコンテナ管理による持続性プロパティを定義または編集するには、「CMP データベース (Sun 固有)」ボタンをクリックします。

関連項目:

関係

CMP データベース

Sun 固有の EJB 設定

Sun 固有のファインダ / 選択クエリ (CMP 1.1)

Sun 固有の Finder/Select メソッド (CMP 2.0)


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