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Sun Java System Instant Messaging 7 2006Q1 クイックリファレンス |
Instant Messaging のユーザーインタフェースの概要
システム要件Sun JavaTM System Instant Messaging のシステム要件は、次のとおりです。
J2SE (JRE と SDK の両方) は次のオペレーティングシステムおよび CPU 上で稼動します。
http://java.sun.com/j2se/1.4.2/system-configurations.html
または
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/system-configurations.html
注
Mac OS は、デフォルトで Java および Java Web Start を使用できるように設定されています。このため、Instant Messaging プログラムの使用を簡単に開始することができます。ただし、問題が発生した場合は、「Sun Java System Instant Messaging のトラブルシューティング」を参照してください。
Java のインストールJRE 1.4.2 以降のバージョンには、Java プラグインと Java Web Start の両方が含まれています。
JRE 1.4.2 以降のバージョンを持っていない場合は、最新バージョンの JRE を次の URL からダウンロードしてインストールしてください。
http://java.sun.com/j2se/downloads.html
Java のインストールが完了したら、Instant Messaging のユーザーインタフェースを起動します。詳細は、「Java Web Start による Instant Messaging の起動」を参照してください。ユーザーインタフェースの起動で問題が生じた場合は、「Sun Java System Instant Messaging のトラブルシューティング」を参照してください。
Java Web Start による Instant Messaging の起動Sun Java System Instant Messaging のユーザーインタフェースを起動するには、Java Web Start を使用します。Java Web Start は Java 2 アプレット用のアプリケーション起動ツールです。Sun Java System Instant Messaging のユーザーインタフェースがいったん起動された後は、ブラウザを閉じたり、ブラウザを使用してほかの URL に移動しても、Sun Java System Instant Messaging のセッションに影響を与えることはありません。
ユーザーインタフェースを起動するには、次の手順を実行します。
上記の手順は、システム上の Java Web Start をブラウザから検出できたことを前提としています。
Java Web Start が起動しない場合
Java Web Start が起動しない理由として、次の場合が考えられます。Java Web Start がインストールされていない場合、あるいは、使用しているブラウザで Java Web Start が有効になっていない場合です。
http://java.sun.com/j2se/downloads.html
JRE 1.4.2 以降のバージョンには、Java Web Start が含まれています。
Java Web Start をインストールして有効にしたら、ユーザーインタフェースを再起動します。まだ問題が解決しない場合は、後述の「Sun Java System Instant Messaging のトラブルシューティング」を参照してください。
Sun Java System Instant Messaging のトラブルシューティング
Instant Messaging のユーザーインタフェースの起動で問題が生じた場合は、ネットワーク環境でプロキシが使用されている場合があります。次の項目を参考にして、この問題を解決してください。
起動時のリソースのロードに関する問題 - プロキシ設定 Java Web Start はデフォルトで、インターネットに直接接続しようとします。プロキシを使用するネットワーク環境では、Java Web Start が HTTP プロキシを使用するように設定しなければならない場合があります。これを行うには、Java Web Start アプリケーションマネージャの「設定」パネルを使用します。
UNIX および Linux プラットフォームの場合 :
Java Web Start アプリケーションマネージャは、次の呼び出しで起動します。
$ jws-install-dir/javaws/javaws &
jws-install-dir は、Java Web Start のインストール時に選択したインストールディレクトリです。
