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HP Systems Insight Managerテクニカル リファレンス ガイド

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  デフォルト ツールの使用法  |  バージョン コントロール  |  初期ProLiant Support Packのインストール   

初期ProLiant Support Packのインストール

目次
索引
法的な注意事項
はじめに
製品概要
お使いになる前に
検出と識別
ユーザと認証
ネットワークとセキュリティ
システム、クラスタ、イベントの監視
ストレージ統合
タスクの使用法
デフォルト ツールの使用法
クラスタ監視
コマンド ライン ツール
新規コマンド ライン ツールの作成
カスタム コマンド
DMIアクセスの設定
SNMPアクセスの設定
デバイスのping
ディスク スレッショルド
ライセンス マネージャ
管理プロセッサ ツール
MIBの管理
OpenSSHのインストール
PMPツール
ツールの削除と回復
エージェント設定のレプリケート
RPMパッケージ マネージャ
Server Migration Pack
System Management Homepage
システム ページ
バージョン コントロール
バージョン コントロール エージェントについて
バージョン コントロール レポジトリ マネージャについて
統合について
ソフトウェア レポジトリについて
多重システム管理について
バージョン コントロール エージェントへのアクセス
バージョン コントロール レポジトリ マネージャへのアクセス
バージョン コントロール ステータス アイコン
ソフトウェアとファームウェアのインストール
初期ProLiant Support Packのインストール
Virtual Machine Management Pack
WBEMベース ツール
利用可能なMSAツール
パートナー アプリケーション
レポート機能
システムとイベントの管理
トラブルシューティング
リファレンス情報
印刷用画面へ
用語集
ヘルプの使い方
 関連プロシージャ
 関連トピック

初期ProLiant Support Packインストール プロセスでは、HP Insightマネジメント エージェント、とくにHPバージョン コントロール エージェントをインストールしていなくても、ProLiant Support PackをWindowsシステムにインストールできます。このプロセスでは、HP Systems Insight Manager(HP SIM)から信頼証明書を使用し、目的のHPバージョン コントロール レポジトリ マネージャ(VCRM)を使用するようにシステムを設定することもできます。

初期ProLiant Support Packインストール機能は、Windows 中央管理サーバでのみサポートされます。

ターゲット システムは、Windowsシステムである必要があります。HP SIMのソフトウェアおよびファームウェアのインストール機能では、レポジトリを含むサーバにHPバージョン コントロール レポジトリ マネージャがインストールされている必要があります。VCRMは、この手順ではインストールされません。VCRMのインストールの詳細については、http://www.hp.com/jp/proliantessentials_manualにある『HPバージョン コントロール インストール ガイド』を参照してください。

ProLiant Support Packをインストールするには、Windows管理者権限が必要です。

ソフトウェアおよびファームウェアのインストールおよびVCAタスクは、正しく設定されたVCAが動作するシステムでのみ使用可能です。初期ProLiant Support Packタスクを実行すると、VCAを速く簡単にインストールすることができます。

ProLiant Support Packの詳細については、HPのWebサイトhttp://h18013.www1.hp.com/manage/psp.html(英語)にあるHP ProLiant Support Packおよび展開ユーティリティ ユーザ ガイドを参照してください。

ProLiant Support Packをインストールするには、次のように操作します。

  1. [展開][ドライバ、ファームウェアおよびエージェントのインストール][初期ProLiant Support Packインストール]を選択します。[初期ProLiant Support Packインストール]ページが表示されます。

  2. ターゲット システムを選択します。詳細については、HP Systems Insight Managerテクニカル リファレンス ガイド - タスクの使用法を参照してください。

  3. [次へ]をクリックします。

  4. [Windowsログイン認証情報の入力]ページで、以下を実行します。

    1. [ユーザ名]フィールドに、ターゲット システムのWindows管理者のユーザ名を入力します。

    2. [パスワード]フィールドに、前の手順で入力したWindowsユーザ名の管理者パスワードを入力します。

    3. [パスワード]フィールドに入力したものと同じWindows管理者パスワードを[パスワード(確認)]フィールドに再び入力します。

    4. [ドメイン]フィールドに、Windowsドメインを入力します。

      注記:システムがドメインの一部でない場合は、このフィールドを空白にしておくことができます。

  5. [次へ]をクリックします。[Windows Support Packの選択]ページが表示されます。

  6. [バージョン コントロール レポジトリの選択]で、カタログの取得元のソース レポジトリ システムを選択します。

    表示されるフィールドは次のとおりです。

    • [名前]。システム名が表示されます。

    • [ステータス]。システムのステータスが表示されます。

    • [製品名]。製品名が表示されます。

    • [信頼済み]。システムの信頼関係が設定されているかどうかが表示されます。信頼関係を設定するには、[設定]をクリックします。詳細については、ネットワークとセキュリティ - 信頼証明書を参照してください。

    注記:このセクションには、現行ユーザ名に権限があるシステムが表示されます。システムを表示する権限が現行ユーザにない場合は、システムの権限がユーザにないことを示すメッセージが表示されます。

  7. [インストールするSupport Packを選択してください。]で、インストールするSupport Packを選択します。展開ツリー アイコンアイコンをクリックして展開し、選択したバージョン コントロール レポジトリの内容を表示します。

