拡張トレイのコントローラトレイへの切り替え
$DEV_NAME $FRU_NAME が選択されています。この保守作業の準備として、次のことを行います。
保守作業の説明を入力します (拡張トレイの切り替え、など)。
プルダウンメニューから保守作業の見積り所要時間を選択します。
「予約」ボタンを選択します。
a) ほかのユーザーがログインすると、この保守作業中であることが通知されます。
トレイの電源の停止
切り替えるコントローラトレイを移動する必要がある場合は、次の手順でトレイの電源を停止します。
背面から見て、電源ファン構成部品「A」は、トレイの下部左隅にあり、電源ファン構成部品「B」は、トレイの上部右隅にあります。
切り替えるコントローラトレイにある電源ファン構成部品の電源スイッチを「Off」位置にします。
各電源ファン構成部品から、電源ケーブルを取り外します。
コントローラカード付きの入出力モジュール (IOM) の交換
背面から見ると、IOM「A」はトレイの上部左隅にあり、IOM「B」はトレイの下部右隅にあります。
a) IOM の位置の図を表示します。
IOM から拡張トレイインタフェースケーブルを取り外します。すべてのケーブルにラベルを付けてから、取り外してください。
まず、IOM「A」を交換します。ラッチハンドルの右側のタブを押すと同時にラッチハンドルを上に引いて IOM のロックを解除し、IOM を引いてトレイから取り出します。次に、IOM「B」を交換します。ラッチハンドルの左側のタブを押すと同時にラッチハンドルを下に押して IOM のロックを解除し、IOM を引いてトレイから取り出します。
梱包からコントローラを取り出します。 IOM を返送するため、梱包材はすべて保管してください。コントローラや IOM の取り扱いには注意してください。
新しいコントローラの正面または側面にある白いラベルにある MAC アドレスを記録します。この情報は、「トレイへの電源の復元」の項で必要になります。
新しいコントローラをミッドプレーンコネクタにしっかりと差し込まれるまで挿入し、ラッチハンドルをロックされる位置まで押します。
手順 2 〜 6 を繰り返して、残りの IOM を交換します。
トレイの再配置 (必要な場合)
背面から、キャビネットにトレイを固定している 2 本のねじを取り外します。
キャビネットのフレームにトレイを固定している 4 本のねじを取り外します。
2 名がかりでキャビネットからトレイを出します。トレイは重いため、注意してください。トレイの重さは最大で 43 kg になることがあります。
切り替えたトレイを、慎重に持ち上げ、新しい場所に差し入れます。
4 本のねじで、キャビネットフレームの前面にトレイを固定します。
キャビネットの背面から 2 本の背面固定ねじを挿入し、締めます。
FC 拡張ケーブルによるストレージアレイの接続 (必要な場合)
コントローラを拡張トレイに接続する場合の FC 拡張ケーブル (銅線) の取り付け方の例を次に示します。
注: この構成には、2 本の 2 メートルの FC ケーブル (銅線、530-3327-01) が必要です。
コントローラトレイの背面にあるコントローラ「A」とコントローラ「B」拡張ポートを確認します。
a) 拡張トレイの背面にある IOM「A」および「B」のFC-ALポート 1A (入力) および 1B (出力) を確認します。
コントローラトレイのコントローラ「A」のチャネル 1 の拡張ポートと、拡張トレイの IOM 「A」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
コントローラトレイのコントローラ「B」のチャネル 1 の拡張ポートと、拡張トレイの IOM 「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
注: この構成には、4 本の 2 メートルの FC ケーブル (銅線、530-3327-01) が必要です。
コントローラトレイの背面にあるコントローラ「A」とコントローラ「B」拡張ポートを確認します。
a) 拡張トレイの背面にある IOM「A」および「B」のFC-ALポート 1A (入力) および 1B (出力) を確認します。
コントローラトレイのコントローラ「A」のチャネル 1 の拡張ポートと、拡張トレイ 1 の IOM 「A」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
a) コントローラトレイのコントローラ「A」のチャネル 2 の拡張ポートと、拡張トレイ 2 の IOM 「A」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
b) コントローラトレイのコントローラ「B」のチャネル 1 の拡張ポートと、拡張トレイ 2 の IOM 「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
