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Sun ONE Web Server 6.1 管理者ガイド

「Virtual Servers」タブ


「Virtual Servers」タブでは、仮想サーバーの管理および作成や、仮想サーバーの基本的なプロパティの編集を行うことができます。「Virtual Servers」タブには、次のページがあります。


「Manage Virtual Servers」ページ

「Manage Virtual Servers」ページでは、仮想サーバーマネージャにアクセスし、仮想サーバーを個別に管理できます。このページには、クラスのすべての仮想サーバーがツリー表示されます。

次の各要素が表示されます。

Select a Virtual Server: そのクラス内のすべての仮想サーバーを一覧表示します。仮想サーバーマネージャにアクセスし、仮想サーバーを個別に管理するには、ドロップダウンリストから仮想サーバーを選択し、「Manage」をクリックします。

Tree View of the Class: ページのこの部分には、クラスに含まれるすべての仮想サーバーが表示されます。次の点に注意してください。

Help: オンラインヘルプを表示します。


「Add Virtual Server」ページ

「Create Virtual Server」ページでは、仮想サーバーを作成できます。仮想サーバーについては、「Virtual Servers」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Name: 仮想サーバーの一意の名前を指定します。名前は英数字にする必要がありますが、ピリオド (.)、ダッシュ (-)、および 下線 (_) は使用できます。

Connections: 仮想サーバーに関連付ける接続を選択します。複数選択することができます。接続は、待機ソケット、IP アドレス、および仮想サーバーが待機するポートを制御します。

Urlhosts: 仮想サーバーの URL ホストを指定します。複数の URL ホストを、空白文字で区切って入力できます。

OK: エントリを保存します。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。


「Edit Virtual Servers」ページ

「Virtual Servers」ぺージでは、すべての仮想サーバーを表示し、それらのプロパティを編集できます。仮想サーバーについては、「Virtual Servers」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Option: ドロップダウンリストを使用して、仮想サーバーを編集または削除します。サーバーインスタンスのデフォルトの仮想サーバーを削除することはできません。

ID: そのクラス内のすべての仮想サーバーを一覧表示します。

State: 仮想サーバーが「On」 (要求に応答できる)、「Off」、または「Disabled」のどの状態であるかを示します。ドロップダウンリストから状態を選択します。「Disabled」は、単なる保守上の理由ではなく、深刻な理由でサーバーがオフになっていることを意味します。

これは仮想サーバーの状態であり、サーバーインスタンスのオンまたはオフとは関係ありません。このページで仮想サーバーの状態がオンと表示されている場合、サーバーインスタンスもオンのときだけ、その仮想サーバーは要求を受け付けることができます。デフォルトのサーバーインスタンスのデフォルトの仮想サーバーについても同じことがいえます。つまり、サーバーインスタンスがオフであれば、デフォルトの仮想サーバーがまだオンの状態のままであっても、接続の受け入れができなくなります。

サーバーインスタンスのデフォルトの仮想サーバーは、「Off」にしたり、「Disabled」にすることはできません。

Connections: このインスタンスの各仮想サーバー用に選択できる接続を表示します。

Urlhosts: 仮想サーバーの URL ホストを編集します。

OK: 変更を保存します。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。


「MIME Settings」ページ

「Select MIME Types for the Virtual Servers」ページでは、仮想サーバーで使用する MIME タイプファイルを選択できます。MIME タイプについては、「Choosing MIME Types」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

ID: そのクラス内のすべての仮想サーバーを一覧表示します。

MIME Type: 仮想サーバーで使用する MIME タイプファイルをドロップダウンリストから選択します。MIME タイプファイルによって、ファイル拡張子がファイルタイプにマップされます。ドロップダウンリストには、サーバーで使用できる MIME タイプファイルが表示されます。新規タイプの追加については、「「Mime Types」ページ」を参照してください。

OK: 変更を保存します。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。


「ACL Settings」ページ

「ACL Settings for Virtual Servers」ページでは、1 つまたは複数の ACL ファイルを仮想サーバーに関連付けることができます。アクセスの制御について詳細は、「Controlling Access for Virtual Servers」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Option: ドロップダウンリストを使用して、Web サーバーと ACL ファイルの間の関連付けを編集または削除します。

ID: そのクラス内のすべての仮想サーバーを一覧表示します。

ACL File: 指定したサーバーインスタンスのすべてのアクセス制御ファイルを一覧表示した「Pick ACL Files for Virtual Server」ページを表示するときは、「Edit」リンクをクリックします。このページの要素の詳細については、「「Pick ACL Files for Virtual Server」ページ」を参照してください。

