監視の概要
管理者がシステムを監視する方法はいくつかあります。システムと同じサイトからは、Sun StorEdge Enterprise Storage Manager などのプロバイダからイベントを受信する「Sun Web Console」ページでイベントを確認できます。システムとは別のサイトからは、次のようにシステムを監視できます。
- 電子メールメッセージで警告を受ける。
- システムの Sun StorEdge Remote Response 機能を使って、サンの Network Storage Command Center (NSCC) に警告を送信する。リモート監視は、システムが連絡先に電話をかけて、そのステータスまたは警告を報告することを可能にします。この機能は、情報に基づく分析を行うために、リモート測定で得られたシステムパフォーマンスデータをサンに報告します。
- ネットワーク上の管理ホストで動作する診断ソフトウェアに警告を送信するように設定する。試用版の Sun StorEdge Enterprise Storage Manager がシステムに付属しています。診断レポーターコンポーネントは、同じネットワーク上にある Sun StorEdge 6920 システムなどの複数のストレージデバイスから警告を収集します。
イベントおよび警告は、相互に関係があり、双方ともアラームにも関係しています。
- デバイスで発生した何らかのことに関する情報を含む通知を、イベントといいます。多くの種類のイベントがあり、それぞれに他とは異なる種類の発生事象を表します。
- 警告は、ユーザーの介入を必要とするイベントのサブタイプのことです。警告は、しばしばアクション可能なイベントによって表されます。
- アラームは、既存または近い将来発生する警告に関する注意です。
監視ソフトウェアは、警告および通知を記録します。イベントおよび警告を監視するには、ログファイルを表示します。電子メールまたはポケットベルにアクション可能イベントが通知されるよう、イベント通知の設定を行うこともできます。
警告または通知を受け取った場合は、以下の手順で問題を調査します。
- 「Sun Web Console」ページで「StorEdge Automated Diagnostic Environment」をクリックします。
- 「サービス」>「サービスアドバイザ」の順にクリックします。
「サービスアドバイザ」ページには、可能性のある原因と適切な対処方法に関する情報が表示されます。
システムの監視は、LED、ログファイル、およびエラーメッセージを利用して行います。
関連項目