ストレージトレイの取り付け
$DEV_NAME $FRU_NAME が選択されています。
この保守作業の準備として、次のことを行います。
注: 新しい構成の場合は、予約機能が使用できないまたは必要でない場合があります。
保守作業の説明を入力します (ストレージトレイの追加、など) 。
プルダウンメニューから保守作業の見積り所要時間を選択します。
「予約」ボタンを選択します。
a) ログインしている他のユーザーには、この保守作業が進行中であることが通知されます。
ストレージトレイの設置の準備
作業員 2 名で、輸送用コンテナから新しいトレイを取り出します。
EMI ガスケットからバッキングストリップを取り外し、トレイのドライブベゼルのすぐ後ろに当てます。
注: これは、キャビネット設置にのみ該当します。
キャビネットの正面に立ち、適切な枚数のフィラーパネルを取り外して、新しいトレイを収容できるようにします。
トレイをキャビネットに追加するのでない場合は、「アレイモジュールのトレイ ID の設定」に進みます。
Sun 拡張/Sun Fire/Sun 900/1000 キャビネットへのレールの取り付け
各サイドレールについて、プラスのねじ回し (Phillips の 2 番) を使用して、レールのネジを緩め、キャビネットの中に収まるようにレールを調整します。
各レールについて、キャビネットにレールを差し込み、正面に 2 本の 8-32 ネジを挿入します。
各レールについて、レール下部の取り付け穴に 4 本の 8-32 ネジを挿入します。
すべてのネジを締めます。
プラスのねじ回し (Phillips の 2 番) を使用して、2 本のネジを外し、延長レールを取り外します。
両方のレールについて、正面および背面の取り付け穴に 2 本の 10-32 ネジを挿入します。
a) ネジ穴位置の図を表示します。
レールの 2 つの細長い穴が、直前の手順で取り付けたネジに被さるようにレールを差し込みます。
各レールについて、レールの細長い穴のすぐ下の穴に 2 本の 10-32 ネジを挿入します。
すべてのネジを締めます。
キャビネット内の各延長レールについて、プラスのねじ回し (Phillips の 2 番) を使用して、延長レールの 2 本のネジを緩め、レールを調整できるようにします。
キャビネットにレールを差し込み、キャビネット正面にあるマークに位置を合わせます。
2 本の M6 ネジを使用して、各レールをキャビネット正面に固定します。
各レールについて、キャビネットの背面に回って、キャビネットに収まるようにレールの長さを調整します。
2 本の M6 ネジを使用して、各レールをキャビネット背面に固定します。
調整用ネジを締めます。
すべてのネジを締めます。
キャビネットへのストレージトレイの搭載
注: FC 拡張トレイはすべての FC ディスクドライブを含んでいる必要があり、また SATA 拡張トレイはすべての SATA ディスクドライブを含んでいる必要があります。
トレイの正面に回って、左右のエンドキャップを取り外し、ネジ取り付け穴を表に出します。
作業員 2 名でトレイをゆっくりと持ち上げ、キャビネットに差し込みます。
Sun 拡張キャビネットまたは Sun Fire キャビネットの場合は、トレイの固定にプラスのねじ回し (Phillips の 2 番) と 4 本の 8-32 ネジを使用します。Sun 900/1000 キャビネットの場合は、トレイモジュールの固定にプラスのねじ回し (Phillips の 3 番) と 4 本の 10-32 ネジを使用します。
エンドキャップを元どおりに取り付けて、正面の取り付けネジを覆います。
キャビネットの背面に回って、2 本の 8-32 (レール 1 つに 1 本) を挿入して締め、アレイモジュール背面を固定します。
ストレージトレイ ID の設定
キャビネット背面に回って、2 つの電源装置の間にあるトレイ ID スイッチを確認します。
FC 拡張ケーブルによるストレージトレイの接続
注: この手順は、コントローラトレイを追加しただけの場合は必要ありません。
ここでは、FC 拡張ケーブル (銅線) の取り付け例を 4 通り示します。
コントローラトレイの背面にあるコントローラ「A」とコントローラ「B」拡張ポートを確認します。
a) 拡張トレイの背面にある FC-AL ポート (入力および出力) を確認します。
コントローラトレイ 0 のコントローラ「A」の拡張ポートと、拡張トレイ 1 の IOM 「A」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
a) コントローラトレイ 0 のコントローラ「B」の拡張ポートと、拡張トレイ 1 の IOM 「B」のポート 2 とを FC ケーブルで接続します。
コントローラトレイの背面にあるコントローラ「A」とコントローラ「B」拡張ポートを確認します。
a) 拡張トレイの背面にある FC-AL ポート (入力および出力) を確認します。
コントローラトレイ 0 のコントローラ「A」の拡張ポートと、拡張トレイ 1 の IOM 「A」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
a) 拡張トレイ 1 の IOM 「A」の拡張ポート 2 と、拡張トレイ 2 の IOM「A」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
b) コントローラトレイ 0 のコントローラ「B」の拡張ポートと、拡張トレイ 2 の IOM 「B」のポート 2 とを FC ケーブルで接続します。
c) 拡張トレイ 1 の IOM 「B」の拡張ポート 2 と、拡張トレイ 2 の IOM「B」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
コントローラトレイの背面にあるコントローラ「A」とコントローラ「B」拡張ポートを確認します。
a) 拡張トレイの背面にある FC-AL ポート (入力および出力) を確認します。
