トレイコントローラ (RAID コントローラと入出力モジュール) の取り外しと交換

$DEV_NAME $FRU_NAME が選択されています。

この保守作業の準備として、次のことを行います。

  • 共通 RAID モジュール (CRM) または共通拡張モジュール (CEM) の予約機能を有効にします。

    1. 保守のために CRM/CEM を予約します。

    2. 保守作業の説明を入力します (コントローラ/IOM の交換、など) 。

    3. プルダウンメニューから保守作業の見積り所要時間を選択します。

    4. 「予約」ボタンを選択します。

      a) ほかのユーザーがログインすると、この保守作業中であることが通知されます。

  • 最新の FRU 資産を生成します。

  • あらゆる ESD 予防対策を講じます。

  • 重要な注意: 入出力モジュール (IOM) の交換の場合、手順 8 から 10、および 15 は省略できます。 IOM には、バッテリはありません。

    トレイのコントローラの取り外しと交換

    1. 適切なトレイがどれかを確認する必要がある場合は、白色の位置 LED を点灯させてみます。

      a) 白色の位置 LED を点灯させます。

      b) トレイの位置 LED の位置の図を表示します。

    2. 背面から見ると、コントローラ/IOM 「A」はトレイの上部左隅にあり、コントローラ/IOM 「B」はトレイの下部右隅にあります。

      a) コントローラ/IOM の位置の図を表示します。

    3. 障害ランプを確認して、問題があるコントローラ/IOM を特定します。障害が検出された場合は、保守が必要であることを示す LED (オレンジ色) が点灯し、保守作業が可能であることを示す LED (青色) が点灯するはずです。

      a) コントローラの LED の位置の図を表示します。

      b) IOM の LED の位置の図を表示します。

    4. コントローラ/IOM が取り外してもよい状態であることを確認します。

      a) コントローラカード/IOM の「状態」は「使用可能だがオフライン」、「ステータス」は「エラー」であるはずです。

      b) コントローラカード/IOMの「ステータス」が「エラー」でない場合は、Sun サービスプロバイダ、または次段階の技術サポートに連絡してください。

      重要: データアクセスができなくなる可能性があります。 - 青色の保守作業が可能であることを示す LED が点灯しているとき以外は、コントローラ/IOM 構成部品を取り外してはいけません。

    5. 不良コントローラ/IOM から、ホストインタフェースケーブル (ある場合) および拡張トレイインタフェース (SFP トランシーバを含む) ケーブル (ある場合) を接続解除します。すべてのケーブルにラベルを付けてから、取り外してください。

    6. コントローラ/IOM「A」を交換する場合は、ラッチハンドルの右側のタブを押すと同時にラッチハンドルを上に引いてコントローラ/IOM のロックを解除し、コントローラ/IOM を引いてトレイから取り出します。コントローラ/IOM「B」を交換する場合は、ラッチハンドルの左側のタブを押すと同時にラッチハンドルを下に押してコントローラ/IOM のロックを解除し、コントローラ/IOM を引いてトレイから取り出します。

      a) コントローラ/IOM 取り外しの図を表示します。

    7. 梱包から新しいコントローラ/IOM を取り出します。 不良コントローラ/IOM を返送するため、梱包材はすべて保管してください。 新しいコントローラ/IOM や不良コントローラ/IOM の取り扱いには注意してください。

    8. 不良コントローラからバッテリを取り外します。バッテリのハンドルの方向へつっぱりタブを押したままにしてバッテリのハンドルを使用してバッテリをコントローラから引き出します。

      a) バッテリの取り外しの図を表示します。

    9. 新しいコントローラに、バッテリを正しい位置まで挿入します。

    10. 不良コントローラ/IOM を静電気防止袋に入れます。

    11. コントローラ構成部品の正面または側面の白いラベルにある 2 つの MAC アドレスを記録します。MAC アドレスは、手順 18 で使用します。

    12. 新しい コントローラ/IOM をミッドプレーンコネクタにしっかりと差し込まれるまで挿入し、ラッチハンドルをロックされる位置まで押します。

    13. すべてのホストインタフェースケーブルおよび拡張トレイ (SFP トランシーバを含む) インタフェースケーブルを元どおりに接続します。

    14. コントローラ/IOM が起動プロセスを完了するまでに 60 秒ほど時間がかかります。

      a) すべてのリンク LED が点灯します。

      b) すべての障害 LED が消灯します。

      c) バッテリ充電済み (常時緑色) または充電中 (緑色に点滅) LED が点灯します。これは、IOM にはあてはまりません。

      d) コントローラの LED の位置の図を表示します。

      e) IOM の LED の位置の図を表示します。

      f) バッテリの LED の位置の図を表示します。

    15. 元のコントローラのバッテリを使用している場合、寿命をリセットする必要はありません。新しいバッテリを取り付けた場合は、リセットする必要があります。

      a) バッテリ寿命をリセットします。

      注意: データが失われる可能性があります。バッテリ寿命が正しく設定されていないと、バッテリ交換の通知が適切な時期に行われず、その場合、データが失われることがあります。誤ってバッテリの寿命をリセットしてしまった場合は、Sun サービスプロバイダまたは次段階の技術サポートに連絡してください。

    16. コントローラ/IOM の「状態」と「ステータス」を確認します。

      a) コントローラ/IOM の「状態」が「有効」、「ステータス」が「OK」になります。

      b) コントローラの「状態」が「有効」、「ステータス」が「OK」でない場合は、Sun サービスプロバイダ、または次段階の技術サポートに連絡してください。

    17. 新しいコントローラ/IOM 用の新しい FRU 資産を作成する必要があります。 新しい FRU 資産を生成します。

    18. 新しいコントローラの正面にある 2 つの MAC アドレスを使用して、BOOTP サーバーの構成を変更します。構成手順の詳細は、使用しているオペレーティングシステムの管理者マニュアルを参照してください。

    19. ボリュームを優先マネージャーまたは優先コントローラに戻す必要がある場合があります。 (ボリュームを再配分)。

    20. ボリュームおよびその優先マネージャーまたは優先コントローラで現在のアップデートを提供するために、エージェントを実行する必要があります。

      a) エージェントを実行します。

      b) 「エージェントのサマリー」ウィンドウで、新しいトレイが接続されている適切なホストのチェックボックスを選択します。

      c) 「エージェントを実行」ボタンを選択して、エージェントを実行します。

    21. エージェントを実行したあとに、ボリュームがその優先マネージャーまたは優先コントローラに戻ったことを確認します。 (ボリュームを確認)。

      a) 「デバイスの詳細」画面の「論理コンポーネント」の下の「ボリューム」を選択します。

      b) 「ボリュームのサマリー」画面から、適切なボリューム名を選択します。

      c) 「ボリュームの詳細」画面の「プロパティ」列の下で「優先マネージャー」を見つけ、「値」が「真」であることを確認します。

    22. CRM/CEM の位置確認に使用する白色の LED を消灯します。

      a) 白色の位置 LED を消灯させます。

    23. CRM/CEM の予約機能を無効にします。

      a) 「予約解除」ボタンを選択します。