辞書・学習       

変換に使用する辞書ファイルと、変換結果を辞書に登録する学習についての設定を行います。
1つの読み出し専用のシステム辞書と書き込み用ユーザー辞書、1〜4つの補助辞書の組み合わせを1つの辞書セットとして設定します。辞書セットは10個まで設定できます。
辞書のファイル名には、.dic がつきます。

基本辞書セットはスペースキーで変換します。辞書セット2〜辞書セット4は、F2〜F4キーで変換します。 辞書セット5〜辞書セット0は、出荷時の設定ではキーが割り付けられていないため、使用する場合はATOK12カスタマイザでキーを割り付けます。

■設定項目の説明

  1. 辞書セット一覧
    カーソル位置の辞書セットを構成する辞書ファイルの一覧が右側の 内容 に表示されます。
    1つの辞書セットは、書き込み用のユーザー辞書と、読み出し専用のシステム辞書・補助辞書の組み合わせで構成されます。

  2. [基本辞書セット]
    辞書セット一覧 で選択している辞書セットを基本辞書セットに設定します。

  3. [辞書セット名の変更]
    辞書セット一覧 で選択している辞書セットの名前を変更します。クリックして表示される辞書セット名の変更ダイアログボックスの 辞書セット名 で名前を変更します。

  4. システム辞書/[参照]
    変換に使用する辞書のうち、中心となる辞書を設定します。[参照]をクリックして表示される一覧から辞書ファイルを選択することができます。

  5. ユーザー辞書/[参照]
    変換結果の学習や単語した登録を書き込む辞書を設定します。[参照]をクリックして表示される一覧から辞書ファイルを選択することができます。

  6. 補助辞書1〜補助辞書4/[参照]
    医学用語辞書、法律・金融用語辞書など専門分野の辞書を設定します。複数の辞書を組み合わせて使用することで、システム辞書だけでは網羅できない単語などの変換精度がよくなります。 [参照]をクリックして表示される一覧から辞書ファイルを選択することができます。

  7. 見出し
    辞書の見出しが表示されます。

  8. 学習
    変換結果を学習するかしないかを選択します。学習は辞書セットの単位で行われ、ユーザー辞書に書き込まれます。学習の種類を詳しく設定する場合は、[詳細設定]をクリックします。
    ・する
    学習した内容を辞書に書き込みます。
    ・しない
    学習を行いません。

  9. [詳細設定]
    後変換で学習した単語の辞書への登録や、AI用例の学習など、学習内容を詳しく設定します。

 

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[詳細設定]

■設定項目の説明

  1. 自動登録
    学習結果をもとに、辞書への自動登録を行うか行わないかを学習する項目別に設定します。
    自動登録を行う場合は、3つのレベルから選択できます。
    ・一時
    メモリ上に学習し、辞書への登録は行いません。
    ・する(弱)
    メモリ上に学習し、再度使用した単語を辞書に登録します。
    ・する(強)
    辞書に登録します。

  2. 登録時に英字の大文字小文字を区別する
    単語登録や学習結果の自動登録時に単語の読みが英字の場合、大文字・小文字を区別して登録するかしないかを選択します。

  3. AI学習
    変換・確定結果をもとに、対象文節とその前後の文節との関係を、新しいAI用例として辞書に登録するかしないかを選択します。
    ・しない
    AI学習を行いません。
    ・する(簡易)
    複合名詞(名詞・固有人名など)となるAI用例のみを辞書に登録し、登録する用例数を抑制します。辞書のサイズを大きくしたくない場合に選択します。
    ・する(詳細)
    すべてのAI用例を辞書に登録します。

  4. [初期値に戻す]
    学習・登録詳細設定ダイアログボックスの内容を、セットアップ直後の状態に戻します。

 

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