Sun Java System Portal Server, Secure Remote Access 6 2004Q2 Netmail オンラインヘルプ Sun ロゴ
  目次     索引

NetMail をオフラインモードで使用する

NetMail をオフラインモードで使用すると、ローカルにインストールした NetMail を使っているか通常の NetMail プログラムを使っているかにかかわらず、メールサーバーから切断した状態でメールの読み込み、作成、およびメッセージの整理ができます。再接続すると、NetMail はメールサーバーと再び同期し、変更の反映および受信メールの確認を行います。このセクションでは以下の表題について説明します。

NetMail をローカルにインストールする

NetMail アプレットをローカルにインストールすると、接続して電子メールを読むたびにアプレットをダウンロードする必要はなくなります。さらに、電子メールを暗号化されたファイルとしてディスクに保存することができるので、サーバーから切断した状態でも作業を継続することが可能です。再接続すると、ローカルの電子メールキャッシュに対して行った変更がサーバーに反映され、状態の同期が取られます。接続すると、送信用に作成したメールの送信も行われます。

NetMail をローカルにインストールするには

  1. Sun Java System Portal Server 標準デスクトップにあるリンク「NetMail ローカルインストーラ」をクリックします。
  2. 「NetMail のインストール」ウィンドウが表示されます。

  3. インストール先のディレクトリを指定し、ブラウザのタイプを選択して「次へ」をクリックします。

インストールアプレットが読み込まれると、アプレットがローカルディスクにアクセスする許可を求める問い合わせが表示されます。これはインストールを完了するために必要です。これで NetMail ローカルバージョンが、指定したディレクトリにインストールされます。

ローカルにインストールした NetMail を使用する

ローカルにインストールした NetMail を使用して (通常のオンラインモードと同様に) メールの読み書きを行うと、メールを読むたびに NetMail をダウンロードする必要はなくなります。ローカルにインストールした NetMail を使用すると、NetMail アプレットをダウンロードする時間が節約できると同時に、サーバーに接続しなくても簡単にメールの閲覧や作成を行うことができます。


ローカルにインストールした NetMail を終了させても、NetMail ブラウザのウィンドウに状態の変更は表示されません。


ローカルにインストールした NetMail を起動するには

  1. ブラウザのブックマーク、またはお気に入りの一覧から NetMail を選択します。
  2. NetMail についてのセキュリティ認証が表示された場合は、「認証する」をクリックします。NetMail のメインウィンドウが表示されます。

    • 前回ローカルの NetMail を終了させた時に、キャッシュをファイルとして保存した場合、その時に指定したキャッシュパスワードの入力が要求されます。
    • キャッシュのファイルを保存しなかった場合、NetMail は接続を開始します。
    • キャッシュのパスワードを忘れた場合、「ファイルの破棄」を選択すると、NetMail はサーバーに接続します。

    • キャッシュのパスワードを忘れてしまうと、サーバーに再接続するまでメッセージにアクセスできなくなります。


NetMail を使って、通常行っているのとまったく同様に、メールの閲覧、作成、および管理を行うことができます。オンラインモードで作業する場合、「セッション」メニューから「接続」を選択します。オフラインモードで作業する場合の詳細については、「オフラインモードの使用」を参照してください。


オフラインモードの場合、NetMail はメールの送信および読み込みは行いません。ただし、送信メッセージを作成して送信待ちにすることはできます。オフラインモードで作成したメッセージを送信する場合、または新規メッセージの読み込みを行う場合には、「セッション」メニューから「接続」を選択すると、NetMail はサーバーとの再同期を行います。


オフラインモードの使用

オフラインモードでのメッセージ操作を、より速く簡単に行うには、以下のオプションを利用します。

手動で NetMail のメッセージをキャッシュする

  1. キャッシュするメッセージを選択します。ひとつのメッセージを選択するには、そのメッセージをクリックします。
  2. Ctrl キーを押しながらクリックすると、複数のメッセージを個別に選択できます。グループの先頭にあるメッセージをクリックし、次に Shift キーを押しながらグループの最後にあるメッセージをクリックすると、複数のメッセージをまとめて選択することができます。

  3. 「メッセージ」メニューから「選択したメッセージの読み込み」を選択します。
  4. 「添付ファイルを含めない」または「添付ファイルを含める」を選択し、添付ファイルをキャッシュするかどうか設定します。
  5. ローカルにインストールした NetMail を使用している場合、キャッシュされたメッセージを保存して後からアクセスすることができます。切断してから、「セッション」の「キャッシュをディスクに保存」を選択します。メッセージを初めてローカルにキャッシュすると、NetMail の「キャッシュの確認」ダイアログへのパスワード入力が要求されます。「確認」のフィールドにもパスワードを入力します。


    キャッシュのパスワードを忘れないようにします。オフラインモードで NetMail を再起動すると、NetMail はユーザー名や IMAP パスワードではなく、キャッシュパスワードの入力を要求します。

    これでブラウザのセッションを終了し、コンピュータの電源を切ることもできます。後から再起動し、ローカルにインストールした NetMail アプレットを使用して、オフラインでメールの閲覧、作成、および整理を行うことができます。


自動キャッシングを有効にする

後でメッセージを利用するため、切断する際に NetMail が必ずメッセージをキャッシュするように設定することができます。

自動キャッシングを有効にするには

  1. 「セッション」メニューから「設定」を選択します。
  2. 「設定」ダイアログが表示されます。

  3. 「キャッシュ」のタブを選択します。
  4. 「フォルダリスト全体をキャッシュしますか ?」のオプションを選択すると、すべてのフォルダにあるメッセージがキャッシュされます。
  5. 「キャッシュするメッセージのタイプ」のドロップダウンリストから、キャッシュするメッセージのタイプを選択します。
  6. 「キャッシュする添付ファイルの上限サイズ (K バイト)」のフィールドに、キャッシュする添付ファイルの最大サイズを指定します。
  7. 「了解」をクリックして「設定」を保存します。

  8. ヒント

    切断した時に NetMail が自動的にメッセージをキャッシュするように設定すると、メールの読み込み速度が飛躍的に向上します。接続した直後に切断します。NetMail がすべてのメッセージを読み込みます。再接続してメッセージを読む場合でも、メールを開くたびにサーバーから読み込む必要がないため、遅延が解消されます。



    キャッシュされたメッセージにアクセスするには、NetMail を使う必要があります。他のプログラムでメッセージにアクセスするには、メッセージをファイルとして保存する必要があります。



  目次     索引