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GNOME Ghostview のマニュアル V2.2.1

出版社

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

GNU Free Documentation License (GFDL) の管理下でこのドキュメント をコピー、配布、または変更することを許可します。Free Software Foundation から発行されたバージョン 1.1 以降のドキュメントには、 セクションや表紙などがありません。GFDL のコピーは、URL またはこのマニュアルと 一緒に配布された COPYING-DOCS を参照してください。

このマニュアルは、GFDL から配布された GNOME マニュアルの 一部です。このコレクションと別にマニュアルを提供したい場合は、 ライセンスのセクション 6 で説明しているように、マニュアルに ライセンスを追加してください。

他の企業の製品やサービスと区別するために使用する名前を登録商標 と呼びます。GNOME プロジェクトで使用する場合は、すべて大文字か 最初の 1 文字だけ大文字で記載しています。

ドキュメントおよび変更されているドキュメントは、下記の GNU FREE DOCUMENTATION ライセンスのもとにおいて頒布されます。

  1. ドキュメントは、「現状のまま」をベースとして提供 され、商品性、特定目的へも適合性または第三者の権利の 非侵害の黙示の保証を含みそれに限定されない、明示的で あるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証も行われ ないものとします。

  2. 本製品が、外国為替および外国貿易管理法 (外為法) に 定められる戦略物資等 (貨物または役務) に該当する場合、 本製品を輸出または日本国外へ持ち出す際には、事前の 書面による承諾を得ることのほか、外為法および関連法規 に基づく輸出手続き、また場合によっては、米国商務省 または米国所轄官庁の許可を得ることが必要です。

著者

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム
所属: Sun Microsystems
Tuomas Lukka
所属: GNOME ドキュメンテーションプロジェクト
Email: <lukka@iki.fi>
Daniel M. German
所属: GNOME ドキュメンテーションプロジェクト
Email: <dmg@csg.uwaterloo.ca>

経歴

タイトル日付著者出版社

GNOME Ghostview のマニュアル V2.2.1

2003 年 4 月

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

GNOME Ghostview のマニュアル V2.2

August 2002

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

GNOME Ghostview のマニュアル V2.1

July 2002

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

GNOME Ghostview のマニュアル V2.0

March 2002

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

GGv ドキュメンテーション

1999

Tuomas Lukka <lukka@iki.fi>

Daniel M. German <dmg@csg.uwaterloo.ca>

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

このマニュアルは GNOME Ghostview のバージョン 1.99.90 について説明します。

フィードバック

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GNOME Ghostview のマニュアル V2.2.1

このドキュメントについて

目次

1. 概要
2. 基本的な使用方法
2.1. GNOME Ghostview を起動する
2.2. GNOME Ghostview の起動時
3. 使用方法
3.1. PostScript ドキュメントを選択
3.2. ファイルを表示する
3.3. ファイルの表示方向を変更する
3.4. ファイルのページサイズを変更する
3.5. ページにマークを付ける
3.6. ファイルを印刷する
3.7. ファイルを閉じる
4. 設定
4.1. 「ドキュメント」
4.2. 「レイアウト」
4.3. 「Ghostscript」
4.4. 「ドキュメントを印刷」

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 1. 概要

GNOME Ghostview (GGV) アプリケーションは、PostScript および Portable Document Format (PDF) ファイルの表示を行うためのものです。このアプリケーションは GNU GhostView をベースに開発されています。 GNOME Ghostview は、この Ghostscript をバックグラウンドで実行することで、PostScript および PDF ファイルを表示できます。 GNOME Ghostview はシンプルなインタフェースをユーザーに提供し、PostScript および PDF ファイルの画面表示や印刷などを行います。


