Sun Java(TM) System Directory Server オンラインヘルプ |
「詳細レプリカ設定」ダイアログボックス
このダイアログボックスでは、このレプリカのコンシューマロール用に、バインド DN と追加リフェラルを設定します。
これらの設定は、MMR (マルチマスターレプリケーション) に関与していないマスターレプリカには影響しません。
「バインド DN」タブ
「バインド DN」タブには、サプライヤがこのレプリカに更新を送信するときに使用できるレプリケーションマネージャエントリの DN がすべて表示されます。デフォルトでは、次のエントリだけが表示されます。
cn=replication manager, cn=replication, cn=config
追加: このボタンをクリックすると、補助ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスでは、追加するレプリケーションマネージャの DN を入力するか、「参照」ボタンをクリックしてサーバーのディレクトリツリーのエントリを選択します。
削除: リストから DN を削除するには、DN を選択し、このボタンをクリックします。誤って別の DN を削除した場合は、もう一度追加するだけで元に戻すことができます。
「オプション」タブ
このタブには、レプリカの動作を変更する詳細な設定が含まれています。これらの設定を変更するのは、結果がわかっている場合だけにしてください。
追加リフェラル: デフォルトでは、コンシューマレプリカはクライアントから変更要求を受け取ると、認識しているすべてのマスターにリフェラルを返します。このリストには、デフォルト以外のクライアントに返すリフェラルの URL も表示されます。
追加: 追加リフェラルの LDAP URL を作成する補助ダイアログボックスを表示するには、このボタンをクリックします。
削除: リストからリフェラルの URL を削除するには、URL を選択し、このボタンをクリックします。
レプリケーションにより自動的に作成されたリフェラルを上書き: このレプリカへの変更要求に対して追加リフェラルだけを返す場合は、このチェックボックスを選択します。たとえば、前述のボタンで定義した SSL リフェラルだけを返すには、このチェックボックスを選択します。
パージ遅延: コンシューマサーバーは、レプリカの内容の更新状態に関する内部情報を格納する必要があります。パージ遅延には、この情報の保管期間を指定します。パージ遅延は、コンシューマとマスターとの間のレプリケーションを中断した場合に、どの程度の期間であればレプリケーションを正常に回復できるかを示しています。値のフィールドと単位を設定するか、「無制限」を選択してレプリケーション情報の保管期間を無制限にします。たいていの場合、デフォルト値の 7 日で十分です。
関連項目
『Sun Java(TM) System Directory Server 管理ガイド』の第 8 章の「コンシューマの詳細な設定」