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パフォーマンスメーターのマニュアル V2.5

出版社

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

GNU Free Documentation License (GFDL) の管理下でこのドキュメント をコピー、配布、または変更することを許可します。Free Software Foundation から発行されたバージョン 1.1 以降のドキュメントには、 セクションや表紙などがありません。GFDL のコピーは、URL またはこのマニュアルと 一緒に配布された COPYING-DOCS を参照してください。

このマニュアルは、GFDL から配布された GNOME マニュアルの 一部です。このコレクションと別にマニュアルを提供したい場合は、 ライセンスのセクション 6 で説明しているように、マニュアルに ライセンスを追加してください。

他の企業の製品やサービスと区別するために使用する名前を登録商標 と呼びます。GNOME プロジェクトで使用する場合は、すべて大文字か 最初の 1 文字だけ大文字で記載しています。

ドキュメントおよび変更されているドキュメントは、下記の GNU FREE DOCUMENTATION ライセンスのもとにおいて頒布されます。

  1. ドキュメントは、「現状のまま」をベースとして提供 され、商品性、特定目的へも適合性または第三者の権利の 非侵害の黙示の保証を含みそれに限定されない、明示的で あるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証も行われ ないものとします。

  2. 本製品が、外国為替および外国貿易管理法 (外為法) に 定められる戦略物資等 (貨物または役務) に該当する場合、 本製品を輸出または日本国外へ持ち出す際には、事前の 書面による承諾を得ることのほか、外為法および関連法規 に基づく輸出手続き、また場合によっては、米国商務省 または米国所轄官庁の許可を得ることが必要です。

著者

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム
所属: Sun Microsystems

経歴

タイトル日付著者出版社

パフォーマンスメーターのマニュアル V2.5

2003 年 6 月

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

パフォーマンスメーターのマニュアル V2.4

April 2003

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

パフォーマンスメーターのマニュアル V2.3

October 2002

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

パフォーマンスメーターのマニュアル V2.2

August 2002

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

パフォーマンスメーターのマニュアル V2.1

June 2002

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

パフォーマンスメーターのマニュアル V2.0

May 2002

Sun GNOME ドキュメンテーションチーム

GNOME ドキュメンテーションプロジェクト

このマニュアルはパフォーマンスメーターのバージョン 2.0.0 について説明します。

フィードバック

パフォーマンスメーターアプリケーションまたはこのマニュアルに関してバグやご意見をご報告いただく場合は、『GNOME フィードバックページ』を参照してください。

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パフォーマンスメーターのマニュアル V2.5

このドキュメントについて

目次

1. 概要
2. 基本的な使用方法
2.1. パフォーマンスメーターを起動する
2.2. パフォーマンスメーターの起動後
3. 使用方法
3.1. パフォーマンスパラメタの表示 / 非表示を切り替える
3.2. 表示するチャートのタイプを選択する
3.3. リモートシステムのパフォーマンスを監視する
4. 設定
4.1. 「項目」
4.2. 「チャート」

パフォーマンスメーターのマニュアル V2.5

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 1. 概要

パフォーマンスメーターはシステムのパフォーマンスを監視して、稼働状況を動的かつグラフィカルに表示します。アプリケーションは、ストリップチャートとバーチャートを表示して、主パフォーマンスパラメタのシステムパフォーマンスを表現します。


