RAID5 ボリュームのデータ冗長性に必要なディスクはミラーよりも少なく、RAID1 (ミラー) 構成よりもコストが少なくてすみます。
RAID5 ボリュームには少なくともスライスがいくつ必要か
3 つ必要です。
RAID5 ボリュームに使用できるスライス数に制限はあるか
制限はありません。ただし、RAID5 ボリュームのスライスが増えると、スライス障害時の読み取り時間が長くなります。(RAID5 ボリュームの性質上、書き込み操作は常に時間がかかります。)
RAID5 ボリュームの拡張方法
RAID5 ボリュームの既存部分にスライスを連結します。
RAID5 ボリュームを拡張した場合、新しいスライスはパリティ連結に含まれるか
できます。
RAID5 ボリュームは、root(/)、/usr、swap、既存のファイルシステムでは使用できません。
データブロックを「ゼロ (0) 設定」せずに RAID5 ボリュームを作成する方法はあるか
できます。metainit(1M) コマンドを -k オプションで使用します。(拡張ストレージには対応するコマンドはありません。)-k オプションは RAID5 ボリュームを初期化せずに再作成し、ディスクブロックを「了解」の状態に設定します。ボリュームのディスクブロックにエラーがある場合、拡張ストレージはデータを作成しはじめます。このオプションを使う代わりに、デバイスを初期化してテープからデータを復元することもできます。metainit(1M) のマニュアルページを参照してください。
注 - RAID5 ボリュームに新しいスライスを追加する場合、拡張ストレージはそのスライスのブロックをすべて「ゼロ (0)」に設定します。これにより、パリティは新しいデータを保護することができます。データが追加領域に書き込まれると、拡張ストレージはそのデータをパリティ計算に含めます。