ATOK12について       

ATOKとは
IMとは
ATOK12の日本語処理

ATOKとは

ATOKは、ジャストシステムが開発した日本語用のIMで、従来のAI技術に構文意味解析処理や文脈解析処理を強化、快適な日本語入力環境を実現しています。

ATOKは、Advanced Technology Of Kana-Kanji Transferの頭文字をとったもので、「エイトック」と発音します。 ジャストシステムは、1983年に、初代ATOKともいえるKTISをパソコンシーンに送り出して以来、長い時間をかけて理想の日本語入力を考え続けてきました。 ATOKは、日本における最高峰の日本語入力システムとして、ジャストシステムが自信を持ってお届けする日本語入力用IMです。

 

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IMとは

テキストエディタなど、文字の入力が必要なアプリケーションソフトでは、キーボード上に配置された100個前後のキーを使って文字を入力します。 その作業を効率的にするために使われるソフトウェアは、 IM(Input Method)と呼ばれ、標準規約などが定まっています。

多種多様の文字種によって表現される日本語環境では、IMのようなソフトウェアは必須です。 IMを使って初めて、今使っている言語を構成するさまざまな文字種を入力することができるようになります。
例えば、日本語の文章であれば、漢字・ひらがな・カタカナをはじめ、英数記号が混在しています。 IMは、それらの文字種を、限られた数のキーの組み合わせによって入力する手段となるのです。

日本語入力用のIMは各社から発売されていますが、その中から少しでも優れたIMを選ぶことが、効率的な日本語入力につながるといえるでしょう。

 

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ATOK12の日本語処理

『それ』がわかるATOK

文脈解析変換
入力してきた文章の分野を自動的に判断し、文脈情報に基づいた同音語処理を実現しています。

指示詞の照応関係の解析
文脈解析変換をさらに強化し、文章中の指示詞(これ、それ、あれ、この、その、あの、他)と、それらが指し示す言葉との関係を適切に判断して、同音語を正しく識別します。

■「それ」が「授業の問題」を指すことを認識し、「解いた」に正しく変換します。

■「その」が「大幅な減税」を指すことを認識し、「政策」に正しく変換します。

■「あの」が「姫路城」を指すことを認識し、「城」に正しく変換します。

快適な変換を実現する高度な日本語処理技術

格フレーム処理
文章の差異による同音語の違いを的確に判断して変換します。

係り受け関係の解析
それぞれの文節が文章の中でどのような係り受け関係になっているかを解析し、高い変換効率を実現しています。

■「窓を」が「開けておきました」に、「夜が」が「明けるまでに」に係っているのを正しく認識します。

文節区切りの判断
構文意味解析により、判断しづらい文節の区切りも的確に判断します。

■「磨いた」「訪ねた」の動詞の違いにより、文節の区切りを正しく判断しています。

数詞処理
日常よく使われる数字交じりの文章の入力において、「第+(数詞)+助数詞」となった場合に成立しやすい助数詞を優先 させたり(例:○第2章、×第2勝)、数詞を伴う場合のみ有効となる共起処理(言葉と言葉の結びつきを判断する処理)を 強化することで、こうした文章でより一層正しく変換できます。

 

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