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 2. 基本的な使用方法

 2.1. GNOME Ghostview を起動する

以下の方法で GNOME Ghostview を起動してください。

「アプリケーション」メニュー

「グラフィック」->「GGV PostScript ビューア」を選択します。

コマンドライン

ggv と入力しReturn キーを押します。

この際にコマンドラインオプションを使用してGNOME Ghostview の動作を変更することもできます。利用可能なコマンドラインオプションを表示するには、ggv --help と入力し、Return キーを押します。

 2.2. GNOME Ghostview の起動時

GNOME Ghostview が起動すると、下記のウィンドウが表示されます。

 図 1. GNOME Ghostview ウィンドウ

GNOME Ghostview のメインウィンドウを表示。

GNOME Ghostview ウィンドウは下記の要素から構成されています:

  • メニューバー

    メニューバーのメニューには、GNOME Ghostview でのファイル操作に用いるすべてのコマンドが用意されています。なお「編集」->「レイアウト」->「メニューを表示」のオプションを選択解除すると、メニューバーを隠すことができます。

  • ツールバー

    ツールバーからは、メニューバーに用意されているコマンドの一部を実行できます。なお「編集」->「レイアウト」->「ツールバーを表示」のオプションを選択解除すると、ツールバーを隠すことができます。

  • サイドバー

    サイドバーは下記の項目から構成されています:

    • 「ズーム」スピンボックス: 表示区画に表示される画像を拡大または縮小することができます。

    • 読み取り専用の座標フィールド:表示区画上のマウスポインタの X と Y 座標を表示します。フィールドに表示される座標単位は、「GGV 設定」ダイアログの「ドキュメント」タブ付きセクションで指定します。

    • 「トグル」ボタン:特定ページにマークをして、処理対象とするページを限定できます。下記のトグルボタンを利用できます。

      • 「すべてのページのマークされた状態を切り替え」ボタン

      • 「奇数ページのマーク切り替え」ボタン

      • 「偶数ページのマーク切り替え」ボタン

      • 「すべてのページのマークされた状態をクリア」ボタン

      トグルボタンの詳細についてはページにマークを付けるを参照してください。

    • ページリスト:ファイル内のページの一覧を表示します。

    なお「編集」->「レイアウト」->「サイドバーを表示」のオプションを選択解除すると、サイドバーを隠すことができます。

  • 表示区画

    表示区画には、PostScript ないし PDF ファイルが表示されます。 なお表示区画を右クリックすると、ポップアップメニューが表示されます。

  • ステータスバー

    ステータスバーには、現在のアプリケーションの活動状況やメニュー項目についてのコンテキスト情報が表示されます。なお「編集」->「レイアウト」->「ステータスバーを表示」のオプションを選択解除すると、ステータスバーを隠すことができます。


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 3. 使用方法

 3.1. PostScript ドキュメントを選択

PostScript ファイルを選択するには、「ファイル」->「開く」を選択して「PostScript ファイルを選択」ダイアログを表示します。開きたいファイルを選択して、「了解」をクリックします。

その他の方法として、ファイルマネージャなど他のアプリケーションからファイルをドラッグして、GNOME Ghostview ウィンドウにドロップすることもできます。この場合のファイルは、新規のGNOME Ghostview ウィンドウに表示されます。

 3.2. ファイルを表示する

ファイルの表示では、下記の機能が利用できます:

  • 次のページを表示するには、「表示」->「次ページ」 を選択します。

  • 前のページを表示するには、「表示」->「前ページ」を選択します。

  • ファイルの最初のページを表示するには、「表示」->「最初のページ」を選択します。

  • ファイルの最後のページを表示するには、「表示」->「最後のページ」を選択します。

  • 表示区画よりもページが大きい場合は、スクロールバーを使ってページのスクロールが行えます。ページのスクロールは、キーボードの矢印キーからも実行できます。ページ全体を表示するには、「表示」->「ズーム」->「ウィンドウに合わせる」を選択します。