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パフォーマンスメーターのマニュアル V2.5

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 2. 基本的な使用方法

 2.1. パフォーマンスメーターを起動する

以下の方法でパフォーマンスメーターを起動してください。

「アプリケーション」メニュー

「システム」->「パフォーマンスメーター」を選択します。

コマンドライン

gnome-perfmeter を入力して Return キーを押します。

 2.2. パフォーマンスメーターの起動後

パフォーマンスメーターを起動すると、以下のウィンドウが表示されます。

 図 1. パフォーマンスメーターウィンドウ


   	パフォーマンスメーターウィンドウを表示する。このウィンドウには、ビュー、オプション、ヘルプなどのメニューを含むタスクバーが用意されています。

パフォーマンスメーターの表示領域には、パフォーマンスメーターが監視する各パフォーマンスパラメタについて以下の情報が表示されます。

  • 最近のパフォーマンス履歴を表示するストリップチャートパフォーマンスパラメタが定義済みのしきい値を越えると、ストリップチャートの色が変わります。

  • 現在のパフォーマンスを表示するバーチャートパフォーマンスパラメタが定義済みのしきい値を越えると、バーチャートの色が変わります。

  • パフォーマンスパラメタ名

  • パフォーマンスの最大値


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 3. 使用方法

 3.1. パフォーマンスパラメタの表示 / 非表示を切り替える

パフォーマンスメーターを最初に起動したときは、CPU 使用率を示すパフォーマンスチャートだけが表示されます。他のパフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートを見るには、以下の「表示」->「メトリクス」メニューから該当するメニュー項目を選択します。

「メトリクス」メニュー項目

パフォーマンスメーターは以下を表示します。

CPU

CPU 使用率 (パーセンテージ表示)

読み込み

1 分間に実行可能なプロセスの平均数

ディスク

1 秒間のディスク転送数

ページ

1 秒間のページスワップ数

コンテキスト

1 秒間のコンテキスト切り換え数

ジョブスワップ

1 秒間のジョブスワップ数

割り込み

1 秒間のデバイス割り込み数

パケット

1 秒間のイーサネットパケット数

衝突

1 秒間のイーサネット衝突数

エラー

システムのパケット検出で、1 秒間に発生するエラー数

「表示」->「メトリクス」メニューからメニュー項目を選択すると、パフォーマンスメーターはパフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートをパフォーマンスメーターウィンドウの表示領域に追加します。パフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートを非表示にするには、該当するメニュー項目の選択を解除します。

 3.2. 表示するチャートのタイプを選択する

アプリケーションウィンドウに表示するチャートのタイプを選択するには、次の手順のいずれかを実行します。

  • バーチャートを表示するには、 「表示」->「バーチャート」を選択します。

  • ストリップチャートを表示するには、 「表示」->「ストリップチャート」を選択します。

  • バーチャートとストリップチャートの両方を表示するには、 「表示」->「両方のチャート」を選択します。

 3.3. リモートシステムのパフォーマンスを監視する

リモートシステムのパフォーマンスを監視するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「編集」->「設定」を選択して 「パフォーマンスメーターの設定」 ダイアログを表示します。

  2. 「ホスト」グループの「リモート」オプションを選択します。

  3. 「リモート」テキストボックスに、監視したいリモートシステムの名前を入力します。

  4. 「閉じる」をクリックして変更を適用し、ダイアログを閉じます。


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 4. 設定

パフォーマンスメーターを設定するには、「編集」->「設定」を選択します。「パフォーマンスメーターの設定」ダイアログには、以下のタブ付きセクションがあります。

 4.1. 「項目」

「ホスト」

次のオプションから 1 つを選択します。

  • 「ローカル」

    ローカルシステムのパフォーマンスを監視し表示します。

  • 「リモート」

    リモートシステムのパフォーマンスを監視し表示します。このオプションを選択した場合は、テキストボックスに監視したいリモートシステムの名前を入力します。

項目一覧表

「項目」のタブ付きセクション一覧表には、以下の設定が含まれます。

列名

説明

表示

この列は、アプリケーションが監視できるパフォーマンスパラメタ名を表示します。パフォーマンスパラメタの隣のチェックボックスを選択して、アプリケーションの表示領域に、パフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートを表示します。

しきい値

この列は、各パフォーマンスパラメタのパフォーマンスしきい値を表示します。パラメタのパフォーマンスしきい値を変更するには、テキストボックスに新しいしきい値を入力します。

