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SOAP バインドサービス属性
SOAP バインディングサービス属性はグローバル属性です。これらの属性に適用される値は Sun Java System Access Manager 設定全体に適用され、設定済みのすべての組織に継承されます。グローバル属性の目的は Access Manager アプリケーションのカスタマイズであるため、ロールまたは組織に直接適用することはできません。
SOAP バインディングサービス属性は、次のとおりです。
要求ハンドラリスト
この属性は、Access Manager に配備されている Web サービスプロバイダ (WSP) についての情報を格納します。キーと値のペア (「|」区切り) を含むエントリを一覧します。次に例を示します。
key=disco|class=com.example.identity.liberty.ws.disco.DiscoveryServ ice|soapActions=sa1 sa2 sa2
新しい要求ハンドラを追加するには、「追加」ボタンをクリックします。キーとクラスパラメータが必要です。パラメータは次のとおりです。
key : これは、WSP の SOAP エンドポイントに対する URI パスの 2 番目の部分を定義します。最初の部分は、SOAP サービスによって Liberty が定義されます。たとえば、disco をキーとして定義すると、ディスカバリサービスの SOAP エンドポイントは次のように定義されます。
protocol://hostname:port/deloy_uri/Liberty/disco
class : このパラメータは、WSP の実装クラス名を指定します。Liberty SOAP レイヤーは、それぞれの WSP によって実装されるハンドラインタフェースを提供して、要求されたメッセージを処理し、それに対する応答を返します。
soapActions : これは省略可能なパラメータで、サポートされている SOAP アクションを指定します。このパラメータが指定されていない場合は、すべての SOAP アクションがサポートされます。Web サービスコンシューマ (WSC) がサポートされていない SOAP アクションで要求を送信した場合、その要求は対応する WSP に渡されることなく、SOAP によって拒否されます。
Web サービス認証
この属性は、WebServiceAuthenicator インタフェースの実装クラスを定義します。このクラスは、要求にもとづいて Web サービスコンシューマ (WSC) の資格情報の認証と生成を行います。
サポートされている認証メカニズム
この属性は、SOAP エンドポイントがサポートする認証メカニズムを指定します。デフォルトでは、すべてのメカニズムが選択されています。認証メカニズムが選択されずに、WSC が認証メカニズムを使用して要求を送信しようとする場合、その要求は対応する WSP に渡されず、SOAP レイヤーによって拒否されます。
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