Sun ONE Web Server 6.1 管理者ガイド |
「Logs」タブ
「Logs」タブでは、アクセスログとエラーログの設定、表示、およびアーカイブを行うことができます。
「Logs」タブには、次のページがあります。
「View Access Log」ページ管理サーバーからこのページにアクセスする場合には、「管理サーバー」のセクションの「「View Access Log」ページ」を参照してください。
仮想サーバーマネージャからこのページにアクセスする場合には、「Virtual Server Manager」のセクションの「「View Access Log」ページ」を参照してください。
「View Access Log」ページでは、サーバーインスタンスへの要求およびサーバーからの応答に関する情報の表示設定をカスタマイズできます。Virtual Server Manager からログを表示することもできます。
詳細は、次のセクションを参照してください。
次の各要素が表示されます。
Number of entries: 新しいものから順に取り出すエントリの数を指定します。
Only show entries with: ログエントリからフィルタ検索するための文字列または文字を指定します。大文字と小文字は区別されます。このフィールドに指定する文字列や文字は、アクセスログ内のエントリの大文字/小文字と一致していなくてはなりません。たとえば、POST を含むアクセスログエントリだけを確認したいときには、「POST」と入力します。仮想サーバーすべてが 1 つのメインログファイルに記録されるようになっていて、ログファイルが仮想サーバー ID を記録するように設定されている場合、このフィールドにその仮想サーバー ID を入力して、1 つの仮想サーバーのエントリだけが取り出せるようにします。
OK: このページの下側に、ログエントリが表示されます。
Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。
Help: オンラインヘルプを表示します。
「View Error Log」ページ管理サーバーからこのページにアクセスする場合には、「管理サーバー」のセクションの「「View Error Log」ページ」を参照してください。
仮想サーバーマネージャからこのページにアクセスする場合には、「Virtual Server Manager」のセクションの「「View Error Log」ページ」を参照してください。
「View Error Log」では、サーバーで検出されたエラーだけでなく、サーバーが起動した時刻やサーバーにログインしようとして失敗したユーザーなど、サーバーに関する情報メッセージの表示設定をカスタマイズすることができます。Virtual Server Manager からログを表示することもできます。
詳細は、次のセクションを参照してください。
次の各要素が表示されます。
Number of errors to view?: 新しいものから順に取り出すエントリの数を指定します。
Only show entries with: ログエントリからフィルタ検索するための文字列または文字を指定します。大文字と小文字は区別されます。このフィールドに指定する文字列や文字は、エラーログ内のエントリの大文字/小文字と一致していなくてはなりません。たとえば、警告を含むエラーメッセージだけを確認したいときには、warningと入力します。
OK: このページの下の方に、ログエントリを表示します。
Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。
Help: オンラインヘルプを表示します。
「Archive Log Files」ページ「Archive Log Files」ページでは、定期的な間隔でアクセスログファイルとエラーログファイルを自動的にローテーションさせることができます。ログファイルを保存する場合、サーバーは、現在のログファイル名を変更し、次に、元の名前の付いた新規ログファイルを作成します。古いログファイルは保存または削除することができ、保存する場合、ファイルには、元のファイル名とその後にファイルの保存日時が付きます。たとえば、access の場合、access.200307152400 などとなります。
「Archive Log Files」ページでは、ログファイルをすぐに保存することも、または保存を行う日時を指定することもできます。
ログを保存すると、すべての仮想サーバーのログすべてが保存されることになります。
詳細は、「Archiving Log Files」を参照してください。
次の各要素が表示されます。
Internal daemon log rotation: ログのローテーションに、Sun one Web Server の内部システムデーモンログ設定を使用するかどうかを指定します。
- rotation start time: ログファイルをローテーションさせて新規のログファイルの使用を開始する基点となる時刻を指定する。たとえば、ローテーションの開始時刻が午前 0 時であれば、ローテーション間隔は 1440 分 (1 日) となり、変更を保存して適用すると、新しいログファイルが作成される。ログファイルは毎日午前 0 時にローテーションされ、アクセスログのタイムスタンプは午前 0 時になり、access.200304241200 という名前で保存される。同様に、間隔を 240 分 (4 時間) に設定した場合、午前 0 時から 4 時間おきにログがローテーションされる。アクセスログファイルには、午前 0 時から午前 4 時まで、午前 4 時から午前 8 時まで、それ以降同様に 4 時間で収集された情報が保存される