  • CPU = 50

  • 読み込み = 2

  • ディスク = 20

  • ページ = 8

  • コンテキスト = 32

  • スワップ = 2

  • 割り込み = 50

  • パケット = 16

  • 衝突 = 2

  • エラー =2

満たない

「しきい値」列で指定されたしきい値以下のときに、各パフォーマンスパラメタのシステムパフォーマンスを表示する色を示します。 別の色を選択するには、色をクリックしてカラーパレットを表示します。

超える

この列は、パフォーマンスが 「しきい値」列で指定されたしきい値以上のときに、各パフォーマンスパラメタのシステムパフォーマンスを表示する色を示します。 別の色を選択するには、色をクリックしてカラーパレットを表示します。

 4.2. 「チャート」

「グラフ」

パフォーマンスメーターが表示するストリップチャートの種類を指定するには、以下のオプションのいずれか 1 つを選択します。

  • 「ライン」

    ラインストリップチャートを表示します。

  • 「塗りつぶし」

    ソリッドストリップチャートを表示します。

「レイアウト」

パフォーマンスメーターウィンドウに複数のパフォーマンスチャートを表示する場合、その表示方法を以下のオプションから 1 つ選択します。

  • 「水平」

    各パフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートを水平方向に並べて表示します。

  • 「垂直」

    各パフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートを垂直方向に並べて表示します。

「表示」

各パフォーマンスパラメタについて表示するパフォーマンスレベルの詳細を指定するには、以下のオプションのいずれか 1 つを選択します。

  • 「バーチャート」

    現在のパフォーマンスを示すバーチャートだけを表示します。

  • 「ストリップチャート」

    最近のパフォーマンス履歴を示すストリップチャートだけを表示します。

  • 「両方」

    ストリップチャートとバーチャートを表示します。

「しきい値ライン」

パフォーマンスしきい値を示すラインをチャートに表示します。

「メニューバーを隠す」

メニューバーを隠します。表示領域をクリックすると、メニューバーが再び表示されます。

「サンプルの保存場所」

ストリップチャートに表示されたすべてのパーフォーマンス値をログファイルに保存します。このテキストボックスを使用して、データを保存するファイル名を入力します。

「サンプリング間隔」

このスピンボックスを使用して、パフォーマンスをサンプリングする間隔を指定します。


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 2.1. パフォーマンスメーターを起動する

以下の方法でパフォーマンスメーターを起動してください。

「アプリケーション」メニュー

「システム」->「パフォーマンスメーター」を選択します。

コマンドライン

gnome-perfmeter を入力して Return キーを押します。


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 2.2. パフォーマンスメーターの起動後

パフォーマンスメーターを起動すると、以下のウィンドウが表示されます。

 図 1. パフォーマンスメーターウィンドウ


   	パフォーマンスメーターウィンドウを表示する。このウィンドウには、ビュー、オプション、ヘルプなどのメニューを含むタスクバーが用意されています。

パフォーマンスメーターの表示領域には、パフォーマンスメーターが監視する各パフォーマンスパラメタについて以下の情報が表示されます。


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 3.1. パフォーマンスパラメタの表示 / 非表示を切り替える

パフォーマンスメーターを最初に起動したときは、CPU 使用率を示すパフォーマンスチャートだけが表示されます。他のパフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートを見るには、以下の「表示」->「メトリクス」メニューから該当するメニュー項目を選択します。

「メトリクス」メニュー項目

パフォーマンスメーターは以下を表示します。

CPU

CPU 使用率 (パーセンテージ表示)

読み込み

1 分間に実行可能なプロセスの平均数

ディスク

1 秒間のディスク転送数

ページ

1 秒間のページスワップ数

コンテキスト

1 秒間のコンテキスト切り換え数

ジョブスワップ

1 秒間のジョブスワップ数

割り込み

1 秒間のデバイス割り込み数

パケット

1 秒間のイーサネットパケット数

衝突

1 秒間のイーサネット衝突数

エラー

システムのパケット検出で、1 秒間に発生するエラー数

「表示」->「メトリクス」メニューからメニュー項目を選択すると、パフォーマンスメーターはパフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートをパフォーマンスメーターウィンドウの表示領域に追加します。パフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートを非表示にするには、該当するメニュー項目の選択を解除します。