コントローラトレイ 0 のコントローラ「A」の拡張ポートと、拡張トレイ 1 の IOM 「A」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
a) 拡張トレイ 1 の IOM 「A」の拡張ポート 2 と、拡張トレイ 2 の IOM「A」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
b) 拡張トレイ 2 の IOM 「A」の拡張ポート 2 と、拡張トレイ 3 の IOM「A」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
c) コントローラトレイ 0 のコントローラ「B」の拡張ポートと、拡張トレイ 3 の IOM 「B」のポート 2 とを FC ケーブルで接続します。
d) 拡張トレイ 1 の IOM 「B」の拡張ポート 2 と、拡張トレイ 2 の IOM「B」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
e) 拡張トレイ 2 の IOM 「B」の拡張ポート 2 と、拡張トレイ 3 の IOM「B」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
コントローラトレイの背面にあるコントローラ「A」とコントローラ「B」拡張ポートを確認します。
a) 拡張トレイの背面にある FC-AL ポート (入力および出力) を確認します。
コントローラトレイ 0 のコントローラ「A」の拡張ポートと、拡張トレイ 1 の IOM 「A」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
a) 拡張トレイ 1 の IOM 「A」の拡張ポート 2 と、拡張トレイ 2 の IOM「A」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
b) 拡張トレイ 2 の IOM 「A」の拡張ポート 2 と、拡張トレイ 3 の IOM「A」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
c) 続けて、次の拡張トレイの IOM 「A」の拡張ポート 2 と、そのすぐ上の拡張トレイの IOM「A」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。 拡張トレイ 7 の接続を完了するまで、この作業を繰り返します。
d) コントローラトレイ 0 のコントローラ「B」の拡張ポートと、拡張トレイ 7 の IOM 「B」のポート 2 とを FC ケーブルで接続します。
e) 拡張トレイ 2 の IOM 「B」の拡張ポート 1 と、拡張トレイ 2 の IOM「B」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
f) 拡張トレイ 2 の IOM 「B」の拡張ポート 2 と、拡張トレイ 3 の IOM「B」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。
g) 続けて、次の拡張トレイの IOM 「B」の拡張ポート 2 と、そのすぐ上の拡張トレイの IOM「B」のポート 1 とを FC ケーブルで接続します。 拡張トレイ 7 の接続を完了するまで、この作業を繰り返します。
Ethernet ケーブルの接続
コントローラトレイの背面に回って、コントローラ「A」および「B」の Ethernet コネクタポートを確認します。
それぞれのコントローラに Ethernet ケーブルを接続します。
ケーブルのもう一方の端をサイトの LAN に接続します。
Host ケーブルの接続
コントローラトレイの背面に回って、コントローラ「A」および「B」の Host 1 および Host 2 コネクタポートを確認します。
それぞれのコントローラにホスト FC ケーブルを接続します。
ケーブルのもう一方の端を適切なスイッチまたはサーバーに接続します。
新しい構成での電源投入
電源を投入する前に、新しいコントローラ用に DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) サーバーが設定されていることを確認してください。 この設定には、コントローラカードまたは入出力モジュール用の対応する MAC アドレスが必要です。
新しいトレイの両方の電源装置に電源ケーブルを接続します。
まず、拡張トレイの電源装置のスイッチを「オン」にし、次にコントローラトレイの電源装置のスイッチを「オン」にします。
すべてのトレイが準備完了するまでに数分の時間がかかります。緑色の LED だけが点灯していればトレイは準備完了の状態です。
資産の更新
資産を更新するために、新しいコントローラトレイを検出する必要があります。
a) 新しいトレイを検出します。
b) 「検出」ウィンドウで、「IP リスト」入力ボックスに新しいアレイモジュールの IP アドレスを入力します。
c) 「検出を開始」ボタンを選択して、検出を実行します。
検出が完了したら、エージェントを実行する必要があります。
a) エージェントを実行します。
b) 「エージェントのサマリー」ウィンドウで、新しいトレイが接続されている適切なホストのチェックボックスを選択します。
c) 「エージェントを実行」ボタンを選択して、エージェントを実行します。
エージェントが実行されたら、「デバイスの詳細」(アレイモジュール) で、そのすべての FRU について 「状態」が「使用可能」、「ステータス」が「OK」であることを確認します。
b) 「デバイス」ウィンドウで、「名前」列の下から新しいアレイモジュールの名前を選択します。
c) 「デバイスの詳細」ウィンドウで、画面の左上にある FRU へのリンクを選択するか、「FRU」セクションまで下方向にスクロールします。
d) 「FRU」の左の列から FRU タイプを選択し、「状態」が「使用可能」、「ステータス」が「OK」であることを確認します。
a) 「予約解除」ボタンを選択します。
これで、新しいストレージがお客様に引き渡せる状態になりました。