セキュリティ

Enterprise Bean 編集ウィザードの「Configuration Options」ページで「セキュリティ」オプションを選択すると、「セキュリティ」ページがこのウィザードの一部として表示されます。

「セキュリティ」ページでは、この Bean から呼び出される、ほかのコンポーネントのメソッド実行に使用するセキュリティ ID を選択します。各ロール名が展開環境でアクセスする Bean のメソッドを指定することもできます。この Bean 内で isCallerInRole() メソッドを使用する場合は、そこで参照される名前を入力できます。また、任意で、使用されるコード化された名前と一致する展開環境のロール名を入力することもできます。

セキュリティ ID の指定

このエンタープライズ Bean がほかのコンポーネント上のメソッドを呼び出すときに使用するセキュリティ ID を選択します。

  1. このエンタープライズ Bean の呼び出し側の主体を、それが呼び出すほかの Bean に伝達する場合、「呼び出し側 ID を使用」を選択します。
  2. 呼び出し側の ID 以外のセキュリティ ID をほかの Bean に伝達する場合は、「指定したロールとして実行」を選択し、リストからロールを選択します。
  3. セキュリティ ID として使用するロールがリストに存在しない場合、「ロールを編集」をクリックします。「ロールを編集」ダイアログが表示され、リストにロールを追加できます。

セキュリティアクセス権の設定

「メソッドアクセス権」セクションで、各インタフェース内の各メソッドにセキュリティアクセス権を設定します。「メソッド」テーブルが更新され、ラジオボタンが選択された状態でインタフェース内のメソッドが「表示」列に表示されます。ローカルインタフェース内の各メソッドのメソッドアクセス権を設定する手順は次のとおりです。

  1. 「表示」列で「ローカル」のラジオボタンを選択します。テーブルが更新され、ローカルインタフェース内のメソッドが表示されます。インタフェースが定義されていない場合、インタフェースボタンをクリックすることはできません。
  2. 「可用性」列で、次のいずれかの値を選択します。

    「可用性」列で「選択されたロール」を選択した場合、ロール列のチェックボックスが有効になり、メソッドにアクセス可能なロールを選択できます。それ以外の場合、チェックボックスは使用不可です。

セキュリティロール参照をセキュリティロールにリンクする

「コード中で参照されるロール名」パネルに、コードで参照される を指定し、それと対応するロールリンクを指定します。セキュリティロール参照で定義されたセキュリティロールごとに、定義されたセキュリティロールへのリンクが存在する必要があります。下の「ロールリンク」列を使用して、各セキュリティロール参照をセキュリティロールにリンクします。「ロールリンク」の値は、既存のセキュリティロールのうちのどれかの名前である必要があります。たとえば、payroll というセキュリティロール参照を payroll-department という名前のセキュリティロールにリンクしなければならないことがあります。「ロールリンク」は、「ロール名」の値が「ロールリンク」の値と同じでも指定する必要があります。

  1. 「追加」をクリックして、セキュリティロール参照を宣言します。
  2. 「ロール名」列に、エンタープライズ Bean のコードで参照されるセキュリティロールの名前を入力します。たとえば、employee または payroll-department と入力します。
  3. ロール名にマッピングする「ロールリンク」の値をドロップダウンリストから選択します。これにより、「ロール名」列の名前がエンタープライズ Bean のコードで参照されている既存のロールとリンクします。使用するロールがリストに表示されない場合は、「ロールを編集」ボタンをクリックしてそのロールを追加します。

ロール名の編集

「ロール名」テーブルに入力された情報を編集するには、変更するセルを選択し、直接テーブルで値を編集します。

ロール名の削除

リストからロール名を削除するには、そのロール名を含む行を選択し、「削除」をクリックします。この削除を行うかどうかを尋ねる確認ダイアログが表示されます。


Copyright 1999-2003 Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved.