HTTP リスナーの作成
HTTP リスナーを作成するには、次の手順に従います。
- ツリーコンポーネントで、「設定」ノードを開きます。
- 「HTTP サービス」ノードを開きます。
- 「HTTP リスナー」ノードを選択します。
- 「HTTP リスナー」ページで「新規」をクリックします。「HTTP リスナーを作成」ページが表示されます。
- 「名前」フィールドに、リスナーの名前を入力します。
- サーバーの再起動時にリスナーを有効化しないようにするには、「リスナー」フィールドの「有効」ボックスのチェックマークを外します。
- 単一ポート番号を使用して、サーバーのすべての IP アドレスを待機するようにリスナーを設定するときは、「ネットワークアドレス」に「0.0.0.0」を入力します。それ以外の場合は、サーバーの有効な IP アドレスを入力します。
- 「リスナーポート」フィールドには、ネットワークアドレス 0.0.0.0 を使用する場合は一意のポート番号を指定し、別の IP アドレスを使用する場合は任意のポート番号を指定します。
- 「デフォルト仮想サーバー」ドロップダウンリストから仮想サーバーを選択します。
- 「サーバー名」フィールドに、サーバーがクライアントに送信する URL で使用されるホスト名を入力します。サーバーがエイリアスを使っている場合、この名前はエイリアス名です。サーバーがエイリアスを使用していない場合は、このフィールドを空のまま残します。
- 「詳細」セクションでは、次の操作を任意で行います。
- 要求を別のポートにリダイレクトするには、「リダイレクトポート」フィールドに値を入力します。Application Server は、次の 2 つの条件が存在する場合、要求を自動的にリダイレクトします。
- アクセプタスレッドの数を変更します。
- 「Powered By」チェックボックスからチェックマークを外し、サーブレットが生成する HTTP 応答ヘッダー内に
X-Powered-By: Servlet/2.4
ヘッダーが含まれないようにします。
Java Servlet 2.4 仕様では、サーブレットが生成する応答にコンテナがこのヘッダーを追加できるように定義されています。同様に、JavaServer PagesTM (JSP 2.0 仕様では、JSP テクノロジを使用する応答にオプションとして X-Powered-By: JSP/2.0
ヘッダーを追加するように定義されています。Web アプリケーションでは、X-Powered-By: JSP/2.0
ヘッダーを含めることがデフォルトで有効化されています。これらのヘッダーの目的は、Web サイトの管理者がサーブレットと JSP テクノロジの使用に関する統計データを収集することです。
JSP ページの X-Powered-By
ヘッダーの有効化と無効化に関する詳細ついては、『Application Server Developer's Guide』の「Deployment Descriptor Files」の章を参照してください。このマニュアルへのリンクについては、「詳細情報」を参照してください。
本稼動環境では、X-Powered-By
ヘッダーの生成を省略し、使用されている技術が知られないようにすることができます。
- セキュアでないリスナーを作成するには、「了解」をクリックします。
このページの「SSL」セクションで、リスナーが SSL、TLS、あるいはこの両方のセキュリティを使用するように設定できます。
安全なリスナーを設定するには、次の手順を実行します。
- 「セキュリティ」フィールドの「有効」ボックスにチェックマークを付けます。
- サーバーへの認証をこのリスナーを使っている個々のクライアントに任せる場合は、「クライアント認証」フィールドの「有効」ボックスにチェックマークを付けます。
- 「証明書のニックネーム」フィールドに、既存サーバーの鍵ペアと証明書の名前を入力します。詳細については、「セキュリティ」の章を参照してください。
- SSL3/TLS セクションでは次の手順を実行します。
- リスナーで有効にするセキュリティプロトコルにチェックマークを付けます。SSL3 と TLS のどちらかに、あるいはこの両方にチェックマークを付けます。
- プロトコルが使用する暗号化方式にチェックマークを付けます。すべての暗号化方式を有効にするには、「サポートされるすべての暗号化方式群」にチェックマークを付けます。個別の暗号化方式を有効にすることもできます。
これにより、デフォルト仮想サーバーとして指定した仮想サーバーの「HTTP リスナー」フィールドにこのリスナーが表示されるようになります。
同機能を持つ asadmin
コマンドは次のとおりです。create-http-listener
、create-ssl
関連項目
著作権表示