- rotation interval (minutes): 新規ログファイルへの記録が開始され、次のログローテーションが実行されるまでの間隔を分単位で指定する。ローテーション間隔は 30 分以上に指定する
Cron based log rotation: ログの保存をスケジュールするのに、オペレーティングシステムの cron (ジョブのスケジューリング) 機能を使用するかどうかを指定します。
注
ログファイルをアーカイブする前に、管理サーバーの「Cron Control」ページ (UNIX/Linux) からシャットダウンする必要があります。
OK: エントリを保存します。
Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。
Help: オンラインヘルプを表示します。
「Access Log Preferences」ページ「Access Log Preferences」ページでは、サーバーのログに記録する内容を指定することができます。サーバーログファイルは、サーバーの稼動状況の監視や障害追跡に役立ちます。
詳細は、「Setting Access Log Preferences」を参照してください。
次の各要素が表示されます。
Editing: カスタムロギングを適用するリソースを指定します。ディレクトリを指定すると、サーバーがそのディレクトリの URL またはそのディレクトリ内のいずれかのファイルの URL を受信したときにのみ、カスタムロギングが適用されます。仮想サーバーごとにロギングを設定する場合は、クラスマネージャの「Logging Settings」ページを使用します。
Go: データをロードします。
Browse: ファイルシステムをブラウズ可能にします。このボタンをクリックすると、「Choose a Part of Your Server」ページが表示されます。このページの「Options」ボタンをクリックすると、ブラウズオプションが表示されます。ブラウズオプションについては、「「Browse Files On Your Server」ページ」を参照してください。
Wildcard: ワイルドカードパターンを指定します。使用するパスは、ファイルの絶対パスにする必要があります。ワイルドカードパターンの使用法については、「Wildcards Used in the Resource Picker」を参照してください。
Log client accesses?: クライアントのアクセスをログファイルに記録するかどうかについて指定します。
Log File: アクセスログファイルの絶対パスを指定します。デフォルトでは、ログファイルは、サーバールートの logs ディレクトリに保管されています。部分的なパスを指定した場合、サーバーは、そのパスをサーバールートの logs ディレクトリからの相対パスであると認識します。
サーバー全体を編集している場合、このフィールドのデフォルト値は $accesslog となります。この変数は、設定ファイル内のサーバーと仮想サーバーのアクセスログファイルを指します。
Record: サーバーにアクセスするシステムのドメイン名や IP アドレスを、サーバーがアクセスログに記録するかどうかについて指定します。
Format: アクセスログで使用するログファイル書式を指定します。次の中から選択できます。
- Use Common Logfile Format: クライアントのホスト名、認証ユーザー名、要求日時、HTTP ヘッダー、クライアントに戻すステータスコード、クライアントに送信したドキュメントのコンテンツ長などが含まれている
- Only Log: ログに記録する項目を次の中から選択できる
- Client hostname: アクセスを要求しているクライアントのホスト名 (DNS が使用できない場合は IP アドレス)
- Authenticate user name: 認証が必要であった場合、認証されたユーザー名をアクセスログで確認することができる
- System date: クライアント要求の日時
- Full request: クライアントの要求を正確に記述したもの
- Status: サーバーがクライアントに戻したステータスコード
- Content length: バイト単位で指定されるクライアントに送信したドキュメントのコンテンツ長
- HTTP header, "referer": referer では、現在のページの直前に、クライアントが参照していたページを記録する。たとえば、ユーザーがテキスト検索クエリの結果を見ている場合は、ユーザーがテキスト検索エンジンにアクセスしたアクセス元のページが referer になる。referer を使うと、サーバーは前のリンクのリストを作成することができる
- HTTP header, "user-agent": クライアントの使用しているブラウザの種類やバージョン、ブラウザが動作しているオペレーティングシステムなどのユーザー - エージェント情報が、クライアントがサーバーに送信する HTTP ヘッダー情報の「user-agent」フィールドから取得される
- Method: 使用される HTTP 要求メソッド (GET、PUT、POST など)
- URI: Uniform Resource Identifier の略。サーバー上のリソースの場所を表す。たとえば、http://www.a.com:8080/special/docs の場合、URI は、special/docs