  • 表示区画に表示中のページを拡大または縮小するには、「表示」->「ズーム」を選択し、拡大率を選びます。

ファイルを再読み込みして表示区画の表示を更新するには、「ファイル」->「再読み込み」を選択します。

 3.3. ファイルの表示方向を変更する

ファイルの表示方向を変更するには、「表示」->「向き」を選択し、表示方向オプションを選びます。

注意

ファイルの表示方向がファイルプロパティで設定されている場合は、あらかじめ「表示」->「向き」->「向きを無効」を選択しておく必要があります。

表示方向については下記のオプションが用意されています:

  • 「縦長」

  • 「横長」

  • 「上下反転」

  • 「上下左右反転」

 3.4. ファイルのページサイズを変更する

ファイルのページサイズは、ファイル内の各ページの高さと幅を規定します。ページサイズを変更するには「表示」->「サイズ」を選択し、使用可能なページサイズの一覧から該当するものを選びます。

注意

ファイルのページサイズがファイルプロパティで設定されている場合は、あらかじめ「表示」->「サイズ」->「サイズを無効」を選択しておく必要があります。

 3.5. ページにマークを付ける

ファイル内のページにマークを付けることで、下記のような操作を行うことができます:

  • マークを付けたページのみを印刷する。

  • マークを付けたページのみを新規ファイルに保存する。

ページへのマークの設定または解除では、下記の操作を行うことができます:

操作

ボタン

ファイル内のすべてのページのマークを切り替える。

「Toggle all」ボタンを表示。 

ファイル内のすべての奇数ページのマークを切り替える。

「Toggle odd」ボタンを表示。 

ファイル内のすべての偶数ページのマークを切り替える。

「Toggle even」ボタンを表示。  

ファイル内のすべてのページのマークをクリアする。

「Unmark all」ボタンを表示。 

ファイル内のマークを付けたページを新規ファイルに保存するには、「ファイル」->「マークされたページを保存」を選択します。「保存」ダイアログが表示されます。 出力するファイルの名前を入力し、「了解」をクリックします。これにより該当するページが新規ファイルとして保存されますが、元のページ番号はそのまま維持されます。

 3.6. ファイルを印刷する

初期値として指定されているシステムプリンタで印刷するには、「ファイル」->「ドキュメントを印刷」を選択します。ファイル内のマークを付けたページのみを印刷するには、「ファイル」->「マークされたページを印刷」を選択します。

 3.7. ファイルを閉じる

ファイルを閉じるには、「ファイル」->「閉じる」を選択します。なお、開いていた最後のファイルを閉じると、アプリケーションは自動的に終了します。


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 4. 設定

GNOME Ghostview の設定を行うには、 「編集」->「GGV 設定」を選択します。「設定」ダイアログには、以下のタブ付きセクションがあります。

 4.1. 「ドキュメント」

「デフォルトズーム」

このドロップダウンリストは、初期値として用いるファイル表示の拡大率を指定します。

「座標単位」

GNOME Ghostviewでは、開いたファイル上でマウスポインタを移動させると、ポインタ位置がサイドバーに表示されます。このドロップダウンリストは、初期値として用いるポインタ位置の表示単位を指定します。

「デフォルトのページサイズ」

このドロップダウンリストは、ファイルのプロパティがページサイズを指定していない場合に、初期値として用いる用紙サイズを指定します。

「ドキュメントのサイズを上書き」

このオプションを選択すると、ファイルのプロパティによるページサイズの指定に関わらず、「デフォルトのページサイズ」ドロップダウンリストに指定した用紙サイズが適用されます。

「デフォルトの用紙の向き」

このドロップダウンリストは、ファイルのプロパティが表示方向を指定していない場合に、初期値として用いる表示方向を指定します。

「ドキュメントの向きを上書き」

このオプションを選択すると、ファイルのプロパティによる表示方向の指定に関わらず「デフォルトの用紙の向き」ドロップダウンリストに指定した表示方向が適用されます。

「アンチエイリアシング」

このオプションを選択すると、ファイルの表示にアンチエイリアシング処理が施されます。 アンチエイリアシングは表示品質を向上させます。

「EOF コメント認識」

このオプションを選択すると、アプリケーションにファイルの終わり (end-of-file: EOF) のコメントを認識させます。

「ファイル監視」

このオプションを選択すると、表示中のファイルの内容が監視され、変更時には自動的に更新されます。

「スクロールする時最後にみた部分の輪郭を描く」

このオプションを選択すると、GNOME Ghostview の表示ファイルをスクロールする際に、直前の表示部が枠で囲まれるようになります。

 4.2. 「レイアウト」

「サイドパネルを表示」

このオプションを選択すると、アプリケーションの起動時に、サイドパネルが表示されるようになります。

「Nautilus の右側にサイドパネルを表示」

このオプションに関する説明は、次回リリースのマニュアルに記載される予定です。

「メニューバーを表示」

このオプションを選択すると、アプリケーションの起動時にメニューバーが表示されるようになります。

「ツールバーを表示」

このオプションを選択すると、アプリケーションの起動時にツールバーが表示されるようになります。

「ツールバーのスタイル」

このオプションでは、GNOME Ghostview のツールバーの表示スタイルを下記のいずれかに指定します。

  • 「デフォルト (GNOME Default)を使用」

  • 「アイコンとテキスト」」

  • 「アイコンのみ」

  • 「テキストのみ」

「ステータスバーを表示」

このオプションを選択すると、アプリケーションの起動時にステータスバーが表示されるようになります。

「ジオメトリを保存」

このオプションを選択すると、アプリケーションの終了時に、GNOME Ghostviewウィンドウおよび 「PostScript ドキュメントを選択」ダイアログの表示 位置が保存されます。この場合、アプリケーションを再起動すると、GNOME Ghostviewウィンドウは前回と同じ位置に表示されます。

「ページの先頭に移動」

このオプションを選択すると、キーボードのPage Down および Page Up キーを使ってページ移動をする際に、移動先ページの左上端に合わせて表示されるようになります。 なお、この設定を変更した場合、アプリケーションを再起動するまで変更は有効になりません。

 4.3. 「Ghostscript」

「インタプリタ」

ここには、Ghostscript PostScript インタプリタの実行に必要なコマンドを入力します。入力するコマンドには、Ghostscript 実行可能ファイルのパスおよび、アプリケーション実行時に必要なオプションを指定しておきます。

「アンチエイリアシング」

ここには、ファイルのアンチエイリアシング処理に必要なコマンドを入力します。

「PDF の読み込み」

ここには、Ghostscriptの実行に必要なコマンドおよび PDF ファイルのスキャンに必要なオプションを入力します。

「Gzip」

ここには .gz 圧縮ファイルを解凍するGzipアプリケーションの実行に必要なコマンドを入力します。GNOME Ghostviewで .gz 圧縮ファイルを表示する際には、GNOME Ghostview はこのコマンドを実行してファイルを開きます。

「Bzip2」

ここには .bz2 圧縮ファイルを解凍する Bzip2 アプリケーションの実行に必要なコマンドを入力します。GNOME Ghostview で .bz2 圧縮ファイルを表示する際には、GNOME Ghostview はこのコマンドを実行してファイルを開きます。

 4.4. 「ドキュメントを印刷」

「印刷コマンド」

ここには、 GNOME Ghostview ウィンドウから PostScript ファイルを印刷させる際に必要なコマンドを入力します。


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 2.1. GNOME Ghostview を起動する

以下の方法で GNOME Ghostview を起動してください。

「アプリケーション」メニュー

「グラフィック」->「GGV PostScript ビューア」を選択します。

コマンドライン

ggv と入力しReturn キーを押します。

この際にコマンドラインオプションを使用してGNOME Ghostview の動作を変更することもできます。利用可能なコマンドラインオプションを表示するには、ggv --help と入力し、Return キーを押します。


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 2.2. GNOME Ghostview の起動時

GNOME Ghostview が起動すると、下記のウィンドウが表示されます。

 図 1. GNOME Ghostview ウィンドウ

GNOME Ghostview のメインウィンドウを表示。

GNOME Ghostview ウィンドウは下記の要素から構成されています:


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 3.1. PostScript ドキュメントを選択

PostScript ファイルを選択するには、「ファイル」->「開く」を選択して「PostScript ファイルを選択」ダイアログを表示します。開きたいファイルを選択して、「了解」をクリックします。

その他の方法として、ファイルマネージャなど他のアプリケーションからファイルをドラッグして、GNOME Ghostview ウィンドウにドロップすることもできます。この場合のファイルは、新規のGNOME Ghostview ウィンドウに表示されます。


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 3.2. ファイルを表示する

ファイルの表示では、下記の機能が利用できます:

ファイルを再読み込みして表示区画の表示を更新するには、「ファイル」->「再読み込み」を選択します。


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 3.3. ファイルの表示方向を変更する

ファイルの表示方向を変更するには、「表示」->「向き」を選択し、表示方向オプションを選びます。

注意

ファイルの表示方向がファイルプロパティで設定されている場合は、あらかじめ「表示」->「向き」->「向きを無効」を選択しておく必要があります。

表示方向については下記のオプションが用意されています:


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 3.4. ファイルのページサイズを変更する

ファイルのページサイズは、ファイル内の各ページの高さと幅を規定します。ページサイズを変更するには「表示」->「サイズ」を選択し、使用可能なページサイズの一覧から該当するものを選びます。

注意

ファイルのページサイズがファイルプロパティで設定されている場合は、あらかじめ「表示」->「サイズ」->「サイズを無効」を選択しておく必要があります。


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 3.5. ページにマークを付ける

ファイル内のページにマークを付けることで、下記のような操作を行うことができます:

ページへのマークの設定または解除では、下記の操作を行うことができます:

操作

ボタン

ファイル内のすべてのページのマークを切り替える。

「Toggle all」ボタンを表示。 

ファイル内のすべての奇数ページのマークを切り替える。

「Toggle odd」ボタンを表示。 

ファイル内のすべての偶数ページのマークを切り替える。

「Toggle even」ボタンを表示。  

ファイル内のすべてのページのマークをクリアする。

「Unmark all」ボタンを表示。 

ファイル内のマークを付けたページを新規ファイルに保存するには、「ファイル」->「マークされたページを保存」を選択します。「保存」ダイアログが表示されます。 出力するファイルの名前を入力し、「了解」をクリックします。これにより該当するページが新規ファイルとして保存されますが、元のページ番号はそのまま維持されます。


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 3.6. ファイルを印刷する

初期値として指定されているシステムプリンタで印刷するには、「ファイル」->「ドキュメントを印刷」を選択します。ファイル内のマークを付けたページのみを印刷するには、「ファイル」->「マークされたページを印刷」を選択します。


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 3.7. ファイルを閉じる

ファイルを閉じるには、「ファイル」->「閉じる」を選択します。なお、開いていた最後のファイルを閉じると、アプリケーションは自動的に終了します。


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 4.1. 「ドキュメント」

「デフォルトズーム」

このドロップダウンリストは、初期値として用いるファイル表示の拡大率を指定します。

「座標単位」

GNOME Ghostviewでは、開いたファイル上でマウスポインタを移動させると、ポインタ位置がサイドバーに表示されます。このドロップダウンリストは、初期値として用いるポインタ位置の表示単位を指定します。

「デフォルトのページサイズ」

このドロップダウンリストは、ファイルのプロパティがページサイズを指定していない場合に、初期値として用いる用紙サイズを指定します。

「ドキュメントのサイズを上書き」

このオプションを選択すると、ファイルのプロパティによるページサイズの指定に関わらず、「デフォルトのページサイズ」ドロップダウンリストに指定した用紙サイズが適用されます。

