Sun StorEdge Remote Response サービスについて

Sun StorEdge Remote Response (SSRR) サービスを購入して利用できます。このサービスでは、モデムフォンホーム機能を使用するために、1 本以上のアナログ電話回線が必要です。SSRR ソフトウェアは、顧客データホストにインストールします。イベントを収集し、記録する診断および監視ソフトウェアは、ストレージサービスプロセッサ上に存在します。


注 -

SSRR は、Sun Microsystems に顧客システムのデータを公開しません。


Sun StorEdge 6920 診断および監視ソフトウェアがイベントを識別した後、以下の処理が実行されます。

  1. ソフトウェアがイベントを記録し、イベントの情報が定義済みの許容範囲内でない場合は、電子メールまたはポケットベルでサンの技術者に警告を発行します。
  2. ファイアウォールの外側のサンの技術が、SSRR サーバーにアクセスして、スクリプトを実行します。
  3. スクリプトが顧客のモデムの呼び出しを開始し、クライアントのネットワーク端末コンセントレータ (NTC) とストレージサービスプロセッサにログインとパスワードを供給します。
  4. スクリプトが、ストレージサービスプロセッサと SSRR サーバー間のセキュリティ保護ありの PPP (point-to-point protocol) 接続のネゴシエーションを行い、顧客のストレージサービスプロセッサに自動的にサンの技術者をログインさせます。
  5. こうして、サンの技術者はストレージシステムにアクセスして、遠隔から診断し、多数の保守作業を行うことができます。

関連項目