Sun StorEdge 6920 システムについて

Sun StorEdge 6920 システムは、最大 65 テラバイトのストレージを持つスタンドアロンのストレージシステムです。システムは一元管理および監視を実現し、ホストプラットフォーム独立です。グラフィカルインタフェースとコマンド行インタフェースを提供することで、管理者のストレージ管理を支援し、ストレージの供給を容易にするデータサービスを提供します。システム設計は、高可用性、高性能、柔軟な構成、スケーラビリティに対応しています。

ユーザーインタフェース

システムは以下のユーザーインタフェースを提供します。

管理用ソフトウェア

管理用ソフトウェアは GUI で「SE6920 Configuration Service」と表示され、データホストのストレージを供給し、保守します。

監視ソフトウェア

監視ソフトウェアは GUI で「Storage Automated Diagnostic Environment」と表示され、システムのアップデートがないか調べます。それらのアップデートあるいはパッチは、ユーザーからの要求があったときにインストールすることも、インストールが非破壊式の場合は自動でインストールすることもできます。

監視ソフトウェアは警告の送信も自動化します。すなわち、電子メールアドレスやポケットベルのほか、ネットワーク上の管理ホストで実行されている診断ソフトウェアに警告を自動送信することができます。試用版の Sun StorEdge Enterprise Storage Manager ソフトウェアが各 6920 システムに付属し、ストレージネットワークのトポロジを表示したり、ストレージ要素の容量を確認できます。また、同じネットワーク上にある Sun StorEdge 6920 システムなどの、複数のストレージデバイスからの警告の収集も行えます。

Tivoli あるいは BMC パトロールソフトウェアなど、他社製の管理ツールを使用してシステムを監視することもできます。

リモート監視

Sun StorEdge Remote Response は、次の機能を提供します。

SAN 管理

このシステムでは ストレージエリアネットワーク (SAN) および Direct Attached Storage (DAS) 両方の構成がサポートされている一方で、2 〜 28 個のファイバチャネル (FC) ポート (主および代替を設定可能) があり、次の目的に使用されます。

システムの SRC 上のポートがサポートするホスト数の上限を超えてホストに接続するのでない限り、フロントエンドスイッチを使用する必要はありません。

スケーラビリティ

最小のシステムには 2 つのコントローラトレイがあり、それぞれに最小 7 台のディスクが、16 ポートのベースキャビネット 1 つに収容されます。ストレージ要件が増大した場合、以下の方法でシステムの容量を拡張できます。

関連項目