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「属性セットマネージャ」ダイアログボックス
このダイアログボックスは、レプリケーションアグリーメントで属性のセットを使用できるように、属性のセットを定義して名前を付けるために使用します。すべての属性ではなく、特定の属性セットを更新するレプリケーションを部分レプリケーションと言います。
定義されたセット: このリストには、このディレクトリサーバーで定義されているすべての属性セットの名前が表示されます。各セットには、属性セットアイコンと説明が表示されます。このリストのセットを選択して、セットが使用されているレプリケーションアグリーメントを表示するか、あるいはセットの編集または削除を行います。
追加: 新しい属性セットを定義するには、このボタンをクリックします。表示される「属性セット」ダイアログボックスで、「レプリケートする ?」列のチェックボックスを選択して該当する属性をセットに追加するか、あるいは選択解除してセットから外します。属性名の横のチェックボックスが選択されているかどうかで、レプリケーションの対象かどうかが分かります。
すべてをチェック: デフォルトでは、すべての属性が選択されています。レプリケートしたくない属性だけを解除してください。選択をやり直す場合は、「すべてチェック」ボタンをクリックすると、属性がすべて選択されます。
属性の選択を解除すると、ディレクトリサーバーは、解除された属性を除いたすべての属性をレプリケートします。あとで新しい属性をスキーマに定義し、レプリケートされるエントリで使用すると、属性セットを編集して属性の選択を解除しないかぎり、新しい属性はレプリケートされます。
チェックしない: このボタンをクリックすると、すべての属性の選択が解除されます。そのあとで、セットに追加する属性を選択することができます。アクセス制御や仮想属性などのコンシューマサーバーの機能は多くの属性に依存するため、この種の部分レプリケーションは上級アプリケーションにだけお勧めします。コンシューマサーバーの機能に関係する属性がレプリケートされない場合、コンシューマでこれらの機能が作用しないため、セキュリティを維持できなくなる可能性があります。
「チェックしない」をクリックし、属性セットを定義すると、選択した属性だけがレプリケートされます。あとで新しい属性をスキーマに定義し、レプリケートされるエントリで使用すると、属性セットを編集して属性を選択しないかぎり、新しい属性はレプリケートされません。
説明: セットの名前やセットを説明するための文字列を入力します。このテキストは、定義されたセットのリストや、このセットを使用するレプリケーションアグリーメントを編集するときに表示されます。説明を入力しない場合、除外または追加された属性に基づいてサーバーが説明を生成します。この説明はいつでも編集できます。
編集: リストで選択されている属性セットの属性や説明を変更するには、このボタンをクリックします。「属性セット」ダイアログボックスが表示されるので、前述したボタンとフィールドを使用して既存のセットを変更します。
Caution
現在有効なレプリケーションアグリーメントで使用されている属性セットの属性を変更しないでください。レプリケートされたサフィックスに値を持つ属性を追加または削除すると、コンシューマレプリカが一貫性のない状態になります。
ただし、上級アプリケーションの場合は、追加または削除された属性がレプリケートされたサフィックスに値を持たなくても、現在有効なアグリーメントの属性セットを調整できます。たとえば、スキーマに新しい属性を追加し、エントリにこの属性を追加していない場合、現在有効なレプリケーションで使用されているセットとの間で、属性を追加または除外できます。
削除: 設定後このボタンをクリックすると、選択した属性がリストから削除され、サーバー上の定義も削除されます。現在有効なレプリケーションアグリーメントで使用されているセットは削除しないでください。
次で使用: このボックスは、前述のリストで選択した属性セットを使用しているレプリケーションアグリーメントを表示します。各アグリーメントには、アイコン、リモートサーバー名、アグリーメントの説明が表示されます。アグリーメントのアイコンは、アグリーメントが現在有効かどうかを示します。無効なアグリーメントのアイコンには、赤い横線が入っています。
関連項目
『Sun ONE Directory Server 管理ガイド』の第 8 章の「部分レプリケーションに関する注意事項」