「デフォルトの用紙の向き」

このドロップダウンリストは、ファイルのプロパティが表示方向を指定していない場合に、初期値として用いる表示方向を指定します。

「ドキュメントの向きを上書き」

このオプションを選択すると、ファイルのプロパティによる表示方向の指定に関わらず「デフォルトの用紙の向き」ドロップダウンリストに指定した表示方向が適用されます。

「アンチエイリアシング」

このオプションを選択すると、ファイルの表示にアンチエイリアシング処理が施されます。 アンチエイリアシングは表示品質を向上させます。

「EOF コメント認識」

このオプションを選択すると、アプリケーションにファイルの終わり (end-of-file: EOF) のコメントを認識させます。

「ファイル監視」

このオプションを選択すると、表示中のファイルの内容が監視され、変更時には自動的に更新されます。

「スクロールする時最後にみた部分の輪郭を描く」

このオプションを選択すると、GNOME Ghostview の表示ファイルをスクロールする際に、直前の表示部が枠で囲まれるようになります。


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 4.2. 「レイアウト」

「サイドパネルを表示」

このオプションを選択すると、アプリケーションの起動時に、サイドパネルが表示されるようになります。

「Nautilus の右側にサイドパネルを表示」

このオプションに関する説明は、次回リリースのマニュアルに記載される予定です。

「メニューバーを表示」

このオプションを選択すると、アプリケーションの起動時にメニューバーが表示されるようになります。

「ツールバーを表示」

このオプションを選択すると、アプリケーションの起動時にツールバーが表示されるようになります。

「ツールバーのスタイル」

このオプションでは、GNOME Ghostview のツールバーの表示スタイルを下記のいずれかに指定します。

  • 「デフォルト (GNOME Default)を使用」

  • 「アイコンとテキスト」」

  • 「アイコンのみ」

  • 「テキストのみ」

「ステータスバーを表示」

このオプションを選択すると、アプリケーションの起動時にステータスバーが表示されるようになります。

「ジオメトリを保存」

このオプションを選択すると、アプリケーションの終了時に、GNOME Ghostviewウィンドウおよび 「PostScript ドキュメントを選択」ダイアログの表示 位置が保存されます。この場合、アプリケーションを再起動すると、GNOME Ghostviewウィンドウは前回と同じ位置に表示されます。

「ページの先頭に移動」

このオプションを選択すると、キーボードのPage Down および Page Up キーを使ってページ移動をする際に、移動先ページの左上端に合わせて表示されるようになります。 なお、この設定を変更した場合、アプリケーションを再起動するまで変更は有効になりません。


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 4.3. 「Ghostscript」

「インタプリタ」

ここには、Ghostscript PostScript インタプリタの実行に必要なコマンドを入力します。入力するコマンドには、Ghostscript 実行可能ファイルのパスおよび、アプリケーション実行時に必要なオプションを指定しておきます。

「アンチエイリアシング」

ここには、ファイルのアンチエイリアシング処理に必要なコマンドを入力します。

「PDF の読み込み」

ここには、Ghostscriptの実行に必要なコマンドおよび PDF ファイルのスキャンに必要なオプションを入力します。

「Gzip」

ここには .gz 圧縮ファイルを解凍するGzipアプリケーションの実行に必要なコマンドを入力します。GNOME Ghostviewで .gz 圧縮ファイルを表示する際には、GNOME Ghostview はこのコマンドを実行してファイルを開きます。

「Bzip2」

ここには .bz2 圧縮ファイルを解凍する Bzip2 アプリケーションの実行に必要なコマンドを入力します。GNOME Ghostview で .bz2 圧縮ファイルを表示する際には、GNOME Ghostview はこのコマンドを実行してファイルを開きます。


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 4.4. 「ドキュメントを印刷」

「印刷コマンド」

ここには、 GNOME Ghostview ウィンドウから PostScript ファイルを印刷させる際に必要なコマンドを入力します。


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