Sun Java(TM) System Directory Server オンラインヘルプ |
サフィックス設定の「インデックス」タブ
このタブに表示されるテーブルは、サフィックスまたはサブサフィックスのインデックスを設定するために使用します。ブラウズインデックスを除くインデックスは、ここで設定できます。ブラウズインデックスは、上位レベルの「ディレクトリ」タブの該当するノードに作成します。
「インデックス」タブには、システムインデックスと追加インデックスの 2 セットのインデックスが表示されます。
システムインデックス (読み取り専用)
Directory Server は、各サフィックスにシステムインデックスを作成し、保持します。この最初のテーブルには、インデックスを作成するオペレーショナル属性とインデックスのタイプが表示されます。
システムインデックスはサーバー内部で使用されるインデックスで、変更や削除はできません。
追加インデックス
もう一つのテーブルには、ユーザーおよびアプリケーションによって定義されたインデックスが表示されます。最初は、デフォルトインデックスのセットが表示されています。ディレクトリの内容にクライアントが最適な方法でアクセスできるためのインデックスを定義するには、このテーブルを使用します。
テーブルには、サーバーで保持されている属性のアルファベット順のリストと、このサフィックスのインデックスが表示されます。インデックスには 4 つのタイプがあります。さらに任意の属性に定義できるオプションのマッチングルールがあります。属性に使用するインデックスを選択し、対応するチェックボックスを選択または解除します。
近似、つまり「類似音」インデックスは、音声アルゴリズムを使用してつづりの確かでない属性名を検索します。
等価インデックスは、指定された属性値全体と一致するエントリを検索します。
実在インデックスは、指定された属性値の有無に基づいてエントリを検索します。
部分文字列インデックスでは、文字列値の属性をワイルドカードを使用して検索できますが、非常に大きなインデックスファイルが作成されます。
マッチングルール: クライアントアプリケーションがこの属性を使用してディレクトリを検索するときにサーバーで使用するマッチングルール OID を入力します (省略可能)。マッチングルールを使用すると、ローカライズされたデータを検索できます。
属性の追加: インデックスを付ける属性がテーブルに表示されていない場合は、「属性の追加」ボタンをクリックして属性のリストを表示します。追加する属性を選択し、「了解」をクリックします。
属性の削除: 特定の属性からすべてのインデックスを削除するには、テーブルでその属性を選択し、「属性の削除」をクリックします。
保存: インデックスを設定したあとで、「保存」ボタンをクリックして次の処理に進みます。次の選択肢のどちらかを選択するように要求されます。
サフィックスを再インデックス: サフィックスのインデックスを作成し直すダイアログボックスが表示されます。インデックスを作成し直すために、インデックス設定の変更を選択した属性があらかじめ選択されています。このダイアログボックスをキャンセルすると、新しい設定は保存されますが、インデックスは再作成されません。
サフィックスを初期化: LDIF ファイルからサフィックスを初期化し直すダイアログボックスが表示されます。サフィックスを初期化し直すと、現在のサフィックスの内容が上書きされ、新しい設定ですべてのインデックスが再構成されます。このダイアログボックスをキャンセルすると、新しい設定は保存されますが、インデックスは再作成されません。
何もしない: このボタンをクリックすると、新しいインデックス設定は保存されますが、サフィックスのインデックスは再作成されません。インデックスに加えた変更は、サフィックスのインデックスを再作成するか、サフィックスを初期化し直すまで反映されません。「サフィックスを再インデックス」ダイアログボックスまたは「サフィックスを初期化」ダイアログボックスを取り消した場合、保存された設定変更を取り消してからこのボタンを使用することもできます。