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ボリュームへのログの追加

ボリュームへの「ログの追加(Add Log)」手順は、適切なタイプのログをミラー ボリュームまたは RAID 5 ボリュームに追加します。

この手順を使用してダーティ リージョン ログ(DRL)のログをミラー ボリュームに追加する場合、DRL では、このログを使用して I/O 書込みにより変化するボリュームの領域をトラッキングします。システムに障害が発生すると、DRL ではログの情報を使用して、必要なボリュームの損傷部分に対してのみリカバリを実行します。これにより、ミラー ボリュームのリカバリ時間は高速化されます。

DRL を有効にするためには、ミラー ボリュームに少なくとも 1 つの DRL ログがある必要があります。追加の DRL ログを(別のディスクに)作成すると、DRL 情報をミラー化できます。

この手順を使用して RAID 5 ボリュームにログを追加する場合、このログによって、システムに障害が発生した後の RAID 5 ボリュームの再同期処理が高速化されます。RAID 5 ログには、指定した時間単位にボリュームに書き込まれるデータとパリティのコピーが保持されます。システムに障害が発生すると、VxVM により、RAID 5 ログが「再生」されボリュームを再同期することができます。障害時に書き込まれていたデータとパリティは、ログから RAID 5 ボリュームの適切な領域にコピーされます。複数の RAID 5 ログを(別のディスクに)作成すると、ログ情報をミラー化できます。各 RAID 5 ボリュームごとに少なくとも 2 つのログを作成することをお勧めします。

  1. ログを格納するミラー ボリュームまたは RAID 5 ボリュームを選択します。
  2. アクション(Actions)」>「ログ(Log)」>「追加(Add)」を選択します。
  3. デフォルトでは、「ログを追加する際にディスクを自動的に割り当てる(Auto assign destination disks)」オプションが選択されます。ログの作成先ディスクを手動で割り当てるには、「ログを追加する際にディスクを手動で割り当てる(Manually assign destination disks)」オプションを選択します。
  4. 使用可能なディスクが左のウィンドウに表示されます。ログの作成先ディスクを追加するには、左のウィンドウで追加するディスクを選択し、「選択(Add)」ボタンをクリックします。使用可能なディスクをすべて追加するには、「すべて選択(Add All)」ボタンをクリックします。
    ログの作成先ディスクを削除するには、右のウィンドウで削除するディスクを選択し、「除外(Remove)」ボタンをクリックします。ログの作成先ディスクをすべて削除するには、「すべて除外(Remove All)」ボタンをクリックします。
  5. 了解(OK)」をクリックします。
注:


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