論理ドライブの移行の説明

論理ドライブの移行は、ServeRAID コントローラーの強力で柔軟な機能の一つです。論理ドライブの移行を使用して、以下を行うことができます。

ServeRAID マネージャーを使用して、サーバーの実行中に論理ドライブを移行すると、 ユーザーは処理時のパフォーマンスの低下をわずかな量に抑えることができます。

注: 論理ドライブの移行を 実行するには、以下の項目が真である必要があります。

  1. 現在、7 つの論理ドライブだけが存在する。
    移行時に、ServeRAID は一時使用のための論理ドライブを 1 つ作成します。論理ドライブを 移行するときに、データが移行される別の論理ドライブが必要です。 ServeRAID はこの論理ドライブをシステム状態に設定し、ツリー・ オブジェクト (論理ドライブ) は グレーになります。移行が完了すると、この論理ドライブはツリーから除去されます。

  2. 移行を選択した論理ドライブは良好状態でなければならない。

  3. 論理ドライブは RAID レベル-00、10、1E0、または 50 で構成できない。

論理ドライブの移行時に物理ドライブがフェイルし、RAID レベル-0 以外の RAID レベル間で移行していれば、移行は継続し、完了します。 その後で、フェイルした物理ドライブを交換して再構築する必要があります。

論理ドライブの移行では、電源障害からの回復も可能です。論理ドライブの移行時にサーバーに電源が 供給されなくなると、移行は電源が回復するとすぐに再開し、データを破損せずに完了します。

注: (クラスターおよびフェイルオーバー構成のみ) 論理ドライブは、論理ドライブの移行中はフェイルオーバーしません。

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