電源装置の過熱状態からの回復

$DEV_NAME が選択されています。

この保守作業の準備として、次のことを行います。

  • 可能な場合は、CRM/CEM の予約機能を有効にします。

    1. 保守のために CRM/CEM を予約します。

    2. 保守作業の説明を入力します (電源装置の過熱状態からの回復、など) 。

    3. プルダウンメニューから保守作業の見積り所要時間を選択します。

    4. 「予約」ボタンを選択します。

      a) ほかのユーザーがログインすると、この保守作業中であることが通知されます。

  • あらゆる ESD 予防対策を講じます。

    電源装置の過熱状態からの回復

    1. どの CRM/CEM かを確認する必要がある場合は、白色の位置 LED を点灯させてみます。

      a) 白色の位置 LED を点灯させます。

      b) 白色の位置 LED の位置の図を表示します。

    2. トレイ内部の温度が摂氏 70 度 (華氏 158 度) を超えた場合、片方または両方の電源装置が自動的に停止します。片方の電源装置だけが停止した場合は、保守が必要であることを示す LED が点灯します。

      a) 保守が必要であることを示す LED の位置の図を表示します。

    3. 通常の温度および最大の温度を超えたときには、いずれの場合もアラーム通知が発生します。

      a) 「アラーム」ページを確認します。

    4. 次の条件のうち、どれが電源装置の過熱の原因かを特定します。

      - 室内の温度が異常に高い。

      - 電源ファン構成部品のファンの障害。

      - 不良電源ファン構成部品。

      - 通気孔が塞がれている。

      - キャビネット内のほかのデバイスの障害

    5. 次のことを行なって、過熱状態を緩和します。

      - キャビネットのすべてのパネルを取り外す。これは、トレイに与える可能性がある損傷を防ぎます。

      - 外部ファンを使用して周囲を冷却する。

      - トレイおよびすべての接続済みドライブトレイの電源を停止する。

      重要: 何らかの装置の電源を停止する前は、トレイに対するすべての入出力を停止してください。

    6. トレイの周辺の温度が下がるまで待ちます。

      トレイには、電源ファン構成部品内の温度が摂氏 70 度 (華氏 158 度) 未満に下がると、オペレータが操作をしなくとも電源が入る機能があります。周囲の温度が下がると、電源装置は自動的にオンになります。電源装置が自動的に再起動したら、コントローラ/IOM はリセットされ、通常の処理状態に戻ります。

    7. 電源装置が自動的に再起動しなかった場合は、トレイ内の各コントローラ/IOM の電源スイッチをオフにします。10秒ほど待ってから、トレイの電源を入れます。

      a) AC 電源スイッチの位置の図を表示します。

    8. 電源装置がオンであることを、トレイの正面および背面にある LED で確認します。

      a) トレイの LED の位置と意味を表示します。

      b) 電源ファンの LED の位置と意味を表示します。

    9. トレイの電源がオンにならない場合は、Sun サービスプロバイダ、または次段階の技術サポートに連絡します。

    10. トレイの「状態」と「ステータス」を確認します。

      a) トレイが操作できる状態になっていることを確認します。

      b) すべての FRU において「状態」は「使用可能」、「ステータス」は「OK」であるべきです。

    11. 不良 FRU がある場合は、適切な取り外し/交換の手順に進みます。

    12. 問題が解決しない場合は、Sun サービスプロバイダ、または次段階の技術サポートに連絡します。

    13. CRM/CEM の位置確認に使用する白色の位置 LED を消灯します。

      a) 白色の位置 LED を消灯させます。

    14. CRM/CEM の予約機能を無効にします。

      a) 「予約解除」ボタンを選択します。