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Sun ONE Web Server 6.1 管理者ガイド

「Cluster Management」タブ


クラスタは、Sun ONE サーバーをグループにまとめたもので、1 台の Sun ONE 管理サーバーから管理することができます。1 つのクラスタの中では、すべてのサーバーが同じタイプ (UNIX または Windows) でなければなりません。管理サーバーでは、Sun ONE サーバーの各タイプのクラスタを格納することができます。

クラスタの機能を使用すると、クラスタに含まれるすべての Sun ONE サーバーは、1台の中央管理サーバーによって管理できます。サーバーは、ネットワーク内の任意のシステムにインストールできますが、中央管理サーバーは、クラスタを構成するすべての管理サーバーにアクセスできることが必要です。

「Cluster Management」タブには、次のページがあります。


「Cluster Control」ページ

「Cluster Control」ページから、リモートサーバーを設定することができます。ほとんどの Sun ONE サーバーは、このページの対応するボタンをクリックして起動、停止、および再起動の処理ができるようになります。詳細は、「Controlling Server Clusters」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Check Servers to Control: ここでは、リストにあるサーバーの中から任意のサーバーを選択したり、クラスタに含まれるすべてのサーバーを選択したり、また、選択をリセットしてすべてのサーバーを選択解除したりすることができます。

Start, Stop or Restart: 指定したリモートサーバーの動作をドロップダウンリストから選択し、「OK」をクリックします。

View Access, View Error: 指定したリモートサーバーの動作をドロップダウンリストから選択し、表示する行数を入力し、「OK」をクリックします。

Transfer: 指定した設定ファイルの情報を、指定したサーバーから転送します。設定ファイルのドロップダウンリストから、次のいずれかのファイルを選択します。

次に、サーバー名のドロップダウンリストから、設定ファイルが格納されているサーバーを選択し、「Transfer」をクリックします。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。


「Add Server」ページ

「Add Server」ページから、複数のリモートサーバーをクラスタに追加することができます。同じ管理ユーザー名とパスワードを持つサーバーだけがクラスタに追加できます。

追加する管理サーバーが複数のサーバーを管理対象としている場合、いったん管理対象のサーバーをすべてクラスタに追加する必要があります (個々のサーバーはあとから削除することができる)。ただし、リモート管理サーバーがクラスタを構成している場合、このリモートクラスタの中のサーバーは追加されません。詳細は、「Adding a Server to a Cluster」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Admin Server Protocol: リモート管理サーバーとの通信に使用する、次のいずれかのプロトコルを選択します。

Admin Server Hostname: リモート管理サーバーのホスト名を指定します。DNS がホスト名を解決できない場合、完全修飾ホスト名とドメイン名を入力します (例: www.sun.com)。

Admin Server Port: リモート管理サーバーのポート番号を指定します。

Admin User Name: リモート管理サーバーの管理者のユーザー名を指定します。

Admin Password: リモート管理サーバーの管理者のパスワードを指定します。

マスター管理サーバーは、リモートサーバーへの接続を試みます。接続が成功すると、リモート管理サーバーで管理されているすべてのサーバーのサーバー識別子が画面に表示されます。複数のサーバーの間で、同じ識別子を使用する異なるシステムが存在する場合、システムのサーバー識別子のほかにホスト名が表示されます。両方のシステムが同一のサーバー識別子と同一のホスト名を持っている場合は、さらにポート番号が表示されます。また、クラスタの中に不要なサーバーがある場合、そのサーバーを個別に削除できます。

OK: エントリを保存します。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。


「Modify Server」ページ

「Modify Server」オプションは、スレーブサーバー上で、スレーブ管理ポート情報が変更されたあと、その情報を更新するときだけに使用します。クラスタ内のリモート管理サーバーのポート番号を変更したときは、そのクラスタに格納されている管理サーバーの情報も変更する必要があります。スレーブ管理サーバーに対するその他の変更の場合は、一旦そのサーバーを削除し、変更が終わったら、元のようにクラスタに追加する必要があります。詳細は、「Modifying Server Information」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Check Servers to be Modified: 変更したいサーバーを選択することができます。選択したサーバーと同じタイプのサーバーがすべて、一意のサーバー識別子で表示されます。

Admin Server Protocol: リモート管理サーバーとの通信に使用する、次のいずれかのプロトコルを選択します。

Admin Server Hostname: リモート管理サーバーのホスト名を指定します。DNS がホスト名を解決できない場合、完全修飾ホスト名とドメイン名を入力します (例: www.mozilla.com)。

Admin Server Port: リモート管理サーバーのポート番号を指定します。

OK: エントリを保存します。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。


「Remove Server」ページ

「Remove Server」ページでは、サーバーをクラスタから削除することができます。削除したサーバーには、削除したサーバーを直接管理している管理サーバーからはアクセスできますが、クラスタからはアクセスできなくなります。詳細は、「Removing Servers from a Cluster」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Check Servers To Be Removed: ここでは、リストにあるサーバーの中から任意のサーバーを選択したり、クラスタのすべてのサーバーを選択したり、また、選択をリセットしてすべてのサーバーの選択を解除したりすることができます。

OK: エントリを保存します。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。


「Add Variables」ページ

変数は、クラスタ内のサーバーに複数の異なる値を設定する必要がある場合に使用されます。変数の値は、異なるポート番号を使用するスレーブを定義するためのマクロであったり、異なる shlib パスを定義するためのプラグインであったりします。変数が定義されると、管理サーバーは独立して稼動することができなくなります。詳細は、「Adding Variables」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Variables for: 変数を変更するサーバーを、ドロップダウンリストから選択できます。

Option: ドロップダウンリストから、「Add」を選択できます。

Name: 追加する変数のファイル名を入力できます。たとえば、「Port」と入力できます。

Value: 追加する変数の値を指定することができます。「Port」変数を追加する場合、その値はポート番号となります。

OK: エントリを保存します。

Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。



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