c) コントローラトレイのコントローラ「B」のチャネル 2 の拡張ポートと、拡張トレイ 2 の IOM 「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
3 台目の拡張トレイをチャネル 1 に追加する手順
拡張トレイ 1 の IOM「A」の拡張ポート 1B と、追加する新しい拡張トレイの IOM 「A」の拡張ポート 1A を FC ケーブルで接続します。
拡張トレイ 1 の IOM「B」の拡張ポート 1B と、追加する新しい拡張トレイの IOM 「B」の拡張ポート 1A を FC ケーブルで接続します。
3 台目の拡張トレイをチャネル 2 に追加する手順
拡張トレイ 2 の IOM「A」の拡張ポート 1B と、追加する新しい拡張トレイの IOM 「A」の拡張ポート 1A を FC ケーブルで接続します。
拡張トレイ 2 の IOM「B」の拡張ポート 1B と、追加する新しい拡張トレイの IOM 「B」の拡張ポート 1A を FC ケーブルで接続します。
注: この構成には、8 本の 2 メートルの FC ケーブル (銅線、530-3327-01) が必要です。
コントローラトレイの背面にあるコントローラ「A」とコントローラ「B」拡張ポートを確認します。
a) 拡張トレイの背面にある IOM「A」および「B」のFC-ALポート 1A (入力) および 1B (出力) を確認します。
コントローラトレイのコントローラ「A」のチャネル 1 の拡張ポートと、拡張トレイ 2 の IOM 「A」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
a) コントローラトレイのコントローラ「A」のチャネル 2 の拡張ポートと、拡張トレイ 4 の IOM 「A」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
b) 拡張トレイ 1 の IOM「A」のポート 1A と、拡張トレイ 2 の IOM 「A」のポート 1B とを FC ケーブルで接続します。
c) 拡張トレイ 3 の IOM「A」のポート 1A と、拡張トレイ 4 の IOM 「A」のポート 1B とを FC ケーブルで接続します。
d) コントローラトレイのコントローラ「B」のチャネル 1 の拡張ポートと、拡張トレイ 1 の IOM 「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
e) コントローラトレイのコントローラ「B」のチャネル 2 の拡張ポートと、拡張トレイ 3 の IOM 「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
f) 拡張トレイ 1 の IOM 「B」のポート 1B と、拡張トレイ 2 の IOM「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
g) 拡張トレイ 3 の IOM 「B」のポート 1B と、拡張トレイ 4 の IOM「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
拡張トレイ 2 の IOM「A」の拡張ポート 1B と、追加する新しい拡張トレイの IOM 「A」の拡張ポート 1A を FC ケーブルで接続します。
拡張トレイ 2 の IOM「B」の拡張ポート 1B と、追加する新しい拡張トレイの IOM 「B」の拡張ポート 1A を FC ケーブルで接続します。
3 台目の拡張トレイをチャネル 2 に追加する手順
拡張トレイ 4 の IOM「A」の拡張ポート 1B と、追加する新しい拡張トレイの IOM 「A」の拡張ポート 1A を FC ケーブルで接続します。
拡張トレイ 4 の IOM「B」の拡張ポート 1B と、追加する新しい拡張トレイの IOM 「B」の拡張ポート 1A を FC ケーブルで接続します。
注: この構成には、12 本の 2 メートルの FC ケーブル (銅線、530-3327-01) が必要です。
コントローラトレイの背面にあるコントローラ「A」とコントローラ「B」拡張ポートを確認します。
a) 拡張トレイの背面にある FC-AL ポート (入力および出力) を確認します。
コントローラトレイのコントローラ「A」の拡張ポート 1 と、拡張トレイ 3 の IOM 「A」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
a) コントローラトレイのコントローラ「A」の拡張ポート 2 と、拡張トレイ 6 の IOM 「A」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
b) 拡張トレイ 1 の IOM 「A」の拡張ポート 1A と、拡張トレイ 2 の IOM「A」のポート 1B とを FC ケーブルで接続します。
