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製作著作 © 2002-2003-NaN Sun Microsystems
製作著作 © 2000 Miguel de Icaza, Michael Zucchi, and Alexander Kirillov
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タイトル | 日付 | 著者 | 出版社 |
---|---|---|---|
GNOME 端末のマニュアル V2.3.1 | 2003 年 4 月 | Sun GNOME ドキュメンテーションチーム | GNOME ドキュメンテーションプロジェクト |
GNOME 端末のマニュアル V2.3 | August 2002 | Sun GNOME ドキュメンテーションチーム | GNOME ドキュメンテーションプロジェクト |
GNOME 端末のマニュアル V2.2 | August 2002 | Sun GNOME ドキュメンテーションチーム | GNOME ドキュメンテーションプロジェクト |
GNOME 端末のマニュアル V2.1 | August 2002 | Sun GNOME ドキュメンテーションチーム | GNOME ドキュメンテーションプロジェクト |
GNOME 端末のマニュアル V2.0 | April 2002 | Sun GNOME ドキュメンテーションチーム | GNOME ドキュメンテーションプロジェクト |
GNOME 端末ユーザーズガイド | May 2000 | Miguel de Icaza, Michael Zucchi, Alexander Kirollov <docs@gnome.org> | GNOME ドキュメンテーションプロジェクト |
このマニュアルは GNOME 端末のバージョン 2.0.1 について説明します。
GNOME 端末アプリケーションまたはこのマニュアルに関してバグやご意見をご報告いただく場合は、『GNOME フィードバックページ』 を参照してください。
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GNOME 端末のマニュアル V2.3.1
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GNOME 端末は、次のアクションに使用できる端末エミュレーションアプリケーションです。
シェルは、コマンドラインプロンプトに入力されたコマンドを解釈して実行するプログラムです。 GNOME 端末を起動すると、システムアカウントで指定されたデフォルトのシェルが起動します。いつでも別のシェルに切り替えられます。
GNOME 端末は、X Consortium が開発した xterm プログラムをエミュレートします。xterm プログラムは DEC VT102 端末をエミュレートし、さらに DEC VT220 のエスケープシーケンスをサポートします。エスケープシーケンスは、Esc 文字から始まる一連の文字です。 GNOME 端末は、VT102 および VT220 端末がカーソルの位置づけ、画面消去などの機能に使用するすべてのエスケープシーケンスを受け付けます。
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GNOME 端末のマニュアル V2.3.1
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この節では、GNOME 端末を起動する方法について説明します。
GNOME 端末を起動するには、次の手順に従います。
「システム」->「端末」を選択します。
gnome-terminal を入力して、Return キーを押します。
コマンドラインオプションを使用すると、GNOME 端末の実行方法を変更できます。 コマンドラインオプションを表示するには、gnome-terminal --help を入力し、Return キーを押します。
GNOME 端末の初回起動時には、端末に一連の初期値が表示されます。この一組の初期設定値をデフォルトプロファイルといいます。 GNOME 端末ウィンドウのタイトルバーにプロファイル名が表示されます。
端末に表示されたコマンドプロンプトに、UNIX コマンドを入力できます。コマンドプロンプトは、%、#、>、$、または他の任意の特殊文字にできます。カーソルはコマンドプロンプトに位置づけられます。UNIX コマンドを入力して Return キーを押すと、そのコマンドが実行されます。GNOME 端末はデフォルトで、アプリケーションを開始したユーザーに設定されているデフォルトのシェルを使用します。
GNOME 端末は、さらに、次の環境変数も設定します。
初期値で xterm に設定されます。
初期値で gnome-terminal に設定されます。
初期値で X11 ウィンドウ識別子に設定されます。
新しいプロファイルを作成して端末に適用することによって、フォント、カラー、エフェクト、スクロール動作、ウィンドウタイトル、互換性などの特性を変更できます。プロファイルで GNOME 端末の起動コマンドを定義することもできます。
各端末プロファイルは、「編集」メニューから「プロファイルの編集」ダイアログにアクセスして定義します。プロファイルは必要なだけ、いくつでも定義できます。端末起動時に使用する端末プロファイルを選択することもできますし、端末使用中に端末プロファイルを変更することもできます。コマンドラインからアプリケーションを起動したときの端末用の初期プロファイルを指定するには、次のコマンドを入力します。
gnome-terminal --window-with-profile= profilename
「プロファイルの編集」ダイアログで別のタイトルバー名を指定しないかぎり、GNOME 端末のタイトルバーに現在のプロファイル名が表示されます。
新しい端末プロファイルを定義して使用する方法については、プロファイルを管理する を参照してください。
GNOME 端末のタブ機能を使用すると、ウィンドウに端末を追加できます。ウィンドウで各端末を開くには、該当するタブをクリックします。ウィンドウ内の各タブ付き端末は独立した別々のサブプロセスなので、各端末をそれぞれ別の作業に使用できます。ウィンドウの各タブ付き端末ごとに、異なるプロファイルを適用できます。端末のタイトルバーに、現在のプロファイル名または現在のプロファイルによって指定された名前が表示されます。図 2 に、タブが 4 つの GNOME 端末ウィンドウを示します。 この場合、4 つのタブにそれぞれ異なるプロファイルが与えられています。現在のプロファイル名、プロファイル 1 がタイトルバーに表示されています。
新しいタブ付き端末を開く方法については、端末を開く、または閉じる を参照してください。
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GNOME 端末のマニュアル V2.3.1
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「ファイル」->「新規ウィンドウ->「デフォルト」を選択します。
新しい端末は、新しい端末の起動元端末と同じ PID でサブプロセスを開始します。GNOME パネルから新しい GNOME 端末を起動する場合に比べて、サブプロセスはシステム資源の消費が少なくてすみます。新しい端末は、アプリケーションの設定とデフォルトのシェルを親端末から継承します。
「ファイル」->「ウィンドウを閉じるを選択します。
このアクションによって、端末とその端末から開いたあらゆるサブプロセスが閉じられます。最後の端末を閉じると、GNOME 端末プログラムが終了します。
「ファイル」->「新規タブ」->「デフォルト」を選択します。
開くべきタブ付き端末のタブ名をクリックします。
閉じるべきタブ付き端末のタブ名をクリックします。
「ファイル」->「タブを閉じる」を選択します。
「ファイル」->「新規プロファイル」を選択して、「新しいプロファイル」ダイアログを表示します。
「プロファイル名」テキストボックスに新しいプロファイル名を入力します。
「プロファイルベース」ドロップダウンリストボックスを使用して、新しいプロファイルのベースにするプロファイルを選択します。
「作成」をクリックします。GNOME 端末は、このプロファイルを 「端末」->「プロファイル」サブメニューに追加します。
プロファイルを変更するタブ付き端末の名前をクリックします。
「端末」->「プロファイル」-> 「プロファイル名」を選択します。
プロファイルは「プロファイル編集 "profile name"」ダイアログで編集します。「プロファイル編集」ダイアログには、次の方法でアクセスできます。
「編集」->「現在のプロファイル」を選択します。
「編集」->「プロファイル」を選択し、さらに編集するプロファイルを選択してから「編集」をクリックします。
端末を右クリックし、ポップアップメニューから「現在のプロファイルの編集」を選択します。
「編集」->「プロファイル」を選択します。
「プロファイル」リストで削除するプロファイル名を選択し、「削除」をクリックします。
「プロファイルの削除」 ダイアログで 「削除」をクリックします。
端末で右クリックし、ポップアップメニューから「メニューバーを隠す」を選択します。
端末で右クリックし、ポップアップメニューから「メニューバーを表示」を選択します。
スクロールバーの表示に関して、「プロファイル編集 "profile name"」ダイアログで選択できるオプションの詳細は、 設定を参照してください。
次のアクションのどれか 1 つを実行します。
通常は端末の右側に表示されるスクロールバーを使用します。
Page Up キー、 Page Down キー、 Home キー、または End キーを使用します。
端末でスクロールされる行数は、「プロファイルの編集」ダイアログの「スクロール」タブセクションで設定された「スクロールバック」の値によって決まります。
テキストを選択する方法は、次のとおりです。
一回に 1 文字ずつ選択するには、対象となる先頭文字をクリックし、選択範囲の最後の文字までマウスをドラッグします。
一回に単語を 1 つずつ選択するには、対象となる先頭の単語をダブルクリックし、選択範囲の最後の単語までマウスをドラッグします。
一回に 1 行ずつ選択するには、対象となる先頭行をトリプルクリックし、選択範囲の最後の行までマウスをドラッグします。
この手順によって、最初の項目から最後の項目までの全テキストが選択されます。全テキストを選択した場合、マウスボタンを放した時点で、選択したテキストが GNOME 端末によってクリップボードにコピーされます。
次のアクションのどれか 1 つを実行します。
コマンドプロンプトでマウスのアジャストボタンをクリックします。マウスのアジャストボタンがない場合には、 X Server のマニュアルを参照し、アジャストボタンのエミュレート方法を調べてください。
「編集」->「貼り付け」を選択し、端末にテキストをペーストします。この機能が動作するのは、 「編集」->「コピー」を選択して、選択したテキストをクリップボードにコピーしている場合だけです。
ファイルマネージャなど、別のアプリケーションから端末にファイルをドラッグできます。端末にファイルのパスとフルネームが表示されます。
端末に表示された Uniform Resource Locator (URL) にアクセスする手順は、次のとおりです。
URL に下線が表示され、マウスポインタが手の形になるまで、URL 上でマウスを移動させます。
URL を右クリックし、ポップアップメニューを開きます。
「リンクを開く」を選択し、リンクアプリケーションを起動して、URL にあるファイルを表示します。
GNOME 端末 用に定義されたキーボードショートカットの設定を表示するには、「編集」->「キー割り当て」を選択します。「キー割り当てエディタ」ダイアログには、次の項目が表示されます。
マウスの代わりにキーボードを使用してメニュー項目を選択できるように定義されたアクセスキーを無効にする場合は、このチェックボックスを選択します。 アクセスキーは、メニューまたはダイアログオプションにある下線付きの文字で示されています。アクセスキーは、Alt キーを組み合わせて使用することもあります。
GNOME 端末メニューにアクセスできるように定義されたショートカットキーを無効する場合は、このチェックボックスを選択します。 メニューにアクセスするためのデフォルトのショートカットキーは F10 キーです。
ダイアログの「アクセラレータ」セクションには、各メニュー項目に定義されたショートカットキーのリストが表示されます。 ショートカットキーを使用すると、マウスの代わりにキーボードを使用してメニュー項目を選択できます。ショートカットキーは通常、いくつかのキーと組み合わせて (つまり、同時に押して) 使用します。
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GNOME 端末のマニュアル V2.3.1
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GNOME 端末を設定するには、「編集」->「現在のプロファイル」を選択します。(すでに設定している) 別のプロファイルを設定するには、「編集」->「プロファイル」を選択して、編集したいプロファイルを選択して、「編集」をクリックします。
「プロファイル編集 "profile nam e"」ダイアログには、次のタブ付きセクションが含まれており、これらのセクションを使用すると GNOME 端末を設定できます。
このテキストボックスを使用して、現在のプロファイル名を指定します。
「フォント」設定ツールで指定した標準アプリケーションフォントを使用する場合は、このオプションを選択します。
端末のデフォルトのフォントタイプとフォントサイズを選択する場合は、このボタンをクリックします。このボタンを使用できるのは、「他のアプリケーションと同じフォントを使用」オプションを選択していない場合だけです。
現在のプロファイルを表すアイコンを選択する場合は、このボタンをクリックします。
テキストを太字で表示できるようにする場合は、このオプションを選択します。
カーソルを点滅させる場合は、このオプションを選択します。
新しい端末にメニューバーを表示する場合は、このオプションを選択します。
端末のベルを無効にする場合は、このオプションを選択します。
このテキストボックスを使用して、テキストを単語で選択する場合に、GNOME 端末に単語として認識させる文字または文字グループを指定します。単語でテキストを選択する方法の詳細は、端末の内容を操作する を参照してください。
このテキストボックスを使用して、プロファイルの初期タイトルを指定します。 現在の端末から起動した新しい端末には、新しい初期タイトルが付けられます。
このドロップダウンリストを使用して、端末のタイトルを現在の作業ディレクトリに設定します。
このドロップダウンリストを使用して、端末終了時に実行するコマンドを選択します。
このオプションは、端末内部で実行するコマンドがログインシェルとして実行されるようにする場合に選択します。コマンドがシェルではなかった場合、設定は無効です。
このオプションは、新しいシェルを開いたときに、utmp および wtmp に新しいエントリを追加する場合に選択します。
このオプションは、端末で標準シェル以外のコマンドを実行する場合に選択します。「カスタムコマンド」テキストボックスにカスタムコマンドを指定します。
「テーマ」設定ツールで選択した GNOME テーマで指定した色を使用するには、このオプションを選択します。
ドロップダウンリストボックスを使用して、端末の前景色および背景の色を指定します。GNOME 端末がサポートする前景色および背景の色の組み合わせは、次のとおりです。
「淡黄色に黒」
「黒に白」
「白に黒」
「黒に緑」
「カスタム」
このオプションを使用すると、選択したカラースキーマにないカラーを選択できます。
実際に表示される前景色および背景の色は、選択したカラースキーマによって異なる場合があります。たとえば、「黒に白」および「Linux コンソール」カラースキーマを選択した場合、前景色および背景の色はライトグレーおよびブラックとして表示されます。
「文字の色」ボタンをクリックすると、「端末のテキストの色を選択」ダイアログが表示されます。カラーパレットから、フォアグラウンドカラーとして使用するカラーを選択します。 このボタンを使用できるのは、「端末色」グループボックスの「組み込みスキーマ」ドロップダウンリストボックスで、「カスタム」オプションを指定した場合だけです。
「背景の色」ボタンをクリックすると、「端末の背景の色を選択」ダイアログが表示されます。 カラーパレットから、背景の色として使用するカラ ーを選択します。このボタンを使用できるのは、「端末色」グループボックスの「組み込みスキーマ」ドロップダウンリストボックスで、「カスタム」オプションを指定した場合だけです。
カラースキーマは 16 色のパレットです。ドロップダウンリストボックスを使用して、使用するカラースキーマを選択します。 GNOME 端末がサポートするカラースキーマは、次のとおりです。
「Linux コンソール」
「Xterm」
「Rxvt」
「カスタム」
カラースキーマごとに少しずつ異なります。たとえば、「Linux コンソール」ではホワイトの代わりにライトグレーが使用されます。「カスタム」カラースキーマを使用すると、カスタマイズしたカラーパレットを作成できます。
「色」を使用して、カスタムカラーパレットのデフォルトの 16 色をカスタマイズします。カラーをカスタマイズするには、カラーをクリックし、「パレットエントリ」ダイアログを表示します。 カラーホイールまたはスライダを使用して、カラーをカスタマイズし、「了解」 をクリックします。
端末の背景表示オプションを選択します。 オプションは次のとおりです。
「なし(塗りつぶす)」
このオプションは、端末の背景の色として、「色」タブセクションで指定した背景の色を使用する場合に選択します。
「背景の画像」
このオプションは、端末の背景として画像ファイルを使用する場合に選択します。「画像ファイル」ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、画像ファイルの位置および名前を指定します。または、「参照」をクリックし、画像ファイルを検索して選択します。
「背景を透明にする」
このオプションは、端末で透明なバックグラウンドを使用する場合に選択します。
端末でスクロールしたときに、テキストと一緒に背景の画像もスクロールさせたい場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択しない場合、背景の画像は端末の背景に固定され、テキストだけがスクロールします。このオプションを使用できるのは、「背景の画像」オプションを選択している場合だけです。
このスライダは、端末の背景に陰影またはぼかしをつける場合に使用します。このオプションを使用できるのは、「背景の画像」または「背景を透明にする」オプションを選択した場合だけです。
このドロップダウンリストボックスを使用して、端末上のスクロール位置を指定します。
このスピンボックスを使用して、スクロールバーの使用時にスクロールできる行数を指定します。 たとえば、100 を指定した場合、端末に最後に表示された 100 行をスクロールできます。
このスピンボックスを使用して、スクロールバーの使用時にスクロールできるバイト数を指定します。たとえば、94 を指定した場合、端末に最後に表示された 94 K バイトをスクロールできます。
このオプションは、Page Up および Page Down キーを使用して端末をスクロールできるようにする場合に選択します。
このオプションは、コマンド出力の表示を続行しながら、端末出力をスクロールできるようにする場合に選択します。
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GNOME 端末を起動するには、次の手順に従います。
「システム」->「端末」を選択します。
gnome-terminal を入力して、Return キーを押します。
コマンドラインオプションを使用すると、GNOME 端末の実行方法を変更できます。 コマンドラインオプションを表示するには、gnome-terminal --help を入力し、Return キーを押します。
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GNOME 端末の初回起動時には、端末に一連の初期値が表示されます。この一組の初期設定値をデフォルトプロファイルといいます。 GNOME 端末ウィンドウのタイトルバーにプロファイル名が表示されます。
端末に表示されたコマンドプロンプトに、UNIX コマンドを入力できます。コマンドプロンプトは、%、#、>、$、または他の任意の特殊文字にできます。カーソルはコマンドプロンプトに位置づけられます。UNIX コマンドを入力して Return キーを押すと、そのコマンドが実行されます。GNOME 端末はデフォルトで、アプリケーションを開始したユーザーに設定されているデフォルトのシェルを使用します。
GNOME 端末は、さらに、次の環境変数も設定します。
初期値で xterm に設定されます。
初期値で gnome-terminal に設定されます。
初期値で X11 ウィンドウ識別子に設定されます。
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新しいプロファイルを作成して端末に適用することによって、フォント、カラー、エフェクト、スクロール動作、ウィンドウタイトル、互換性などの特性を変更できます。プロファイルで GNOME 端末の起動コマンドを定義することもできます。
各端末プロファイルは、「編集」メニューから「プロファイルの編集」ダイアログにアクセスして定義します。プロファイルは必要なだけ、いくつでも定義できます。端末起動時に使用する端末プロファイルを選択することもできますし、端末使用中に端末プロファイルを変更することもできます。コマンドラインからアプリケーションを起動したときの端末用の初期プロファイルを指定するには、次のコマンドを入力します。
gnome-terminal --window-with-profile= profilename
「プロファイルの編集」ダイアログで別のタイトルバー名を指定しないかぎり、GNOME 端末のタイトルバーに現在のプロファイル名が表示されます。
新しい端末プロファイルを定義して使用する方法については、プロファイルを管理する を参照してください。
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GNOME 端末のタブ機能を使用すると、ウィンドウに端末を追加できます。ウィンドウで各端末を開くには、該当するタブをクリックします。ウィンドウ内の各タブ付き端末は独立した別々のサブプロセスなので、各端末をそれぞれ別の作業に使用できます。ウィンドウの各タブ付き端末ごとに、異なるプロファイルを適用できます。端末のタイトルバーに、現在のプロファイル名または現在のプロファイルによって指定された名前が表示されます。図 2 に、タブが 4 つの GNOME 端末ウィンドウを示します。 この場合、4 つのタブにそれぞれ異なるプロファイルが与えられています。現在のプロファイル名、プロファイル 1 がタイトルバーに表示されています。
新しいタブ付き端末を開く方法については、端末を開く、または閉じる を参照してください。
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「ファイル」->「新規ウィンドウ->「デフォルト」を選択します。
新しい端末は、新しい端末の起動元端末と同じ PID でサブプロセスを開始します。GNOME パネルから新しい GNOME 端末を起動する場合に比べて、サブプロセスはシステム資源の消費が少なくてすみます。新しい端末は、アプリケーションの設定とデフォルトのシェルを親端末から継承します。
「ファイル」->「ウィンドウを閉じるを選択します。
このアクションによって、端末とその端末から開いたあらゆるサブプロセスが閉じられます。最後の端末を閉じると、GNOME 端末プログラムが終了します。
「ファイル」->「新規タブ」->「デフォルト」を選択します。
開くべきタブ付き端末のタブ名をクリックします。
閉じるべきタブ付き端末のタブ名をクリックします。
「ファイル」->「タブを閉じる」を選択します。
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「ファイル」->「新規プロファイル」を選択して、「新しいプロファイル」ダイアログを表示します。
「プロファイル名」テキストボックスに新しいプロファイル名を入力します。
「プロファイルベース」ドロップダウンリストボックスを使用して、新しいプロファイルのベースにするプロファイルを選択します。
「作成」をクリックします。GNOME 端末は、このプロファイルを 「端末」->「プロファイル」サブメニューに追加します。
プロファイルを変更するタブ付き端末の名前をクリックします。
「端末」->「プロファイル」-> 「プロファイル名」を選択します。
プロファイルは「プロファイル編集 "profile name"」ダイアログで編集します。「プロファイル編集」ダイアログには、次の方法でアクセスできます。
「編集」->「現在のプロファイル」を選択します。
「編集」->「プロファイル」を選択し、さらに編集するプロファイルを選択してから「編集」をクリックします。
端末を右クリックし、ポップアップメニューから「現在のプロファイルの編集」を選択します。
「編集」->「プロファイル」を選択します。
「プロファイル」リストで削除するプロファイル名を選択し、「削除」をクリックします。
「プロファイルの削除」 ダイアログで 「削除」をクリックします。
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端末で右クリックし、ポップアップメニューから「メニューバーを隠す」を選択します。
端末で右クリックし、ポップアップメニューから「メニューバーを表示」を選択します。
スクロールバーの表示に関して、「プロファイル編集 "profile name"」ダイアログで選択できるオプションの詳細は、 設定を参照してください。
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次のアクションのどれか 1 つを実行します。
通常は端末の右側に表示されるスクロールバーを使用します。
Page Up キー、 Page Down キー、 Home キー、または End キーを使用します。
端末でスクロールされる行数は、「プロファイルの編集」ダイアログの「スクロール」タブセクションで設定された「スクロールバック」の値によって決まります。
テキストを選択する方法は、次のとおりです。
一回に 1 文字ずつ選択するには、対象となる先頭文字をクリックし、選択範囲の最後の文字までマウスをドラッグします。
一回に単語を 1 つずつ選択するには、対象となる先頭の単語をダブルクリックし、選択範囲の最後の単語までマウスをドラッグします。
一回に 1 行ずつ選択するには、対象となる先頭行をトリプルクリックし、選択範囲の最後の行までマウスをドラッグします。
この手順によって、最初の項目から最後の項目までの全テキストが選択されます。全テキストを選択した場合、マウスボタンを放した時点で、選択したテキストが GNOME 端末によってクリップボードにコピーされます。
次のアクションのどれか 1 つを実行します。
コマンドプロンプトでマウスのアジャストボタンをクリックします。マウスのアジャストボタンがない場合には、 X Server のマニュアルを参照し、アジャストボタンのエミュレート方法を調べてください。
「編集」->「貼り付け」を選択し、端末にテキストをペーストします。この機能が動作するのは、 「編集」->「コピー」を選択して、選択したテキストをクリップボードにコピーしている場合だけです。
ファイルマネージャなど、別のアプリケーションから端末にファイルをドラッグできます。端末にファイルのパスとフルネームが表示されます。
