Application Server のメッセージセキュリティを有効にするには、最初に、特定のプロバイダがバインドされていない任意のアプリケーションに対して、サーバー側で使用されるデフォルトのプロバイダとクライアントサイドで使用されるデフォルトのプロバイダを指定します。メッセージセキュリティのデフォルトプロバイダを有効にした後で、クライアントが使用するプロバイダを有効にする必要があります。有効にしない場合、Application Server に要求が拒否されます。クライアントが使用するプロバイダを有効にする方法の詳細については、「クライアントアプリケーションのメッセージセキュリティの有効化」で説明されています。
Application Server のデフォルトクライアントおよびサーバープロバイダを有効にするには、次の手順に従います。
デフォルトでは、Application Server に対して、プロバイダの設定は何も選択されていません。サーバー側のプロバイダを特定するには、 ClientProvider
または ServerProvider
を選択します。このフィールドの設定をそのままにするか、または null オプションを選択することもできます。null オプションの選択は、サーバー側ではメッセージセキュリティプロバイダが何も呼び出されないことを意味します。
通常、このフィールドでは ServerProvider
を選択します。
デフォルトでは、Application Server に対して、プロバイダの設定は何も選択されていません。クライアントサイドのプロバイダを特定するには、 ClientProvider
または ServerProvider
を選択します。このフィールドの設定をそのままにするか、または null オプションを選択することもできます。null オプションの選択は、クライアントサイドではメッセージセキュリティプロバイダが何も呼び出されないことを意味します。
通常、このフィールドでは ClientProvider
を選択します。
同機能を持つ asadmin コマンドは次のとおりです。
asadmin set --user <admin-user> --port <admin-port>
server-config.security-service.message-security-config.SOAP.
default_provider=ServerProvider
asadmin set --user <admin-user> --port <admin-port>
server-config.security-service.message-security-config.SOAP.
default_client_provider=ClientProvider
関連項目