c) 拡張トレイ 2 の IOM 「A」の拡張ポート 1A と、拡張トレイ 3 の IOM「A」のポート 1B とを FC ケーブルで接続します。
d) 拡張トレイ 4 の IOM 「A」の拡張ポート 1A と、拡張トレイ 5 の IOM「A」のポート 1B とを FC ケーブルで接続します。
e) 拡張トレイ 5 の IOM 「A」の拡張ポート 1A と、拡張トレイ 6 の IOM「A」のポート 1B とを FC ケーブルで接続します。
f) コントローラトレイのコントローラ「B」の拡張ポート 1 と、拡張トレイ 4 の IOM 「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
g) コントローラトレイのコントローラ「B」の拡張ポート 2 と、拡張トレイ 1 の IOM 「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
h) 拡張トレイ 1 の IOM 「B」の拡張ポート 1B と、拡張トレイ 2 の IOM「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
j) 拡張トレイ 2 の IOM 「B」の拡張ポート 1B と、拡張トレイ 3 の IOM「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
k) 拡張トレイ 4 の IOM 「B」の拡張ポート 1B と、拡張トレイ 5 の IOM「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
l) 拡張トレイ 5 の IOM 「B」の拡張ポート 1B と、拡張トレイ 6 の IOM「B」のポート 1A とを FC ケーブルで接続します。
Ethernet ケーブルの接続 (該当する場合)
コントローラトレイの背面に回って、コントローラ「A」および「B」の Ethernet コネクタポートを確認します。
それぞれのコントローラに Ethernet ケーブルを接続します。
ケーブルのもう一方の端をサイトの LAN に接続します。
ホストケーブルの接続
コントローラトレイの背面から、コントローラ「A」および「B」の Host 1、2、3、および 4 のポートまたはチャネルを確認します。
それぞれのコントローラにホスト FC ケーブルを接続します。
ケーブルのもう一方の端を適切なスイッチまたはサーバーに接続します。
各トレイのリンクレートの設定 (必要な場合)
トレイの右正面の下部にあるリンクレートスイッチの場所を確認します。
リンクレートスイッチを、使用している構成用の正しい設定にするには、次のいずれかを行います。
a) トレイのデフォルトのリンクレートを 4 ギガビット/秒に設定するには、スイッチを左側の位置に移動します。
a) トレイのデフォルトのリンクレートを 2 ギガビット/秒に設定するには、スイッチを右側の位置に移動します。
トレイの電源の復元
注: トレイの電源を入れる前に、コントローラカード用の対応する MAC アドレスを使って、DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) サーバーを設定していることを確認してください。
切り替えたトレイが移動された場合、電源ファン構成部品に電源ケーブルを接続します。
トレイの電源ファン構成部品の電源スイッチを「On」位置にします。
すべてのトレイが準備完了するまでに数分かかります。緑色の LED だけが点灯していればトレイは準備完了の状態です。
各ポートのリンクレートの確認
コントローラトレイおよび拡張トレイの背面にあるホストポートおよび拡張ポートのリンクレート LED を確認します。
資産の更新
a) 「予約解除」ボタンを選択します。
資産を更新するために、新しいコントローラトレイを検出する必要があります。
b) 「検出」ウィンドウで、「IP リスト」入力ボックスに新しいアレイモジュールの IP アドレスを入力します。
c) 「検出を開始」ボタンを選択して、検出を実行します。
検出が完了したら、エージェントを実行する必要があります。
b) 「エージェントのサマリー」ウィンドウで、新しいトレイが接続されている適切なホストのチェックボックスを選択します。
c) 「エージェントを実行」ボタンを選択して、エージェントを実行します。
エージェントが実行されたら、「デバイスの詳細」(アレイモジュール) で、そのすべての FRU について 「状態」が「使用可能」、「ステータス」が「OK」であることを確認します。
b) 「デバイス」ウィンドウで、「名前」列の下から新しいアレイモジュールの名前を選択します。
c) 「デバイスの詳細」ウィンドウで、画面の左上にある FRU へのリンクを選択するか、「FRU」セクションまで下方向にスクロールします。
d) 「FRU」の左の列から FRU タイプを選択し、「状態」が「使用可能」、「ステータス」が「OK」であることを確認します。