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メールチャネル

メールチャネルヘルプでは、SunTM Java System Portal Server デスクトップから直接実行可能な処理に関するヘルプを提供します。メールアプリケーションの「使用方法」に関するヘルプは提供しません。メールアプリケーションは、ユーザーが「メールの起動」をクリックしたときに、Web ベースのメッセージングソリューションの一部として起動されます。メールアプリケーションの使用方法に関するヘルプは、メッセージングソリューション自体のヘルプシステム内に含まれています。

Web ベースのメッセージングソリューションには少なくとも、メールアプリケーションとアドレス帳 (または連絡先) アプリケーションが含まれます。ご使用のメッセージングソリューションによっては、カレンダーアプリケーションが含まれる場合もあります。

利用可能なメッセージングソリューションには、SunTM Java System Messenger Express ソリューション、IBM Lotus Domino WebMail ソリューション、および Microsoft Outlook Web Access ソリューションがあります。

メッセージングソリューションを起動 (下記の箇条書きリストに含まれる処理の 1 つ) すると、メールアプリケーションが表示されます。ほかのアプリケーションには、メールアプリケーション内の対応するリンクからアクセスできます。メールアプリケーションにアクセスすると、メッセージを読んだり、メッセージに返信したりできます。

Portal Server デスクトップのメールチャネルから直接実行可能な処理は、次のとおりです。

メールチャネル設定の編集

「メールの編集」を使用すると、メールサーバーを設定したり、チャネルの表示設定をカスタマイズしたりできます。利用可能な設定オプションと表示オプションは、各サイトにおける Portal Server の設定に応じて異なります。実際、「メールの編集」ボタンが表示されない場合もあります。その場合、メールのオプションを編集する必要はありません。このような状況になるのは、メールの設定オプションと表示オプションがすべて事前に設定されている場合です。以下では、利用可能なすべてのオプションについて説明します。ただし、それらのオプションのすべてにアクセスできるとは限りません。

メールチャネル設定を編集するには

メールチャネルで「メールの編集」ボタンをクリックします。2 つのアカウント情報ウィンドウのうち、最初のウィンドウが表示されます。最初のアカウント情報ウィンドウから 2 番目のアカウント情報ウィンドウにアクセスするには、「このチャネルの表示設定を編集」リンクをクリックします。

アカウント情報ウィンドウでは、次の処理が行えます。

メールサーバーの設定

最初のアカウント情報ウィンドウの「設定」パネルでは、メールサーバーの設定情報を初期入力したり、既存の設定情報を必要に応じて変更したりできます。不足している設定情報があれば、システム管理者に連絡してください。モバイル機器経由でメールにアクセスしたユーザーに対しては、「設定」パネルの下に、モバイルアクセスに関するリンクが表示される場合があります。そのリンクをクリックすると、さまざまなモバイルアクセス関連オプションを設定するためのページが表示されます。

「サーバー名」     メールサーバーの名前を入力します。たとえば、mailserver.siroe.com などを入力します。

「IMAP サーバーポート」     IMAP サーバーポート番号を入力します。たとえば、143 などを入力します。

「ユーザー名」     メールサーバーのユーザー名を入力します。

「ユーザーパスワード」     メールサーバーのユーザーパスワードを入力します。

「SMTP サーバー名」     送信メール (SMTP) サーバーの名前を入力します。たとえば、mailserver.siroe.com などを入力します。「サーバー名」の名前と「SMTP サーバー名」の名前は同じになることもあります。

「クライアントポート」     Web サービスを提供するポート番号を入力します。たとえば、1080 などを入力します。

「ドメイン」     Microsoft Outlook Web Access メッセージングソリューションを起動するサーバーの場合のみ。メールチャネルから Microsoft Outlook Web Access ソリューションが起動される場合に「ドメイン」プロパティが表示されます。メッセージングソリューションサーバーに対するドメインの名前を入力します。

「このチャネルの表示設定を編集」     このリンクをクリックすると、2 番目のアカウント情報ウィンドウが表示されます。このウィンドウでは、メールの表示設定を編集できます。

「完了」     このボタンをクリックすると、メール設定が保存された後、デスクトップに戻ります。

「取消し」     このボタンをクリックすると、変更が保存されずにデスクトップに戻ります。

メール表示オプションのパーソナライズ

2 番目のアカウント情報ウィンドウでは、ポータルデスクトップのメールチャネルにおけるメールヘッダの表示方法を変更できます。それには、「表示オプション」パネルの情報を変更します。

メールの表示オプションをカスタマイズするには、以下の情報を変更します。

「ヘッダの表示」     このチェックボックスをクリックしてチェックマークを付けた場合、メールヘッダがデスクトップ上に表示されます。

「ヘッダ数」     デスクトップ上に表示するメールヘッダの個数を入力します。それには、「ヘッダ数」フィールドをクリックしてから個数を入力します。入力可能な最大ヘッダ数は 30 です。

「ソート順序」    

  1. 「ソート順序」メニューに現在表示されているソート順序のオプションをクリックして選択します (これにより、利用可能なすべてのオプションが表示されます)。
  2. 選択したオプションをクリックします。