- Query string of the URI: URI の中の、疑問符の後に続くテキスト。たとえば、http://www.a.com:8080/special/docs?find_this の場合、URI のクエリ文字列は、find_this
- Protocol: 使用されている転送プロトコルとバージョン
- Virtual Server ID: 仮想サーバーの ID。このオプションは、サーバーインスタンスだけで利用できる。管理サーバーレベルでは利用できない。仮想サーバーごとに別々のログファイルを設定している場合は、これを選択する必要はない
Custom Format: アクセスログの書式をカスタマイズすることができます。カスタム書式に使用するパラメータの詳細は、「Setting Access Log Preferences」を参照してください。
OK: エントリを保存します。
Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。
Help: オンラインヘルプを表示します。
「Choose a Part of Your Server」ページ「Choose a Part of Your Server」ページは、リモートファイルの操作を設定する特定のファイルまたはディレクトリを選択するときに使用されます。
ディレクトリ全体またはファイルを選択すると、このページは「Remote File Manipulation」ページに戻り、リモートファイル操作の残りの設定に進みます。次の各要素が表示されます。
Back: 「Back」ボタンをクリックすると、前のページに戻ります。
choose entire directory: 「choose entire directory」リンクをクリックすると、「File Manipulation」ページが表示されます。このページでは、サーバー上のリモートファイルの操作タスクをクライアントが実行できます。リモートファイル操作タスクの詳細については、「Remote File Manipulation」ページを参照してください。
Options: 「Options」ボタンをクリックすると、「Browse Files On Your Server」ページが表示されます。このページでは、ブラウズオプションを選択できます。ブラウズオプションの詳細については、「「Browse Files On Your Server」ページ」を参照してください。
Help: オンラインヘルプを表示します。
「Browse Files On Your Server」ページ「Browse Files On Your Server」ページでは、サーバー上のファイルを参照できます。次の各要素が表示されます。
Back: このボタンをクリックすると、前のページに戻ります。
List from: ブラウズするディレクトリのパスを指定し、次のいずれかのオプションを選択します。
OK: 「OK」をクリックすると、結果が表示されます。
Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。
Help: オンラインヘルプを表示します。
「Error Log Preferences」ページ「Error Log Preferences」ページでは、サーバーのエラーログに記録する内容を設定することができます。サーバーエラーログファイルは、サーバーの稼動状況の監視や不具合の解決に役立ちます。
詳細は、「Setting Access Log Preferences」を参照してください。
次の各要素が表示されます。
Error Log File Name: サーバーからのメッセージを格納するファイルを指定します。
Log Level: エラーログに記録できる情報の量を指定します。オプションを次に示します。
Log VSID: 仮想サーバーログに仮想サーバーの ID を表示する場合に選択します。これは、複数の VS 要素が同じログファイルを共有する場合に便利です。
LogStdout: stdout の出力をエラーログにリダイレクトする場合に選択します。
Log Stderr: stderr の出力をエラーログにリダイレクトする場合に選択します。
Log To Console (UNIX only): ログメッセージをコンソールにリダイレクトする場合に選択します。
Use System Logging: UNIX の syslog サービスまたは Windows のイベントログを利用してログを生成および管理する場合に選択します。
Create Console (Windows Only): stderr 出力用の Windows コンソールを作成する場合に選択します。
OK: エントリを保存します。
Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。
Help: オンラインヘルプを表示します。
「Generate Report」ページ「Generate Report」ページでは、ログアナライザを使用して、サーバーの稼動状況に関するレポートを生成できます。ログアナライザは、稼動状況の要約、最も頻繁にアクセスされる URL、1 日のうちでサーバーに最も頻繁にアクセスされる時間帯など、サーバーに関する統計情報を生成します。ログアナライザは、サーバーマネージャまたはコマンド行から実行できます。
注
