目次      ドキュメントホーム     
Sun Java(TM) System Directory Server オンラインヘルプ



サーバー設定の「ネットワーク」タブ

このタブは、ディレクトリの LDAP 設定と DSML 設定を行うために使用します。

LDAP

この見出しの下にあるフィールドでは、LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) によるクライアントとサーバーの通信を管理します。

次のセキュリティモードのどれかを選択します。

  • セキュリティ保護されたポートのみ: SSL が有効でも、サーバーはセキュリティ保護されたポートで LDAP 要求を受け入れません。

  • セキュリティ保護されたポートと保護されていないポートの両方: サーバーは、次のポートのどれかで LDAP 要求を受け入れます。このオプションは、「暗号化」タブで SSL が有効になっており、SSL の設定が行われている場合にだけ使用できます。

  • コンソールでは、セキュリティ保護されたポートだけで要求を受け入れるようにサーバーを設定することはできません。コマンド行ではセキュリティ保護されていないポートを 0 に設定することはできますが、この設定ではコンソールが起動しません。

    コンソールを使用する場合、サーバーは常にセキュリティ保護されていないポートからアクセスされますが、ACI (アクセス制御命令) を設定すると、認証方法に基づいて、ディレクトリアクセスを拒否できます。

ポート: セキュリティ保護されていない LDAP 通信で使用するポート番号を指定します。デフォルトインストールでは 389 です。

セキュリティ保護されたポート: SSL (Secure Socket Layer) 方式の LDAP 通信で使用するポート番号を指定します。セキュリティ保護されていない通信で使用するポート番号とは異なるポート番号を指定する必要があります。デフォルトインストールでは、暗号化されたポート番号は 636 です。このフィールドは、「暗号化」タブで SSL が有効になっており、SSL の設定が行われている場合にだけ使用できます。

返すリフェラル: ディレクトリのグローバルリフェラルを定義するには、このチェックボックスを選択し、LDAP の URL を入力するか、「構成」をクリックします。このリフェラルは、クライアントアプリケーションがこのディレクトリに存在しない DN に要求を送信した場合に、そのアプリケーションに返されるデフォルトのリフェラルです。このリフェラルの代わりに、各サフィックスでほかのリフェラルを定義したり、レプリケーションメカニズムを使用したりできます。

DSML

この見出しの下にあるフィールドでは、DSML (Directory Services Markup Language) を使用した、HTTP によるクライアントとサーバーの通信を管理します。

DSML を有効: サーバーで DSML 要求に応答するには、このチェックボックスを選択します。選択すると、次のフィールドも変更できます。

次のセキュリティモードのどれかを選択します。

  • セキュリティ保護されていないポートのみ: サーバーは、セキュリティ保護されていない次のポートだけで DSML 要求を受け入れます。

  • セキュリティ保護されているポートのみ: サーバーは、セキュリティ保護された次のポートだけで DSML 要求を受け入れます。このオプションは、「暗号化」タブで SSL が有効になっており、SSL の設定が行われている場合にだけ使用できます。

  • セキュリティ保護されたポートと保護されていないポートの両方: サーバーは、次のポートのどれかで DSML 要求を受け入れます。このオプションは、「暗号化」タブで SSL が有効になっており、SSL の設定が行われている場合にだけ使用できます。

ポート: セキュリティ保護されていない HTTP で DSML ページにアクセスするために使用するポート番号を指定します。デフォルトインストールでは 80 です。

セキュリティ保護されたポート: SSL (Secure Socket Layer) 方式の HTTPS 通信で DSML ページにアクセスするために使用するポート番号を指定します。セキュリティ保護されていない通信で使用するポート番号とは異なるポート番号を指定する必要があります。このフィールドは、「暗号化」タブで SSL が有効になっており、SSL の設定が行われている場合にだけ使用できます。

相対 URL: ディレクトリサーバーによって処理する DSML 要求の仮想パス名です。このパスは、実際の位置を表すとはかぎりません。このパスは、絶対 URL に表示される論理名です。

「相対 URL」の下のテキストボックスには、クライアントがサーバーに DSML 要求を送信するために使用しなければならない絶対 URL が表示されます。暗号化された DSML ポートが設定されている場合、セキュリティ保護された URL も表示されます。

関連項目

『Sun Java(TM) System Directory Server 管理ガイド』の第 1 章の「DSML の設定」


目次      ドキュメントホーム     
Copyright 2005 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved.