アレイから拡張ユニットを取り外す

注意 - この作業を行うと、すべてのデータが失われます。以下の再構成操作を行う前に、必ずテープまたは他の媒体にデータのバックアップをとっておいてください。ストレージプールやボリューム構成の情報を記録しておくことも推奨します。

注 - 選択したアレイの現在の状態によっては、「拡張ユニットの追加」または「拡張ユニットの取り外し」ボタンが使用できないことがあります。たとえば 2x2 構成でトレイを取り外すことはできません。

  1. 6300 シリーズの場合は、「管理」タブで「一般」をクリックします。6100 シリーズの場合は、「管理」タブで「アレイとアクションの選択」をクリックします。
  2. 6300 シリーズの場合は、「アレイの電源管理とアレイの再構成」セクションにある表でアレイの名前のリンクをクリックします。6100 シリーズの場合は、「アレイの選択」セクションにある表でアレイの名前のリンクをクリックします。
  3. 「アレイの詳細と再構成」ページが表示されます。

  4. 「拡張ユニットの取り外し」ボタンをクリックします。
  5. 拡張ユニットの取り外しウィザードのウィンドウが表示されます。

    • Sun StorEdge 6300 システムの場合、ウィザードは、逆アドレス解決プロトコル (RARP) サービスの構成と RARP サービスのエントリが存在するか確認します。また、関係するコントローラの MAC (media access control) アドレスの表示もします。
    • Sun StorEdge 6100 システムの場合、ウィザードは RARP およびコントローラの MAC 情報が構成に合っているかどうかの確認を求めるメッセージを表示します。
  6. RARP 情報が適切な場合は「次へ」ボタンをクリックします。
  7. 注 - アレイのコントローラのファームウェアバージョンを 3.1 にアップグレードすると、この手順は不要になります。

    • このウィザードは、処理中のジョブがあるかどうかを検出します。
    • 処理中のジョブがある場合は、ジョブが完了してから、「次へ」ボタンをクリックします。
    • 注意 - このウィザードウィンドウで「次へ」ボタンをクリックした場合、この操作は取り消せません。操作を取り消す場合は「取消し」をクリックします。

  8. 「次へ」ボタンをクリックします。
  9. アレイの「構成解除」が開始されます。ウィザードには、構成解除で行われる次の操作が示されます。

    • 既存のストレージプールをオフライン状態にする
    • トレイの代替マスターコントローラを使用不可にして構成解除する (コントローラがすでに使用不可か、1x1 の構成でコントローラが 1 つしかない場合、この手順は省略されます)
    • ラベルを再設定します (この処理は数分の時間を要することがあります。関連ページ: 「アレイのデフォルト値の復元」ボタン (アレイ情報の消去))。
    • アレイを停止する
    • 構成解除が完了すると、ウィザードは「次へ」をクリックして、物理的に拡張ユニットを取り外す手順の概略を見るよう求めます。

      注 - 拡張ユニットの物理的な追加と取り外し、およびその他のアレイの構成の変更については、『Sun StorEdge 6020 および 6100 アレイシステムマニュアル』に詳しい説明があります。この操作を行うにあたっては、このマニュアルのアレイの構成に関する章を参照してください。Sun StorEdge 6300 システムには、Telnet によるアクセスはできないことに注意してください。このヘルプで説明しているウィザードは、拡張ユニットの追加または取り外しに必要な基本的なソフトウェアコマンドを実行します。

      また、拡張ユニットの取り外しは必ず 2 つ 1 組で行ってください。1 つのアレイ構成に含まれる拡張ユニット数は、常に 2 つか 4 つ、または 6 つにします。

      ウィザードに示される手順は次のとおりです。

    • アレイの各電源/ファン一体ユニット (PCU) の電源ロッカースイッチを押すことによって電源を切断します。
    • 元の構成のすべての格納装置からすべての電源コードを抜き取ります。
    • 次に進む前にすべての LED が消灯していることを確認します。
    • ループカードケーブルを抜き取ります。
    • コントローラボードをすぐ下のトレイに移し替えます。たとえば最終的な構成が 2x4 の場合、コントローラボードは下から 1 番目と 3 番目の格納装置に位置します。
    • 拡張ユニットを取り外します。
    • ループカードと Ethernet、ホストケーブルを接続します。
    • すべての格納装置に電源コードを接続します。
    • アレイの電源を入れます。
    • アレイの電源が入り、すべての LED が点灯したら、「次へ」ボタンをクリックして新しい構成に問題がないか確認します。
  10. アレイの電源が入り、すべての LED が点灯したら、「次へ」ボタンをクリックします。
  11. アレイが検出されると、ウィザードウィンドウが再表示されます。この処理には最高 20 分の時間がかかることがあります。ウィザードがタイムアウトした場合は、アレイの設置に問題がないか再調査してください。

    アレイが検出されると、ウィザードウィンドウにアレイが使用可能であることを示す確認メッセージとともに、Storage Automated Diagnostic Environment ソフトウェアのリンクが表示されます (6300 シリーズで、このソフトウェアがインストールされている場合)。

  12. 「ウィザードの終了」ボタンをクリックします。
  13. 必要ならば、アレイを構成します。
  14. ストレージプールやボリュームを作成したり、アクセス権を設定したり、その他の機能を使用したりできます。次のページをご覧ください。