Database: ドロップダウンリストを使用して、仮想サーバーのデータベースを選択します。

Base DN: ここに入力した内容は、dbswitch.conf ファイル内のベース DN 検索を書き換えます。ただし、ベース DN 値は、dbswitch.conf エントリのベース DN から相対的な値です。

OK: 変更を保存します。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。


「Pick ACL Files for Virtual Server」ページ

「Pick ACL Files for Virtual Server」ページには、指定したサーバーインスタンス用に作成されたすべての ACL (Access Control) ファイルが一覧表示されます。

このページには、空白で区切られた ACL ファイルのリストが表示されます。それぞれの ACL ファイルには一意のファイル名が必要です。デフォルトの ACL ファイル名は generated.https-server_id.acl で、ファイルは server_root/server_id/httpacl ディレクトリにあります。このファイルを使うには、server.xml で参照する必要があります。仮想サーバーに関連付ける ACL ファイルは、複数指定できます。このページで新しく作成された ACL ファイルと仮想サーバーを関連付けることもできます。

アクセスの制御について詳細は、「Controlling Access for Virtual Servers」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Access Control File: 指定したサーバーインスタンス用に作成されたすべての ACL ファイルを一覧表示します。リスト内で強調表示することによって、仮想サーバーの ACL ファイルを選択します。

OK: 変更を保存します。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。

Quit: 変更内容を保存せずに、このページを終了できます。


「Quality of Service」ページ

「Quality of Service for Virtual Servers (QOS)」ページでは、仮想サーバーのパフォーマンスを制限する設定を行います。次の 2 つの領域を制御できます。1 つは帯域幅の量、もう 1 つは接続数です。

詳細は、「Using Quality of Service」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Action: ドロップダウンリストを使用して、「Apply to」列に表示される仮想サーバーのサービス品質の機能を有効または無効にします。「Enable」を選択したときは、サーバーインスタンスでもサービス品質を有効にする必要があります。

Apply to: サービス品質制限値を適用する仮想サーバーを指定します。

Bytes per Sec: 仮想サーバーの帯域幅の最大制限値 (バイト数/秒) を指定します。

Enforce B/W: ドロップダウンリストから「On」または「Off」を選択して、帯域幅の制限値を適用するかどうかを指定します。この制限値を適用 (「On」を選択) すると、制限値に達したあと、仮想サーバーが接続を拒否します。

Max Connection: 仮想サーバーの最大同時接続数を指定します。

Enforce Cnxs: ドロップダウンリストから「On」または「Off」を選択して、接続の制限値を適用するかどうかをしています。この制限値を適用 (「On」を選択) すると、制限値に達したあと、仮想サーバーが接続を拒否します。

OK: 変更を保存します。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。


「Logging Settings」ページ

「Logging Settings for Virtual Servers」ページでは、仮想サーバーのアクセスログとエラーログの場所をデフォルト設定から変更できます。最適な結果が得られるように、各仮想サーバーは、それぞれ専用のアクセスログとエラーログを所有すべきです。

ログファイルについての詳細は、「About Log Files」および「Configuring Virtual Server Log Settings」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

ID: そのクラス内のすべての仮想サーバーを一覧表示します。

Access Log: 仮想サーバーのアクセスログの場所を指定します。その場所への絶対パスを入力します。

Error Log: 仮想サーバーのエラーログの場所を指定します。その場所への絶対パスを入力します。

Default: 「Default」リンクをクリックして、現在のログのパス設定をデフォルトのログパスに再設定します。デフォルトは、サーバーインスタンスのアクセスログおよびエラーログへのパスです。

OK: 変更を保存します。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。


「CGI Settings」ページ

「Virtual Servers CGI Setting」ページ (UNIX/Linux) では、個々の仮想サーバーで CGI プログラムを実行する方法を決定するプロパティを設定できます。これらの設定は、「Edit Classes」ページでクラスレベルに設定されている設定を置き換えます。

次の各要素が表示されます。

Class Name: 仮想サーバーの名前

User: CGI プログラムの実行に使用するユーザーの名前を指定します。

Group: CGI プログラムの実行に使用するグループの名前を指定します。

Chroot: 実行の開始前に chroot を行うディレクトリを指定します。

Directory: 実行の開始前に、chroot を行なったあとに chdir を行うディレクトリを指定します。

Nice: サーバーに対する CGI プログラムの優先度を指定する値 (nice 値) を指定します。通常、サーバーは nice 値 0 で動作し、nice 値は、0 (CGI プログラムがサーバーと同じ優先度で動作する) から 19 (CGI プログラムがサーバーよりも低い優先度で動作する) までの間で指定します。nice 値の増分として -1 を指定し、CGI プログラムをサーバーよりも優先することはできますが、これは推奨されません。

OK: 変更を保存します。

Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。



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