ライフサイクルモジュールの作成

ライフサイクルモジュールは、サーバーライフサイクルの 1 つまたは複数のイベントによって起動されると、タスクを実行します。このようなサーバーイベントには次のものがあります。

ライフサイクルモジュールは J2EE 仕様の一部ではなく、 Sun Java System Application Server の拡張です。

ライフサイクルモジュールを作成するには、次の手順に従います。

  1. ツリーコンポーネントで、「アプリケーション」ノードを開きます。
  2. 「ライフサイクルモジュール」ノードを選択します。
  3. 「ライフサイクルモジュール」ページで、「新規」をクリックします。
  4. 「ライフサイクルモジュールを作成」ページで、設定を指定します。
    1. 「名前」フィールドに、モジュールの機能を示す名前を入力します。
    2. 「クラス名」フィールドに、ライフサイクルモジュールのクラスファイルの完全修飾名を入力します。
    3. ライフサイクルを含む JAR ファイルがサーバーのクラスパスにある場合は、「クラスパス」フィールドを空白のままにしておきます。そうでない場合は、完全修飾パスを入力します。
    4. クラスパスを指定しない場合は、application_server_home/domains/domain/applications/lifecycle-module/module_name のクラスをアンパックする必要があります。クラスパスを指定する場合は、何もする必要はありません。

    5. 「読込み順序」フィールドに、100 以上でオペレーティングシステムの MAXINT 値未満の整数を入力します。
    6. この整数が、サーバーの起動時にライフサイクルモジュールがロードされる順番を決定します。モジュールに指定された数値が小さいほど、早く読み込まれます。

    7. サーバーを起動すると、すでに配備されたライフサイクルモジュールがロードされます。デフォルトでは、ロードが失敗した場合も、サーバーは起動操作を継続します。ロードが失敗したときにサーバーが起動しないようにするには、「読込み時の障害」チェックボックスにチェックマークを付けます。
    8. デフォルトでは、モジュールは配備すると同時に利用可能になります。配備後には利用できないようにモジュールを無効にする場合は、「無効」ラジオボタンをオンにします。
  5. 「了解」をクリックします。

同機能を持つ asadmin コマンド: create-lifecycle-module


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