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スキーマ設定の「マッチングルール」タブ
「マッチングルール」タブには、ディレクトリで使用できるマッチングルールがすべて表示されます。テーブルには、作成したプラグインのマッチングルールが表示されます。標準のマッチングルールは編集できません。
マッチングルールとは、サーバーが検索処理中に文字列を比較する方法のガイドラインです。多言語検索では、サーバーが使用する必要がある照合順序および演算子をマッチングルールで規定します。たとえば、多言語検索のマッチングルールは、スペイン語の照合順序で「llama」以降にある属性値を検索するように、サーバーに命令します。
スキーマ検査: このタブの上部にある状態を表す行は、スキーマ検査が有効か無効かを示します。スキーマ検査が有効な場合、スキーマタブで定義されたオブジェクトクラスと属性の構文に準拠するエントリだけをディレクトリ全体に作成できます。デフォルトでは、スキーマ検査は有効です。
スキーマ検査を無効または有効にするには、右上のこのボタンを使用します。
名前: この列には、現在ディレクトリで利用可能なユーザー定義のマッチングルールと標準のマッチングルールすべてが一覧表示されます。マッチングルール名の列全体を表示するには、列見出しの右側のセパレータバーをドラッグして列幅を変更する必要があります。標準のマッチングルールは、次の構文に従って名前が付けられています。
AttributeSyntaxSearchType-Lang
AttributeSyntax は、このマッチングルールを適用できる属性のタイプです。SearchType は、このマッチングルールを適用できる検索のタイプです。Lang は、マッチングルールに関連付けられたロケールの略語コードです。
次に、名前のタイプの例を示します。
caseExactOrderingMatch-(Lang)
caseExactSubstringMatch-(Lang)
caseIgnoreOrderingMatch-(Lang)
caseIgnoreSubstringMatch-(Lang)
OID: マッチングルールのロケールのオブジェクト識別子が表示されます。ディレクトリがサポートする各ロケールには、照合順序 OID が関連付けられています。
構文: マッチングルールのロケールの構文が表示されます。マッチングルールの構文は、ディレクトリサーバーの設定として定義され、ディレクトリ内部で使用されます。
説明: 2 文字から成るロケールの言語タグが表示されます。言語の地域差を区別する必要がある場合は、言語タグに国コードが含まれる場合もあります。国コードは、2 文字の大文字から成る文字列 (ISO 規格 3166 による定義) です。言語コードと国コードはハイフン (-) で区切られます。たとえば、イギリス英語のロケールを特定する言語タグは en-GB です。
関連項目
『Sun Java(TM) System Directory Server Reference Manual』の付録 C「Directory Internationalization」