監視ソフトウェアの仕組み

Sun Storage Automated Diagnostic Environment Enterprise Edition は、Sun のストレージ製品、Sun のサポートするスイッチ、および Sun の仮想化製品の監視と診断に使用する分散アプリケーションです。このソフトウェアの主な機能は、次のとおりです。

ソフトウェアには、サポートされるデバイスにアクセスできるサーバーにインストールしたエージェントが必要です。帯域外 (Ethenet) 接続を使用して監視されるデバイスに関して、ホストバスアダプタ (HBA)、パス、およびボリュームに関する情報を追加する一部のデバイスには、帯域内 (ファイバチャネル (FC) または SCSI (Small Computer System Interface)) ホストにエージェントのインストールが必要です。Sun Storage Automated Diagnostic Environment サーバーパッケージは、ホストに cron エントリを追加します。このエントリは、デバイスの定期的な検索を行うために使用します。Hypertext Transfer Protocol (HTTP) または Secure HTTP アプリケーションサービスも、インストール中に追加されます。

エージェントは、設定した間隔でアクティブ化され、デバイスを検索し、ログファイルを監視します。構成ファイルには、インストールされたエージェントが監視するデバイスの資産が保持されます。それらのエージェントの 1 つがマスターエージェントです。その他すべてのエージェントは、スレーブエージェントで、イベントとアラームを通じて検出結果をマスターエージェントにレポートし、マスターエージェントがその後の処理を引き継ぎます。イベントは、予想される原因や推奨する対処法などコンテンツと共に生成され、問題のある単一の現場交換可能ユニット (FRU) を割り出すのに役立ちます。

Sun Storage Automated Diagnostic Environment ユーザーインタフェースは Sun Web Console によって提供され、https://<hostname>:6789 のセキュリティーで保護されたポートを通じてアクセスできます。

関連項目