端末に表示された Uniform Resource Locator (URL) にアクセスする手順は、次のとおりです。
URL に下線が表示され、マウスポインタが手の形になるまで、URL 上でマウスを移動させます。
URL を右クリックし、ポップアップメニューを開きます。
「リンクを開く」を選択し、リンクアプリケーションを起動して、URL にあるファイルを表示します。
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GNOME 端末 用に定義されたキーボードショートカットの設定を表示するには、「編集」->「キー割り当て」を選択します。「キー割り当てエディタ」ダイアログには、次の項目が表示されます。
マウスの代わりにキーボードを使用してメニュー項目を選択できるように定義されたアクセスキーを無効にする場合は、このチェックボックスを選択します。 アクセスキーは、メニューまたはダイアログオプションにある下線付きの文字で示されています。アクセスキーは、Alt キーを組み合わせて使用することもあります。
GNOME 端末メニューにアクセスできるように定義されたショートカットキーを無効する場合は、このチェックボックスを選択します。 メニューにアクセスするためのデフォルトのショートカットキーは F10 キーです。
ダイアログの「アクセラレータ」セクションには、各メニュー項目に定義されたショートカットキーのリストが表示されます。 ショートカットキーを使用すると、マウスの代わりにキーボードを使用してメニュー項目を選択できます。ショートカットキーは通常、いくつかのキーと組み合わせて (つまり、同時に押して) 使用します。
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端末で問題が起きた場合に有効な処置は、次のとおりです。
「端末」->「リセット」を選択します。
「端末」->「リセットして消去」を選択します。
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このテキストボックスを使用して、現在のプロファイル名を指定します。
「フォント」設定ツールで指定した標準アプリケーションフォントを使用する場合は、このオプションを選択します。
端末のデフォルトのフォントタイプとフォントサイズを選択する場合は、このボタンをクリックします。このボタンを使用できるのは、「他のアプリケーションと同じフォントを使用」オプションを選択していない場合だけです。
現在のプロファイルを表すアイコンを選択する場合は、このボタンをクリックします。
テキストを太字で表示できるようにする場合は、このオプションを選択します。
カーソルを点滅させる場合は、このオプションを選択します。
新しい端末にメニューバーを表示する場合は、このオプションを選択します。
端末のベルを無効にする場合は、このオプションを選択します。
このテキストボックスを使用して、テキストを単語で選択する場合に、GNOME 端末に単語として認識させる文字または文字グループを指定します。単語でテキストを選択する方法の詳細は、端末の内容を操作する を参照してください。
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このテキストボックスを使用して、プロファイルの初期タイトルを指定します。 現在の端末から起動した新しい端末には、新しい初期タイトルが付けられます。
このドロップダウンリストを使用して、端末のタイトルを現在の作業ディレクトリに設定します。
このドロップダウンリストを使用して、端末終了時に実行するコマンドを選択します。
このオプションは、端末内部で実行するコマンドがログインシェルとして実行されるようにする場合に選択します。コマンドがシェルではなかった場合、設定は無効です。
このオプションは、新しいシェルを開いたときに、utmp および wtmp に新しいエントリを追加する場合に選択します。
このオプションは、端末で標準シェル以外のコマンドを実行する場合に選択します。「カスタムコマンド」テキストボックスにカスタムコマンドを指定します。
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「テーマ」設定ツールで選択した GNOME テーマで指定した色を使用するには、このオプションを選択します。
ドロップダウンリストボックスを使用して、端末の前景色および背景の色を指定します。GNOME 端末がサポートする前景色および背景の色の組み合わせは、次のとおりです。
「淡黄色に黒」
「黒に白」
「白に黒」
「黒に緑」
「カスタム」
このオプションを使用すると、選択したカラースキーマにないカラーを選択できます。
