JMS 接続ファクトリリソースの作成

JMS 接続ファクトリリソースを作成するには、次の手順に従います。

  1. ツリーコンポーネントで、「リソース」ノードを開き、次に「JMS リソース」ノードを開きます。
  2. 「接続ファクトリ」ノードを選択します。
  3. 「JMS 接続ファクトリ」ページで、「新規」をクリックします。「JMS 接続ファクトリを作成」ページが表示されます。
  4. 「JNDI 名」フィールドに、接続ファクトリの名前を入力します。次に例を示します。
  5. jms/ConnectionFactory1

    JMS リソースのネーミングサブコンテキストプレフィックス jms/ を使用することをお勧めします。

  6. 「タイプ」ドロップダウンリストから、javax.jms.ConnectionFactoryjavax.jms.QueueConnectionFactory、または javax.jms.TopicConnectionFactory を選択します。
  7. 実行時にリソースを有効にするには、「有効」チェックボックスにチェックマークを付けます。
  8. 「詳細」セクションで、接続ファクトリの属性として必要な値を変更します。これらの属性の詳細については、「コネクタ接続プールの編集」の表「コネクタ接続プールのプール設定」を参照してください。Application Server は、接続ファクトリを作成するコネクタ接続プールにこれらの属性を適用します。
  9. JMS 接続ファクトリリソースでは、トランザクションサポートの値を次のように指定します。

  10. 「追加プロパティ」領域で、アプリケーションに必要なプロパティの値を指定します。次の表には、使用可能なプロパティが一覧表示されています。

    表 29 JMS 接続ファクトリの追加プロパティ 

    プロパティ名

    説明

    ClientId

    永続的なサブスクライバが使用する接続ファクトリのクライアント ID を指定します。

    AddressList

    アプリケーションが通信するメッセージブローカインスタンスの名前 (およびオプションでポート番号) を指定します。リスト内の各アドレスは接続用のホスト名、およびオプションでホストポートと接続サービスを指定します。たとえば、可能な値には earthearth:7677 があります。メッセージブローカがデフォルト (7676) 以外のポートで実行している場合は、ポート番号を指定します。

    詳細については、『Sun Java System Message Queue 3 2004Q4 Developer's Guide for Java Clients』を参照してください。

    デフォルトは、ローカルホストおよびデフォルトポート番号 (7676) です。クライアントは、ローカルホストのポート 7676 のブローカへの接続を試行します。

    MessageServiceAddressList

    AddressList と同じです。このプロパティ名は廃止されました。代わりに AddressList を使用します。

    UserName

    接続ファクトリのユーザー名。

    デフォルトは guest

    Password

    接続ファクトリのパスワード。

    デフォルトは guest

    ReconnectEnabled

    有効 (値が true) な場合、接続が失われたときに、クライアントランタイムがメッセージサーバー (または AddressList で指定したアドレスのリスト) に再接続を試みるように指定します。

    デフォルトは false

    ReconnectAttempts

    クライアントランタイムがリストの次のアドレスを試行する前に、AddressList に指定した各アドレスへの接続 (または再接続) を試行する回数を指定します。値 -1 は、再試行回数が無制限であることを示します。クライアントランタイムは、接続が成功するまで最初のアドレスへの接続を試みます。

    デフォルトは 6

    ReconnectInterval

    再接続を試行する間隔をミリ秒単位で指定します。これは、AddressList で指定した各アドレスおよびリストの次のアドレスへの試行に適用されます。間隔が短すぎると、ブローカがリカバリする時間がなくなります。間隔が長すぎると、再接続が許容できない遅延を示す場合があります。

    デフォルトは 30000

    AddressListBehavior

    接続の試行を AddressList 属性で指定したアドレスの順序 (PRIORITY) で行うか、またはランダムな順序 (RANDOM) で行うかを指定します。

    PRIORITY は、再接続が常に AddressList に指定した最初のサーバーのアドレスへの接続を試行し、最初のブローカが利用できない場合にのみほかのアドレスを使用することを意味します。

    多数のクライアントが同じ接続ファクトリを使用して接続を試行する可能性がある場合は、すべてのクライアントが同じアドレスに接続しないように RANDOM を指定します。

    デフォルトは PRIORITY

    AddressListIterations

    接続の確立 (または再確立) のために、クライアントランタイムが AddressList を介して反復する回数を指定します。値 -1 は試行回数が無制限であることを示します。

    デフォルトは -1

  11. 「了解」をクリックして、接続ファクトリを保存します。

同機能を持つ asadmin コマンド: create-jms-resource

関連項目


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