JMS 物理送信先の作成

本稼動環境では、必ず物理送信先を作成する必要があります。ただし、開発およびテスト段階では、この手順は不要です。アプリケーションが最初に送信先リソースにアクセスすると、Message Queue は、送信先リソースの名前プロパティで指定した物理送信先を自動的に作成します。物理送信先は一時的なものなので、Message Queue の設定プロパティで指定した期限が切れると効力を失います。

JMS 物理送信先を作成するには、次の手順に従います。

  1. ツリーコンポーネントで、「設定」ノードを開き、次に「Java メッセージサービス」ノードを開きます。
  2. 「物理送信先」ノードを選択します。
  3. 「物理送信先」ページで、「新規」をクリックします。「物理転送先の作成」ページが表示されます。
  4. 「物理送信先名」フィールドに、送信先の名前 (PhysicalQueue など) を入力します。
  5. 「タイプ」ドロップダウンリストから、topic または queue を選択します。
  6. 「追加プロパティ」領域で、「プロパティを追加」をクリックしてプロパティを追加します。次の表に、現在使用可能な 1 つのプロパティを示します。

    表 31 JMS 物理送信先の追加プロパティ

    プロパティ名

    説明

    maxNumActiveConsumers

    キュー送信先からの負荷分散された配信でアクティブ化できるコンシューマの最大数。値 -1 は、この数が無制限であることを示します。デフォルトは 1 です (Platform Edition では、この値が 2 に限定される)。

  7. このプロパティの値を変更するか、またはほかの物理送信先プロパティを指定するには、install_dir/imq/bin/imqcmd コマンドを使用します。詳細については、『Sun Java System Message Queue 3 2005Q1 管理ガイド』を参照してください。

  8. 「了解」をクリックします。

「物理送信先」ページに、有効期限が切れ、配信不可能のメッセージをリダイレクするシステムの送信先 (mq.sys.dmq という名前のキュー) が表示されます。この送信先に対して、送信先リソース、コンシューマ、およびブラウザを作成できます。この送信先を削除したり、メッセージを送信したりすることはできません。

同機能を持つ asadmin コマンド: create-jmsdest

関連項目


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