Windows および Mac プラットフォームの場合 :
Java Web Start アプリケーションマネージャを起動するには、「スタート」メニューの「プログラム」セクションを使用します。
Windowsプラットフォーム: Start Messenger が自動的に起動されるようにシステムを設定 (Java Web Start を使用する場合のみ)
Java Web Start には、アプリケーションをダウンロードするために Windows のデスクトップ上または「スタート」メニュー内にショートカットを作成する機能が備わっています。
Sun Java System Instant Messaging のショートカットを作成するには、次の手順に従います。
アプリケーションマネージャが起動したら、ダウンロードされたアプリケーションを確認します。Sun Java System Instant Messaging を以前に問題なく使用したことがある場合、対応するアイコンが表示されているはずです。
上記の手順を実行しただけでは、コンピュータの起動時に Sun Java System Instant Messaging が自動的に起動されるようには設定されていません。Sun Java System Instant Messaging が自動的に起動されるようにするには、作成したショートカットを「スタートアップ」フォルダ (または「スタートアップ」グループ) にコピーします。それには、「スタート」メニューから次の手順を実行します。
共通の機能次の項目では、Instant Messaging の共通の機能について説明します。
連絡先を検索して連絡先グループに追加するには
Instant Messaging のユーザーインタフェースを初めて実行する際には、メインウィンドウの「連絡先一覧」タブに、「私の連絡先」という名前の連絡先グループが 1 つだけ表示されます。使用を開始するには、次の手順を実行します。
- 連絡先を検索し、この連絡先グループに追加する
Instant Messaging のユーザーインタフェースの「連絡先」は、インスタントメッセージを送受信する相手の LDAP ユーザー ID またはグループです。連絡先のオンラインステータスを監視するには、連絡先を個人用の「連絡先グループ」に追加する必要があります。連絡先を「バディ」、連絡先グループを「バディリスト」と呼ぶインスタントメッセージ環境もあります。
連絡先を検索して連絡先グループに追加するには、次の手順を実行します。
連絡先を特定のグループに追加するには、メインウィンドウで「連絡先一覧」タブが選択された状態で次のいずれかを実行します。
- 連絡先を連絡先グループに追加する
ユーザー名または ID を入力し、「検索」をクリックします。結果は「追加する連絡先」に表示されます。複数の検索結果があった場合は、「連絡先を選択」ウィンドウが表示されます。
「連絡先を選択」ウィンドウが表示された場合は、連絡先グループに追加する「連絡先」を選択し、「了解」をクリックします。このウィンドウでは、複数の連絡先を選択することができます。
追加する連絡先一覧が更新され、「連絡先を選択」ウィンドウが閉じます。
- 連絡先を一覧から削除するには、連絡先を選択し、「ファイル」メニューで「削除」をクリックします。
- 連絡先を別の連絡先グループに追加するには、連絡先グループを選択し、「連絡先を追加」アイコンをクリックします。
Instant Messaging プログラムによって、選択した連絡先を含めた連絡先グループが更新されます。
連絡先グループ内の連絡先を編成するには
- メインウィンドウで「連絡先一覧」タブが選択された状態で、通信するユーザーごとに連絡先グループを作成し、そこに連絡先を追加することができます。
新しい連絡先グループを作成するには、次のいずれかを実行します。
- 連絡先グループ名を入力し、「了解」をクリックします。
新規連絡先グループが「連絡先一覧」タブに表示されます。
- 連絡先グループの名前を変更するには、変更するグループをマウスで右クリックし、ポップアップメニューから「グループ名を変更」を選択します。あるいは、グループを選択し、「ファイル」メニューから「グループ名を変更」を選択します。
- 連絡先グループから連絡先グループまたは連絡先を削除するには、削除する連絡先グループまたは連絡先グループ内の連絡先を指定し、「ファイル」メニューから「削除」を選択します。あるいは、削除するグループや連絡先をマウスで右クリックし、「削除」を選択します。
- 連絡先を別の連絡先グループへ移動するには、移動する「連絡先」を選択し、移動先の連絡グループにドラッグアンドドロップします。
チャットセッションを開始するには
- 「連絡先一覧」タブを前面表示し、チャットする「連絡先」を選択します。
チャットセッションは、1 つまたは複数の「連絡先」を選択して開始できます。複数の連絡先を選択するには、Shift キーまたは Ctrl キーを使用します。
- 選択した連絡先とのチャットセッションを開始するには、次のいずれかを実行します。
- 入力領域にメッセージを入力します。入力が終わったら、「送信」をクリックします。
