以降の段落では、配備ツールの GUI と、配備ツールの機能の利用方法について説明します。コンポーネントやアプリケーションの設定を指定する必要がある場合、またはサーバーにアプリケーションを配備する必要がある場合は、以降の記述を、配備ツールで特定のタスクを処理する方法を説明するガイドとして参照することもできます。
「ヘルプ」メニューから配備ツールヘルプを開くと、メイン画面が表示されます。画面の上部には、「配備ツール」というタイトルが表示されます。アプリケーションの作成後は、「:」および <アプリケーション名> が、共通のタイトルに続いて表示されます。
タイトルのすぐ下には、メニュー名が表示されます。表示されるメニュー名は、「ファイル」、「編集」、「ツール」、「ヘルプ」です。「ヘルプ」のプルダウンメニューからは、「目次」または「ヘルプを使用 ...」を選択できます。
メニュー名の下には、4 つのグループのアイコンと 2 つのシングルトンから成るツールバーが表示されます。ツールバーのアイコンを使用すると、「ファイル」および「ツール」メニューからも実行できる機能を簡単に実行できます。アイコンは機能の種類別に分類されています。
メインウィンドウの左側には、ファイルがツリー表示されます。たとえば、「ファイル」ツリー表示には、アプリケーションが表示されます。さらに、アプリケーションの下には、以前に開いた、またはツールで作成したコンポーネントのアーカイブファイルが表示されます。
EAR ファイルには、EJB JAR (Enterprise JavaBeans(TM) Java(TM) ARchive)、WAR (Web component ARchive)、アプリケーションクライアント JAR (Java ARchive)、RAR (Resource Adapter Archive) などのコンポーネントアーカイブファイルが含まれます。ツリー内のノードを選択すると、配備記述子を表すタブ付きパネルのセットが表示されます。タブを選択すると、環境を設定する配備記述子の値、および J2EE アプリケーションの実行時に使用される値を入力するウィンドウが表示されます。
タブ付きパネルで値を変更してから、「ファイル」メニューの「保存」を選択すると、アーカイブファイル内の配備記述子が更新されます。
このツリー表示には、ツールが接続する J2EE サーバーが表示されます。デフォルトでは、このツールはローカルホスト上のサーバーに接続します。さらに別のサーバーに接続する場合は、「ファイル」メニューの「サーバーを追加」を選択します。ツリー内の各サーバーノードをクリックすると、そのサーバーに配備済みの J2EE アプリケーションが表示されます。
ツリー内でノードを選択すると、対応するタブ付きパネルがパネル内に表示されます。タブ付きパネルでは、選択したツリーのノードで、設定を編集できます。タブ付きパネルのオンラインヘルプを表示するには、パネルを選択して F1 キーを押します。
ツールバーの 4番目のアイコンセットから、更新および配備の機能を実行できます。アプリケーション内のファイルに変更が加えられた場合は、「ファイルを更新」アイコンをクリックして、アプリケーション EAR のファイルを最新版に更新します。
「配備」アイコンをクリックすると、「モジュールを配備」ダイアログボックスが表示されます。配備に使用するアプリケーションとサーバーを指定できます。クライアント JAR ファイルを回収するには、「クライアント JAR を返す」ボックスをチェックし、クライアント JAR ファイルを保存する場所を指定します。「了解」をクリックすると、配備記述子の生成が完了し、アプリケーション配備の準備が整います。
ツールバーの最後のアイコンは、「J2EE への準拠を検証」アイコンです。このアイコンを使用すると、アプリケーションが適切な J2EE 仕様に準拠しているかどうかを確認できます。