実際に表示される前景色および背景の色は、選択したカラースキーマによって異なる場合があります。たとえば、「黒に白」および「Linux コンソール」カラースキーマを選択した場合、前景色および背景の色はライトグレーおよびブラックとして表示されます。
「文字の色」ボタンをクリックすると、「端末のテキストの色を選択」ダイアログが表示されます。カラーパレットから、フォアグラウンドカラーとして使用するカラーを選択します。 このボタンを使用できるのは、「端末色」グループボックスの「組み込みスキーマ」ドロップダウンリストボックスで、「カスタム」オプションを指定した場合だけです。
「背景の色」ボタンをクリックすると、「端末の背景の色を選択」ダイアログが表示されます。 カラーパレットから、背景の色として使用するカラ ーを選択します。このボタンを使用できるのは、「端末色」グループボックスの「組み込みスキーマ」ドロップダウンリストボックスで、「カスタム」オプションを指定した場合だけです。
カラースキーマは 16 色のパレットです。ドロップダウンリストボックスを使用して、使用するカラースキーマを選択します。 GNOME 端末がサポートするカラースキーマは、次のとおりです。
「Linux コンソール」
「Xterm」
「Rxvt」
「カスタム」
カラースキーマごとに少しずつ異なります。たとえば、「Linux コンソール」ではホワイトの代わりにライトグレーが使用されます。「カスタム」カラースキーマを使用すると、カスタマイズしたカラーパレットを作成できます。
「色」を使用して、カスタムカラーパレットのデフォルトの 16 色をカスタマイズします。カラーをカスタマイズするには、カラーをクリックし、「パレットエントリ」ダイアログを表示します。 カラーホイールまたはスライダを使用して、カラーをカスタマイズし、「了解」 をクリックします。
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端末の背景表示オプションを選択します。 オプションは次のとおりです。
「なし(塗りつぶす)」
このオプションは、端末の背景の色として、「色」タブセクションで指定した背景の色を使用する場合に選択します。
「背景の画像」
このオプションは、端末の背景として画像ファイルを使用する場合に選択します。「画像ファイル」ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、画像ファイルの位置および名前を指定します。または、「参照」をクリックし、画像ファイルを検索して選択します。
「背景を透明にする」
このオプションは、端末で透明なバックグラウンドを使用する場合に選択します。
端末でスクロールしたときに、テキストと一緒に背景の画像もスクロールさせたい場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択しない場合、背景の画像は端末の背景に固定され、テキストだけがスクロールします。このオプションを使用できるのは、「背景の画像」オプションを選択している場合だけです。
このスライダは、端末の背景に陰影またはぼかしをつける場合に使用します。このオプションを使用できるのは、「背景の画像」または「背景を透明にする」オプションを選択した場合だけです。
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このドロップダウンリストボックスを使用して、端末上のスクロール位置を指定します。
このスピンボックスを使用して、スクロールバーの使用時にスクロールできる行数を指定します。 たとえば、100 を指定した場合、端末に最後に表示された 100 行をスクロールできます。
このスピンボックスを使用して、スクロールバーの使用時にスクロールできるバイト数を指定します。たとえば、94 を指定した場合、端末に最後に表示された 94 K バイトをスクロールできます。
このオプションは、Page Up および Page Down キーを使用して端末をスクロールできるようにする場合に選択します。
このオプションは、コマンド出力の表示を続行しながら、端末出力をスクロールできるようにする場合に選択します。
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ドロップダウンリストを使用して、Backspace キーの機能を選択します。
ドロップダウンリストを使用して、Delete キーの機能を選択します。
このボタンは、「互換性」タブ付きセクションのオプションをデフォルトの設定にリセットする場合にクリックします。
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