ログアナライザを実行する前に、サーバーログをアーカイブする必要があります。サーバーログのアーカイブの詳細は、「Archiving Log Files」を参照してください。
詳細は、「Running the Log Analyzer」を参照してください。
次の各要素が表示されます。
Server name: レポート生成の対象とするサーバーの名前を指定します。
Output type: レポートを HTML ファイルとプレーンテキスト (ASCII) ファイルのどちらに出力するかを指定します。
Log File: レポートの生成元となるログファイルを指定します。複数のファイルを選択するには、Control キーを押しながら該当するファイルをクリックします。
Output file: レポート保存先の絶対パスを指定します。このフィールドを空白のままにしておくと、アナライザは画面に結果を表示します。大きなログファイルほど、画面表示により長い時間がかかるので、結果はファイルに保存することをお勧めします。
Totals: 統計情報の合計を生成するかどうかを指定します。統計情報の合計を生成しない場合には、「Do not generate totals」を選択します。合計を生成する場合には、合計を生成する対象となる項目を、次の中から指定します。
- Total hits: アクセスログ機能を使用可能にしたあとにサーバーが受信した要求数
- 304 (Not Modified) status codes: 要求を行なっているクライアントが、要求したドキュメントをサーバーから取得せずに、そのローカルコピーを使用した回数
- 302 (Redirects) status codes: 元の URL が移動されたので、サーバーが新しい URL にリダイレクトした回数
- 404 (Not Found) status codes: サーバーが要求されたドキュメントを見つけ出せなかった回数、およびクライアントが承認されたユーザーではないのでサーバーがドキュメントを提供しなかった回数
- 500 (Server Error) status codes: サーバーに関連するエラーが発生した回数
- Total unique URLs: アクセスログを使用可能にしたあとにアクセスされた一意の URL の数
- Total unique hosts: アクセスログを使用可能にしたあとにサーバーにアクセスした一意のクライアントホストの数
- Total kilobytes transferred: アクセスログを使用可能にしたあとにサーバーが転送したデータ量 (K バイト単位)
General Statistics: 一般統計情報 (general statistics) を生成するかどうかを指定します。統計情報の合計を生成しない場合には、「Do not generate totals」を選択します。統計情報を生成する場合には、次の中から選択します。
- Find top number seconds of log: 一番新しい統計対象期間 (秒数) からの情報に基づいて、統計情報を生成する
- Find top number minutes of log: 一番新しい統計対象期間 (分数) からの情報に基づいて、統計情報を生成する
- Find top number hours of log: 一番新しい統計対象期間 (時間数) からの情報に基づいて、統計情報を生成する
- Find number users (if logged): ユーザー数からの情報に基づいて、統計情報を生成する
- Find top number referers (if logged): referer数からの情報に基づいて、統計情報を生成する
- Find top number user agents (if logged): たとえばブラウザの種類、バージョン、オペレーティングシステムなどのユーザーエージェントに関する情報に基づいて、統計情報を生成する
- Find top number miscellaneous logged items (if logged): ユーザー数からの情報に基づいて、統計情報を生成する
Generate Lists: リストを生成するかどうかを指定します。リストを生成しない場合には、「Do not generate any list」を選択します。リストを生成する場合には、リストを生成する項目を、次の中から指定します。
- number most commonly accessed URL: 最も頻繁にアクセスされた URL、またはアクセス数が指定された数を超えた URL を表示する
- URLs that were accessed more than number times: アクセス数が指定された数を超えた URL を表示する
- number hosts most often accessing your server: サーバーに最も頻繁にアクセスしているホスト、またはアクセス数が指定された数を超えたホストを表示する
- Hosts that accessed your server more than number times: サーバーに指定回数より多くアクセスしたホストを表示する
Output Order: 出力順を指定します。レポートにセクションを表示する順番として、次の項目に 1 〜 3 の優先順位を割り当てます。これらの項目を生成しない場合には、そのセクションは自動的に省略されます。
OK: エントリを保存します。
Reset: 変更を取り消して、ページ内の要素を変更前の値に戻します。
Help: オンラインヘルプを表示します。