表示されたユーザーにメッセージが送信されます。メッセージは上部の表示領域にも表示されます。相手のユーザーが回答すると、そのメッセージもここに表示されます。
ヒント: 文字の大きさや色を変更したり、ボールド、イタリック、下線などで文字を強調したり、顔文字を挿入したりするには、ツールバーを使用します。
- ほかのオンラインの連絡先にチャットセッションへの参加を依頼するには、「チャット」ウィンドウの「ファイル」メニューで「参加を依頼」を選択します。
会議室に参加するには
会議室への参加では、ユーザーは、登録されている会議室を検索して、それらを「会議室」タブに追加することができます。会議室に参加するには、次の手順を実行します。
会議室に入るには
オンラインの複数の連絡先と同時に会話するには、表示されている設定済みの会議室リストから特定の会議室を選択し、入室します。ほかの連絡先にチャットへの参加を依頼することもできます。会議室はチャットルームと異なり、すべての参加者が会議室を退出した後も存在します。会議室がシステム内に残るのは、ユーザーがいつでも入退出できるようにするためです。また、参加者には、会議室に対するさまざまなアクセスレベルを割り当てることができます。たとえば、「管理」、「読み取り」、「書き込み」、「なし」などです。
会議室に入るには、次の手順を実行します。
会議室を作成および管理するには
- メインウィンドウで「会議室」タブを選択して、「ファイル」メニューから「会議室を管理」を選択します。
「会議室を管理」ウィンドウが表示されます。「新規会議室」ボタンをクリックします。
「新規会議室を作成」ウィンドウが表示されます。
- 「会議室名」テキストボックスに会議室の名前を入力します。
- 「デフォルトアクセス」ドロップダウンリストから、すべてのユーザーに許可する会議室へのアクセス権を選択します。利用可能なアクセスオプションは、「書き込み」、「読み取り」、「なし」です。
- 「チャットのウィンドウに参加者を表示」チェックボックスを選択して、この会議室に現在参加しているユーザーのリストを表示します。
「会議室」リストに、作成した新しい会議室が表示されます。
- 会議室をモデレートするには、次の手順を実行します。
- メッセージを保存するには、「会議室」ウィンドウの「ファイル」メニューから「保存」オプションを選択します。
アラートを送信するには
アラートメッセージを送信するには、チャットではなくアラートを使用します。アラートは、受信者のデスクトップ上にポップアップメッセージとして表示されます。
注 : アラートを送信するには、アラートの特権が必要です。詳細は、管理者に問い合わせてください。
- 「連絡先一覧」タブを選択し、アラートを送信する「連絡先」を選択します。
アラートは、1 つまたは複数の連絡先に送信できます。複数の連絡先を選択するには、Shift キーまたは Ctrl キーを使用します。
- 選択した連絡先にアラートメッセージを送信するには、次のいずれかを実行します。
- 「アラート」アイコンをクリックします。
- 選択した連絡先をマウスの右ボタンでクリックし、ポップアップメニューから「アラート」を選択します。
- 「ツール」メニューから「アラート」を選択します。
「アラートを送信」ウィンドウが表示されます。アラートの受信者が、スクロール可能なリストボックスに表示されます。受信者の追加や削除が必要ない場合は、手順 4 に進みます。
- 受信者を追加または削除するには、「受信者を編集」ボタンをクリックします。
「受信者を追加」ウィンドウでは、個人用の連絡先一覧から受信者リストを作成したり、LDAP ディレクトリで別の受信者を検索したりできます。受信者の追加または削除が完了したら、「了解」をクリックします。
- 「アラートメッセージを送信」ウィンドウの「件名」テキストボックスに、アラートメッセージの件名を入力します。次にメッセージの本文を入力します。テキスト書式ツールバーのオプションを使ってメッセージの書式設定と編集を行います。
- 各受信者のアラートステータスを示す「ステータス」ウィンドウをデスクトップに表示する場合は、「メッセージステータスを表示」チェックボックスを選択します。
- 「送信」をクリックしてアラートを送信します。
アラートは、受信者のデスクトップ上に表示されます。また、受信者がニュースチャネルに登録している場合は「ニュースチャネル」ウィンドウの「アラート」タブに表示されます。「メッセージステータスを表示」チェックボックスを選択した場合は、自分のデスクトップ上に「ステータス」ポップアップが表示されます。
ヒント: アラートの送信者とチャットすることもできます。「アラート受信」ウィンドウで、「ツール」メニューから「送信者とチャット」を選択します。
調査を行うには
調査オプションを使用すると、質問に対する回答を連絡先に選んでもらうことができます。選択した連絡先に質問と選択式の回答を送信し、連絡先は回答を選択して回答します。
- 「連絡先一覧」タブを選択し、調査を行う連絡先をクリックします。
調査は、1 つまたは複数の連絡先に送信できます。複数の連絡先を選択するには、Shift キーまたは Ctrl キーを使用します。
- メインウィンドウで、「ツール」メニューから「調査」を選択します。
「ユーザーへ調査」ウィンドウが表示されます。調査の受信者がいる場合は、スクロール可能なリストボックスに表示されます。受信者の追加や削除が必要ない場合は、手順 4 に進みます。
- 受信者を追加または削除するには、「受信者を編集」ボタンをクリックします。「受信者を追加」ウィンドウが表示されます。
「受信者を追加」ウィンドウでは、個人用の連絡先一覧から受信者リストを作成したり、LDAP ディレクトリで別の受信者を検索したりできます。受信者の追加または削除が完了したら、「了解」をクリックします。
- 「ユーザーの調査」ウィンドウで、「以下の質問でユーザーへ調査」テキストボックスに質問を入力します。
- 「回答を追加」ボタンをクリックして「入力」ダイアログボックスを表示します。必要に応じて、「回答を追加」ボタンを再度クリックして使用可能な回答一覧に別の回答を入力し、「了解」をクリックします。
回答は、使用可能な回答一覧内に表示されます。
- リストから回答を削除するには、削除する回答を選択し、「回答を削除」ボタンをクリックします。
- ユーザーが質問に対する独自の回答を指定できるようにする場合は、「受信者が回答をカスタマイズできるようにする」チェックボックスを選択します。
- 質問と回答の入力が終わったら、「了解」をクリックします。選択した受信者に調査が送信されます。
ニュースチャネルに登録するには
ニュースチャネルは、登録すると表示できるようになります。ニュースチャネルに登録するには、2 つの方法があります。
- 管理者がユーザーにニュースチャネルを割り当てる
- チャネル作成者によって少なくとも読み取り権が与えられている場合、ユーザーは選択したチャネルの登録または登録解除を行うことができる
- ニュースチャネルに参加するには、次の手順を実行します。
- 「ニュースチャネルへの登録」ウィンドウが開き、アクセス権があるニュースチャネルのリストと登録したニュースチャネルのリストが表示されます。
注 : ニュースチャネルの名前は name@domain となります。ただし、アラートチャネルの名前だけは例外で、topic-Alerts@local となります。
- 「ニュースチャネル」リストから必要なニュースチャネルを選択し、「追加」をクリックします。選択したニュースチャネルが「登録済み」リストに追加されます。
- 完了したら「閉じる」をクリックします。
- ニュースチャネルの登録を解除するには、「登録済み」リストから目的のニュースチャネルを選択し、「削除」をクリックします。選択したニュースチャネルが、「登録済み」リストから削除されます。完了したら「閉じる」をクリックします。
登録が完了すると、「ニュースチャネル」ウィンドウ内に、登録したニュースチャネルごとのタブが表示されます。
ニュースチャネルのメッセージを表示するには
ニュースチャネルのメッセージを表示するには、次の手順を実行します。
「ニュースチャネル」ウィンドウは、すべてのメッセージとニュースチャネルをスクロールできるように設定することもできます。
付録ここでは、以下の各項目で一般的に使用される略語の一覧を示します。
一般的に使用される略語
表 1 は、チャットで一般的に使用される略語の一覧です。
この表は 2 つの列から構成されており、最初の列には略語、2 番目の列にはその完全形が、それぞれ記載されています。
顔文字のショートカット
表 2 は、利用可能な顔文字と対応するショートカット文字列の一覧です。この表は 3 つの列から構成されており、最初の列には顔文字、2 番目の列にはその顔文字が表現する感情、3 番目の列には対応するキーボードショートカットが、それぞれ記載されています。
クイックアクセスメニューとキーボードショートカット
次の表は、「連絡先一覧」タブが選択された状態で有効な、クイックアクセスメインメニューとサブメニューオプション、および対応するキーボードショートカットの一覧です。
この表は 3 つの列から構成されており、最初の列にはメニュー名、2 番目の列にはクイックアクセスポップアップオプション、3 番目の列には対応するキーボードショートカットが、それぞれ記載されています。
表 3 クイックアクセスメインウィンドウメニューオプションと対応するキーボードショートカット
メニューオプション名
利用可能なクイックアクセスポップアップサブオプション
キーボードショートカット
「ファイル」
ツール
「ヘルプ」
表 4 クイックアクセスチャットおよび会議室ウィンドウサブメニューオプションと対応するキーボードショートカット
メニューオプション名
利用可能なクイックアクセスポップアップサブオプション
キーボードショートカット
「ファイル」
「編集」
ツール
「ヘルプ」
表 5 クイックアクセスニュースウィンドウサブメニューオプションと対応するキーボードショートカット
メニューオプション名
利用可能なクイックアクセスポップアップサブオプション
キーボードショートカット
「ファイル」
「ヘルプ」