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 3.2. 表示するチャートのタイプを選択する

アプリケーションウィンドウに表示するチャートのタイプを選択するには、次の手順のいずれかを実行します。


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 3.3. リモートシステムのパフォーマンスを監視する

リモートシステムのパフォーマンスを監視するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「編集」->「設定」を選択して 「パフォーマンスメーターの設定」 ダイアログを表示します。

  2. 「ホスト」グループの「リモート」オプションを選択します。

  3. 「リモート」テキストボックスに、監視したいリモートシステムの名前を入力します。

  4. 「閉じる」をクリックして変更を適用し、ダイアログを閉じます。


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 4.1. 「項目」

「ホスト」

次のオプションから 1 つを選択します。

  • 「ローカル」

    ローカルシステムのパフォーマンスを監視し表示します。

  • 「リモート」

    リモートシステムのパフォーマンスを監視し表示します。このオプションを選択した場合は、テキストボックスに監視したいリモートシステムの名前を入力します。

項目一覧表

「項目」のタブ付きセクション一覧表には、以下の設定が含まれます。

列名

説明

表示

この列は、アプリケーションが監視できるパフォーマンスパラメタ名を表示します。パフォーマンスパラメタの隣のチェックボックスを選択して、アプリケーションの表示領域に、パフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートを表示します。

しきい値

この列は、各パフォーマンスパラメタのパフォーマンスしきい値を表示します。パラメタのパフォーマンスしきい値を変更するには、テキストボックスに新しいしきい値を入力します。

  • CPU = 50

  • 読み込み = 2

  • ディスク = 20

  • ページ = 8

  • コンテキスト = 32

  • スワップ = 2

  • 割り込み = 50

  • パケット = 16

  • 衝突 = 2

  • エラー =2

満たない

「しきい値」列で指定されたしきい値以下のときに、各パフォーマンスパラメタのシステムパフォーマンスを表示する色を示します。 別の色を選択するには、色をクリックしてカラーパレットを表示します。

超える

この列は、パフォーマンスが 「しきい値」列で指定されたしきい値以上のときに、各パフォーマンスパラメタのシステムパフォーマンスを表示する色を示します。 別の色を選択するには、色をクリックしてカラーパレットを表示します。


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パフォーマンスメーターのマニュアル V2.5

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 4.2. 「チャート」

「グラフ」

パフォーマンスメーターが表示するストリップチャートの種類を指定するには、以下のオプションのいずれか 1 つを選択します。

  • 「ライン」

    ラインストリップチャートを表示します。

  • 「塗りつぶし」

    ソリッドストリップチャートを表示します。

「レイアウト」

パフォーマンスメーターウィンドウに複数のパフォーマンスチャートを表示する場合、その表示方法を以下のオプションから 1 つ選択します。

  • 「水平」

    各パフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートを水平方向に並べて表示します。

  • 「垂直」

    各パフォーマンスパラメタのパフォーマンスチャートを垂直方向に並べて表示します。

「表示」

各パフォーマンスパラメタについて表示するパフォーマンスレベルの詳細を指定するには、以下のオプションのいずれか 1 つを選択します。

  • 「バーチャート」

    現在のパフォーマンスを示すバーチャートだけを表示します。

  • 「ストリップチャート」

    最近のパフォーマンス履歴を示すストリップチャートだけを表示します。

  • 「両方」

    ストリップチャートとバーチャートを表示します。

「しきい値ライン」

パフォーマンスしきい値を示すラインをチャートに表示します。

「メニューバーを隠す」

メニューバーを隠します。表示領域をクリックすると、メニューバーが再び表示されます。

「サンプルの保存場所」

ストリップチャートに表示されたすべてのパーフォーマンス値をログファイルに保存します。このテキストボックスを使用して、データを保存するファイル名を入力します。

「サンプリング間隔」

このスピンボックスを使用して、パフォーマンスをサンプリングする間隔を指定します。


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