利用可能なソート順序オプションは、次の 2 つです。

「メッセージ送信時に送信済みフォルダにコピーする」     このチェックボックスをクリックしてチェックマークを付けた場合、送信メッセージのコピーが送信済みフォルダに格納されます。

「完了」     このボタンをクリックすると、表示オプションが保存されます。

「取消し」     このボタンをクリックすると、変更が保存されずにデスクトップに戻ります。

メッセージを読む

「メールの起動」ボタンをクリックせずにメールチャネルから直接メッセージを読むには、対象メッセージの「件名」リンクをクリックします (ただし、メールサーバーが Sun Java System Messenger Express である場合にのみ利用可能です)。Messenger Express が起動され、選択したメッセージが表示されます。メッセージの件名が、リンクではなくプレーンテキストであった場合、このオプションは利用できません。その場合、メッセージを読むには、「メールの起動」をクリックしてアプリケーションを起動する必要があります。

メッセージングソリューションの起動

Web ベースのメッセージングソリューションを起動するには、「メールの起動」リンクをクリックします。メッセージングソリューションが起動され、メールの受信トレイが表示されます。IBM Lotus Domino WebMail ソリューションおよび Microsoft Outlook Web Access ソリューションの場合、資格情報 (ユーザー ID とパスワード) の再入力が要求されます。

メッセージへの返信

メールチャネルに表示されている特定のメッセージに返信するのに一番よい方法は、メッセージングソリューションを起動し、メールアプリケーション内からそのメッセージに返信する方法です。

メッセージングソリューションを起動せずにメッセージに返信することも可能です。それには、対応する「差出人」リンクをクリックします。

ただし、これを実行した場合に起動されるのは、メールチャネルの Web ベースのメールアプリケーションではありません。ユーザーのコンピュータ上に何らかのメールアプリケーションがインストールされており、それが正しく設定されているという前提のもとに、そのメールアプリケーションが起動されます。いったんメールアプリケーションが起動されると、送信者の電子メール ID が「宛先」フィールドに設定された状態で、メッセージ作成ウィンドウが表示されます。コンピュータ上にメールアプリケーションが存在しない場合や、存在しているが適切に設定されていない場合には、「差出人」リンクをクリックしても、エラーメッセージが表示されるか、アプリケーションから応答が返ってきません。

メールチャネルのサイズ変更

メールチャネルのツールバーには、チャネルのサイズを変更するための 3 つのボタンがあります。ただし、それらのボタンのうち、同時に表示されるのは 2 つだけです。

「最小化」     このボタンをクリックすると、そのチャネルは閉じられ、チャネルのツールバーだけが残されます。特定のチャネルを最小化すると、そのチャネルは閉じられますが、その行全体が閉じられるわけではありません。ただし、そのチャネルがその行の唯一のチャネルである場合や、その行内のほかのチャネルもすべて最小化されている場合には、その行全体も閉じられます。「最小化」ボタンをクリックすると、そのボタンが「元のサイズ」ボタンに変わります。

「最大化」     このボタンをクリックすると、そのチャネルがページ全体に水平方向に拡張され、その他のチャネルはページから削除されます。「最大化」ボタンをクリックすると、そのボタンが「元のサイズ」ボタンに変わります。

「元のサイズ」     このボタンをクリックすると、ページが元の状態に戻ります。元の状態とは、「最大化」ボタンまたは「最小化」ボタンをクリックする前の状態です。「元のサイズ」ボタンをクリックすると、そのボタンが以前のボタン (「最大化」ボタンまたは「最小化」ボタン) に戻ります。

メールチャネルのデスクトップからの切り離し

「メールの切離し」オプションを選択すると、メールチャネルが Sun Java System Portal Server デスクトップから切り離され、メールチャネルを独立したポップアップウィンドウ内に表示できるようになります。

メールチャネルをデスクトップから切り離すには

メールチャネルのツールバー上にある「メールの切離し」ボタンをクリックします。

メールチャネルのデスクトップからの切離し解除

「メールの切離し解除」オプションを選択すると、切り離されていたメールチャネルが再び Sun Java System Portal Server デスクトップに組み込まれます。

メールチャネルのデスクトップからの切離しを解除するには

(メールチャネルがデスクトップから切り離された状態で) メールチャネルのツールバー上にある「メールの切離し解除」ボタンをクリックします。

メールチャネルのデスクトップからの削除

「メールの削除」オプションを選択すると、メールチャネルが Sun Java System Portal Server デスクトップから削除されます。

メールチャネルを削除するには

メールチャネルのツールバー上にある「メールの削除」ボタンをクリックします。

メールチャネルのデスクトップへの復元

削除されたメールチャネルを Sun Java System Portal Server デスクトップに復元することができます。

メールチャネルを復元するには

  1. デスクトップ上の「コンテンツ」ヘッダをクリックします。「コンテンツ」ウィンドウが表示されます。
  2. 「メールチャネル」チェックボックスをクリックしてチェックマークを付けます。これにより、メールチャネルがデスクトップ上に表示されます。
  3. 変更を保存する場合は「完了」をクリックし、変更を保存せずにウィンドウを閉じる場合は「取消し」をクリックします。

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