Web アプリケーションの配備
Web アプリケーションは、サーブレットや JSP ページなどのコンポーネントを含むアーカイブファイルの一種である WAR ファイルにパッケージされます。
Web アプリケーションを配備 (インストール) するには、次の手順に従います。
- ツリーコンポーネントで、「アプリケーション」ノードを開きます。
- 「Web アプリケーション」ノードを選択します。
- 「Web アプリケーション」ページで、「配備」をクリックします。
- 「配備」ページで、WAR ファイルを配備する場所を指定します。
サーバーマシンとは、アプリケーションサーバーのドメイン管理サーバーを実行しているホストです。クライアントマシンとは、ブラウザを介して管理コンソールを表示しているホストです。
- ファイルがクライアントマシンにある場合、またはクライアントマシンからアクセス可能な場合は、ラジオボタンをクリックして、Application Server にアップロードするパッケージファイルを指定します。
「ブラウズ」をクリックしてファイルを検索するか、またはファイルへの完全パスを入力します。
- ファイルがサーバーマシンにある場合、またはパッケージされていないアプリケーションを分割ディレクトリから配備する場合は、ラジオボタンをクリックして、サーバーからアクセス可能なパッケージファイルまたはディレクトリパスを指定します。
ファイルまたはディレクトリへの完全パス名を入力します。分割ディレクトリからの配備は高度な開発者用なので、本稼働環境ではお勧めできません。
- 「次へ」をクリックして「Web アプリケーションを配備」ページを表示します。
- 「Web アプリケーションを配備」ページで、アプリケーションの設定を指定します。
- 「アプリケーション名」フィールドで、ファイル名のプレフィックスであるデフォルト名を保持するか、または別の名前を入力します。ファイルのアップロードを選択した場合は、デフォルト名が表示されます。アプリケーション名は一意である必要があります。
- 「コンテキストルート」フィールドに、Web アプリケーションを識別する文字列を入力します。Web アプリケーションの URL では、コンテキストルートはポート番号の直後に続きます (
http://host:port/context-root/...
)。コンテキストルートがスラッシュで始まるようにしてください。たとえば次のようにします。/hello
- 「仮想サーバー」フィールドで、デフォルトの
server
を置き換えることができます。利用可能な仮想サーバーを表示するには、ツリーコンポーネントで「構成」->「HTTP サービス」->「仮想サーバー」を選択します。
- デフォルトでは、アプリケーションは配備すると同時に利用可能になります。配備後には利用できないようにアプリケーションを無効にする場合は、「無効」ラジオボタンをオンにします。
- アプリケーションがすでに配備されている場合は、「再配備」チェックボックスを選択して、再配備します。そうでない場合、エラーが表示されます。また、別のアプリケーション名を選択して、新しい名前で配備することもできます。
- 配備の前にファイルの構造やコンテンツを検証するには、「ベリファイア」チェックボックスにチェックマークを付けます。大きなアプリケーションの検証は時間がかかる可能性があります。ファイルの破壊や移行不能が想定される場合は検証を行ってください。
- JSP ページを事前にコンパイルするには、「JSP」チェックボックスにチェックマークを付けます。このチェックボックスを選択しない場合、JSP ページは最初のアクセスの実行時にコンパイルされます。コンパイルは時間がかかる可能性があるので、本稼働環境ではこのチェックボックスにチェックマークを付けてください。
- RMI スタブを生成するかどうかを選択します。
RMI スタブの生成を選択すると、静的 RMI-IIOP スタブが生成され、client.jar
に配置されます。
- 「了解」をクリックしてアプリケーションを配備します。
同機能を持つ asadmin
コマンド: deploy
関連項目
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