セキュリティ設定の設定

管理コンソールの「セキュリティ」ページでは、システム全体のセキュリティ設定をさまざまに設定できます。

これらの設定を編集するには、次の手順に従います。

  1. ツリーコンポーネントで、「設定」ノードを開きます。
  2. 「セキュリティ」ノードを選択します。
  3. 「セキュリティ」ページが表示されます。

  4. 必要に応じて値を変更します。セキュリティの一般的なオプションについては、表 38 で説明します。

    表 38 一般的なセキュリティ設定 

    設定

    説明

    監査ログ

    選択すると監査ログが有効になります。有効な場合、サーバーは「監査モジュール」設定で指定されたすべての監査モジュールのロードおよび実行を行います。無効な場合、サーバーは監査モジュールにアクセスしません。デフォルトは無効です。

    デフォルトレルム

    サーバーが認証用に使用する有効な (デフォルト) レルム。アプリケーションは、配備記述子で異なるレルムを指定しないかぎり、このレルムを使用します。設定されているすべてのレルムがこのリストに表示されます。デフォルトの初期レルムは、file レルムです。

    匿名ロール

    デフォルトまたは匿名ロールの名前。匿名ロールはすべてのユーザーに割り当てられます。アプリケーションは、配備記述子でこのロールを使用して任意の人に承認を付与することができます。

    デフォルト主体

    デフォルトのユーザー名を指定します。サーバーは、主体が指定されない場合にこれを使用します。このフィールドに値を入力する場合は、「デフォルト主体のパスワード」フィールドに対応する値を入力します。

    この属性は通常のサーバー動作には不要です。

    デフォルト主体のパスワード

    「デフォルト主体」フィールドで指定したデフォルト主体のパスワード。

    この属性は通常のサーバー動作には不要です。

    JACC

    設定されている JACC プロバイダのクラス名。JACC プロバイダの追加については、「JACC プロバイダの作成」を参照してください。

    監査モジュール

    コンマで区切られている、監査モジュールプロバイダのクラスのリスト。ここで表示されるモジュールは事前に設定しておく必要があります。監査ログが有効な場合、この設定で監査モジュールが表示される必要があります。デフォルトで、サーバーは default という名前の監査モジュールを使用します。新しい監査モジュールの作成については、「監査モジュールの作成」を参照してください。

  5. 「追加プロパティ」セクションに、JVM (Java Virtual Machine) に渡すための追加プロパティを入力します。
  6. 有効なプロパティは、「デフォルトレルム」フィールドで選択したレルムのタイプによって異なります。有効なプロパティは、次の項目で説明されています。

  7. 「保存」を選択して変更を保存するか、または「デフォルトを読み込み」を選択してデフォルト値を復元します。

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