変換・確定についての便利な機能       

話し言葉で変換したり、候補の表示順を並び替えたりするなど、変換するときの便利な機能を紹介します。

変換候補を並べ替える
助詞から入力しても適切に変換する
話し言葉を優先的に変換する
氏名や地名を優先的に変換する
未登録語を末尾から1文字ずつひらがなに変換する
文節の先頭の助詞を確定する
変換した文節の最初または最後の1文字だけ確定する

変換候補を並べ替える

変換候補の多い名前などを変換する場合、目的の変換候補を探し出すのは手間がかかります。
こうした場合に、先頭文字または末尾文字で並べ替えることで、先頭文字または末尾文字が一致する候補がまとめて表示され、候補が探しやすくなります。
[先頭文字並べ替え]をクリックすると、先頭文字で、 [末尾文字並べ替え]をクリックすると末尾文字で並べ替えできます。
Ctrl+PageDownキー・Ctrl+PageUpキーを押すのも同じ機能です。

[例]
「善広」と入力する場合
  1. 「よしひろ」と入力します。

  2. スペースキーを押して変換します。
    スペースキーを数回押すと、候補ウィンドウが表示されます。

  3. 候補ウィンドウの「善弘」までスペースキーを押して移動します。

  4. [先頭文字並べ替え]をクリックします。
    候補が並べ替えられ、先頭文字が同じ単語がまとめて表示されます。

  5. 候補ウィンドウの「善広」に反転を合わせ、Returnキーを押します。

 

このページの先頭へ    


助詞から入力しても適切に変換する

文節を細かく区切って入力しても、正しく変換することができます。
「アルプスの山」という文章を「アルプス」で変換・確定し、次に「のやま」と入力・変換しても「野山」とはならず、「の山」と正しく変換されます。

  1. ATOKパレットの[環境設定]をクリックします。

  2. 入力・変換2シート を選択します。

  3. 助詞立ち直り優先 で する を選択します。

  4. [了解]をクリックします。

 

このページの先頭へ    


話し言葉を優先的に変換する

話しことばなど、口語を優先的に変換することができます。
「できたのさ」、「大きくって」、「言っちゃおう」などの口語表現の変換が快適に行えるので、電子メール(E-Mail)やパソコン通信での文書作成に便利です。

  1. ATOKパレットの[環境設定]をクリックします。

  2. 入力・変換1シート を選択します。

  3. 口語体優先 で する を選択します。

  4. [了解]をクリックします。

 

このページの先頭へ    


氏名や地名を優先的に変換する

同じ読みで氏名と地名など複数の変換候補がある場合に、氏名または地名のいずれかを優先的に変換することができます。
氏名と地名が混在した文書を作成する場合は、固有名詞優先 を選択します。

  1. ATOKパレットの[環境設定]をクリックします。

  2. 入力・変換1シート を選択します。

  3. 漢字変換モード で 複合語 を選択します。

  4. 複合語変換詳細 で 氏名優先 を選択します。
    氏名を優先する場合は 氏名優先 を、地名を優先する場合は 地名優先 を選択します。

  5. [了解]をクリックします。

 

このページの先頭へ    


未登録語を末尾から1文字ずつひらがなに変換する

F7キーまたはCtrl+I(に)キーでカタカナに変換するときに、連続してキーを押すと、単語の末尾から1文字ずつひらがなに変換することができます。
確定すると、カタカナの部分が単語として辞書に学習され、次からはスペースキーを押すだけで変換できるようになります。

[例]
「エクスレバンを訪ねる」と入力する場合
  1. 入力します。
  2. F7キーを押します。
  3. もう一度、F7キーを押します。
  4. 「たずねる」と入力します。
  5. スペースキーを押して変換します。
  6. Returnキーを押して確定します。

 

このページの先頭へ    


文節の先頭の助詞を確定する

入力中や文節の区切り方を変更中に、未確定部分の先頭の1文字だけをShift+↓キーで確定できます。
文節の先頭の助詞を確定する場合などに利用すると便利です。
変換中で文節が反転表示しているときは、BackSpaceキーまたはInsertキーで変換を取り消してから実行します。

[例]
「いつも野宿への道」を「いつもの塾への道」に変換し直す場合
  1. 入力します。

  2. スペースキーを押して変換します。

  3. ↓キーを押して「いつも」を確定します。

  4. Backspaceキーを押して変換を取り消します。

  5. Shift+↓キーを押して「の」を確定します。

  6. スペースキーを押して変換します。

  7. Returnキーを押して確定します。

 

このページの先頭へ    


変換した文節の最初または最後の1文字だけ確定する

変換中の文節の最初または最後の1文字だけを確定することができます。
PageDownキーで最初の1文字、PageUpキーで最後の1文字を確定します。
変わった読み方をする漢字や名前など、変換しにくい漢字が簡単に入力できます。

[例]
「奈央(なお)」と入力する場合
  1. 「なら」と入力します。

  2. スペースキーを押して変換します。

  3. PageDownキーを押して、「奈」を確定します。

  4. 「中央」と入力します。

  5. スペースキーを押して変換します。

  6. PageUpキーを押して、「央」を確定します。

 

このページの先頭へ