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「レプリケーションを有効化」ダイアログボックス
レプリケーションウィザードを使用すると、サフィックスのレプリケーションを有効にしたり、有効なサフィックスのロールを昇格または降格することができます。最初に、サフィックスの新しいロールを選択します。
コンシューマレプリカ: LDAP クライアントは、このサフィックスの下にあるデータを変更することはできません。データの変更は記録されず、この変更をほかのサーバーにレプリケートすることもできません。
コンシューマレプリカは、サフィックスの読み取り専用コピーです。レプリケーションにより更新されたサフィックスの内容をすべて受け取ります。コンシューマレプリカは、書き込み処理を自動的にマスターレプリカに戻します。
マスターレプリカ: LDAP クライアントは、このサフィックスの下にあるデータを変更できます。データの変更が記録され、この変更をほかのサーバーにレプリケートすることができます。
マスターレプリカは、サフィックスの内容の「所有者」です。すべての書き込み処理をここで受け取り、サフィックスのコンシューマレプリカに分散します。MMR (マルチマスターレプリケーション) では、複数のマスターが同じサフィックスに対する変更を許可し、タイムスタンプを使用して最新の更新を判別します。
ハブレプリカ: LDAP クライアントは、このサフィックスの下にあるデータを変更することはできません。データの変更が記録され、この変更をほかのサーバーにレプリケートすることができます。
ハブレプリカは、マスターまたは別のハブから更新を受け取り、任意の数のコンシューマまたは別のハブに更新を送信します。ハブレプリカは読み取り専用であり、コンシューマと同様に、書き込み処理を自動的にマスターレプリカに戻します。
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