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セッションサービス属性
セッションサービス属性にはグローバル属性とダイナミック属性があります。グローバル属性に適用される値は Access Manager 設定全体に適用され、設定済みのすべての組織に継承されます。グローバル属性の目的は Access Manager アプリケーションのカスタマイズなので、ロールまたは組織に直接適用することはできません。
ダイナミック属性に適用される値は、ロールまたは組織に適用されます。ロールがユーザーに適用されると、またはユーザーが組織に割り当てられると、これらの属性はデフォルトでユーザーに継承されます。デフォルトセッションの値は、サービス設定で Access Manager のすべての登録組織に対して設定されます。これらの値は、セッションサービスを特定の組織に登録し、テンプレートを作成して、デフォルト値以外の値を入力することによって、個々の組織に対して異なる設定にすることができます。
セカンダリ設定インスタンス
「セカンダリ設定インスタンス」インタフェースでは、Access Manager セッションのフェイルオーバーに参加するために、複数のセカンダリインスタンスを作成できます。このインタフェースにアクセスするには、「新規」ボタンをクリックします。
インスタンス名
このフィールドには、セカンダリインスタンスの名前を定義します。
セッションストアユーザー
このフィールドには、セッションデータの取得と格納に使用するデータベースユーザーを定義します。
セッションストアパスワード
このフィールドには、セッションストアに定義したデータベースユーザーのパスワードを定義します。
セッションストアパスワード (確認)
パスワードを確認します。
セッションクラスタサーバーリスト
この属性には、このセッションフェイルオーバークラスタに参加する Access Manager サーバーインスタンスの一意の識別子 (2 バイトの値、プラットフォームサービスの「サーバーリスト」の項目に対応) を指定します。
最大待ち時間
このフィールドには、スレッドが JDBC 接続オブジェクトを取得するときの最大待ち時間を定義します。ミリ秒単位で指定します。
JDBC ドライバ実装クラス
このフィールドには、JDBC 接続プールの設定に使用するリポジトリ依存ファクトリクラスの名前を指定します。Access Manager には HADB および Oracle の実装が用意されています。
JDBC URL
このフィールドには JDBC の URL を指定します。
最小プールサイズ
この属性には、接続プールに作成される JDBC 接続の最小数を定義します。
最大プールサイズ
この属性には、接続プールに作成される JDBC 接続の最大数を定義します。
グローバル属性
グローバル属性は次のとおりです。
検索結果の最大数
この属性はセッション検索で返される結果の最大数を指定します。デフォルト値は 120 です。
検索のタイムアウト (秒)
この属性はセッション検索が終了するまでの最大時間を定義します。デフォルト値は 5 秒です。
ダイナミック属性
ダイナミック属性は次のとおりです。
最大セッション時間 (分)
この属性は、セッションが期限切れになるまでの最大時間を分単位で表す値を指定します。期限が切れると、ユーザーはアクセスするために再度認証を受ける必要があります。有効な値は 1 以上です。デフォルト値は 120 です。セキュリティと利便性の要求のバランスをとるためには、最大セッション時間の間隔にはより大きい値を設定し、最大アイドル時間の間隔には比較的小さい値を設定してください。最大セッション時間は、セッションの有効期間を制限します。設定値よりも延長されることはありません。
最大アイドル時間 (分)
この属性は、セッションが期限切れになるまでのアクティビティのない最大時間に等しい値 (分単位) を指定します。期限が切れると、ユーザーはアクセスするために再度認証を受ける必要があります。有効な値は 1 以上です。デフォルト値は 30 です。セキュリティと利便性の要求のバランスをとるためには、最大セッション時間の間隔にはより大きい値を設定し、最大アイドル時間の間隔には比較的小さい値を設定してください。
最大キャッシュ時間 (分)
この属性は、クライアントが Access Manager と通信してキャッシュされたセッション情報を更新するまでの最大間隔に等しい値 (分単位) を指定します。有効な値は 0 以上です。デフォルト値は 3 です。最大キャッシュ時間は、常に最大アイドル時間よりも短くすることをお勧めします。
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