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スキーマ設定の「オブジェクトクラス」タブ
このタブは、現在ディレクトリスキーマに存在するすべてのオブジェクトクラスに関する情報を表示するために使用します。標準オブジェクトクラスまたはユーザー定義オブジェクトクラスのリストからオブジェクトクラスを選択して、必須属性と許可された属性を表示します。このタブを使用して、ユーザー定義のオブジェクトクラスを作成、変更、または削除することもできます。ディレクトリに付属する標準オブジェクトクラスは変更または削除できません。
スキーマ検査: このタブの上にある状態を表す行は、スキーマ検査が有効か無効かを示します。スキーマ検査が有効な場合、スキーマタブで定義されたオブジェクトクラスと属性の構文に準拠するエントリだけをディレクトリ全体に作成できます。デフォルトでは、スキーマ検査は有効です。
スキーマ検査を無効または有効にするには、右上のこのボタンを使用します。
標準オブジェクトクラス (読み取り専用): このリストには、ディレクトリで用意されている標準オブジェクトクラスがすべて表示されます。オブジェクトクラスを選択すると、ほかのフィールドにそのプロパティが表示されます。標準オブジェクトクラスには、Directory Server とほかの Sun Java(TM) System 製品で使用される設定オブジェクトが含まれています。標準オブジェクトクラスを編集または削除することはできません。
ユーザー定義のオブジェクトクラス: このリストには、スキーマで現在定義されているカスタマイズされたオブジェクトクラスがすべて表示されます。プロパティを表示する、あるいは編集または削除するオブジェクトクラスを選択します。
必須属性: このリストには、現在選択されているオブジェクトクラスの必須属性が表示されます。必須属性には、継承された属性も含まれています。このオブジェクトクラスのエントリをディレクトリに追加するときは、すべての必須属性に値を指定する必要があります。
許可された属性: このリストには、現在選択されているオブジェクトクラスのオプションの属性が表示されます。許可された属性には、継承された属性も含まれます。このオブジェクトクラスのエントリをディレクトリに追加するときに、許可された属性の値を定義できます。
親: このフィールドは、現在選択されているオブジェクトクラスがどのオブジェクトクラスから属性と構造を継承するかを示します。
OID: このフィールドは、現在選択されているオブジェクトクラスの OID (オブジェクト識別子) を示します。OID は特定のディレクトリ内で、複数のディレクトリ間でデータを共有するときに、オブジェクトクラスまたは属性タイプの定義を一意に識別する分類文字列です。標準形式は、2.16.840.1.113730.3.2.2 のようにドットで区切られた一連の整数です。
作成: 新しいユーザー定義オブジェクトクラスを作成するダイアログボックスを表示するには、このボタンをクリックします。
編集: 選択したユーザー定義オブジェクトクラスを編集するには、このボタンをクリックします。
削除: 選択したユーザー定義オブジェクトクラスを削除するには、このボタンをクリックします。
関連項目
『Sun Java(TM) System Directory Server Reference Manual』の第 9 章「About Schema」
『Sun Java(TM) System Directory Server Reference Manual』の第 10 章「Object Class Reference」