    注記: システム ソフトウェア ベースラインを展開してすべての内容を表示するには、[インストールするSupport Packを選択してください。]セクションの左上にある展開メニュー アイコンをクリックします。メニュー アイコンの縮小アイコンをクリックすると、リストを縮小できます。

  8. OpenSSHをターゲット システムにインストールする場合は[SSH(Secure Shell)のインストールと初期化を行います。]を選択します。このオプションは、デフォルトで無効になっています。

  9. (省略可能) 現在インストールしているバージョンより古いProLiant Support Packをインストールする場合は、[必要な場合は強制的にダウンロードします。]を選択します。このオプションは、デフォルトで無効になっています。

  10. デフォルトでは、[正常にインストールした後、必要な場合は、システムを再起動します。]が選択されています。インストール後にリブートしない場合は、このオプションの選択を解除します。ただし、新しいProLiant Support Packを使用できるようにするには、システムをリブートする必要があります。

  11. [次へ]をクリックします。[Support Packの設定]ページが表示されます。

    • ProLiant Support Pack7.10以下を選択した場合は、[Support Packのコンフィギュレーション]が表示されます。次に例を示します。

      注記:7.10より前のProLiant Support Packを選択する場合は、以下の例のとおりではありません。

      7.10 Support Packを設定するには、次のように操作します。

      1. [Support Packの設定]をクリックして、選択したSupport PackでHPバージョン コントロール エージェントを設定します。VCA[セットアップ]ページが表示されます。

        注記:VCAが既に設定されている場合は、この手順を省略できます。

      2. [コンピュータ名]フィールドに、VCRMをインストールしたシステムの名前を入力します。

      3. [管理者パスワード]フィールドに、入力したシステムの関連パスワードを入力します。

      4. [保存]をクリックして設定を保存します。設定を破棄して[VCAセットアップ]ページを閉じる場合は、[キャンセル]をクリックしてください。

      5. [次へ]をクリックします。[Support Packのダウンロード]ページが表示されます。

      6. support packがダウンロードされたら、[スケジュール]をクリックして、実行する初期ProLiant Support Packインストールに対するスケジュール済みタスクを作成するか、[すぐに実行]をクリックしてタスクを直ちに実行します。

      ProLiant Support Pack7.20以上を選択した場合は、以下のオプションが表示されます。

      • ターゲット システムに既にSupport Packがインストールされている場合、[HP System Management Homepageの設定]をクリックして、Support PackがHP System Management Homepageと信頼関係を確立するように設定します。[HPシステム マネジメント ホームページ コンポーネント設定ウィザードへようこそ]ページが表示されます。

        注記:Support Packが既に設定されている場合は、この手順を省略できます。

        注記: 信頼関係の設定方法については、ネットワークとセキュリティ - 信頼証明書を参照してください。信頼関係を確立したら、[最終更新日]をクリックし、信頼のステータスを更新します。

        HP System Management Homepageを設定するには、次のように操作します。

        1. [HPシステム マネジメント ホームページ コンポーネント設定ウィザードへようこそ]ページから、[次へ]をクリックします。[オペレーティング システム グループ]ページが表示されます。

        2. [グループ名]フィールドに、割り当てるオペレーティング システム グループの名前を入力します。たとえばvcadminと入力します。

        3. [操作レベル]フィールドで、新しいグループに適切なレベルをドロップダウン リストから選択します。

          注記:デフォルトの管理者グループは、常に管理者アクセス権があります。

        4. [追加]をクリックしてグループを割り当てます。新しいグループが、割り当てられたオペレーティング システム グループの下に表示されます。

          注記:オペレーティング システム グループ当たり最大5個のエントリを追加することができます。

        5. [次へ]をクリックします。保存をクリックしてこの時点までの変更内容を保存するか、キャンセルをクリックして変更内容を破棄し、ウィザードを終了します。

        6. ローカルおよび匿名アクセスによって、適切な設定を選択し、以下を含めることができます。

          • 匿名アクセス. 匿名アクセスは、デフォルトで無効になっています。匿名アクセスを有効にすると、ユーザがログインせずにHP System Management Homepage(SMH)にアクセスできるようになります。匿名アクセスを許可するには、このオプションを選択します。

            注意:匿名アクセスの使用はおすすめしません。

          • ローカル アクセス. ローカル アクセスは、デフォルトで無効になっています。これを有効にすると、認証を求められることなくHP System Management Homepageにローカルでアクセスすることができます。すなわち、管理者が選択されている場合は、ローカル コンソールにアクセスできるあらゆるユーザが、フル アクセスを許可されることになります。匿名が選択された場合は、あらゆるローカル ユーザが、ユーザ名とパスワードを要求されることなく、セキュリティ保護されていないページだけにアクセスを許可されます。ローカル アクセスを許可するには、このオプションを選択します。

            注意:管理サーバ ソフトウェアが有効にしないかぎり、ローカル アクセスの使用はおすすめしません。

        7. [次へ]をクリックします。保存をクリックしてこの時点までの変更内容を保存するか、キャンセルをクリックして変更内容を破棄し、ウィザードを終了します。

        8. 信頼モードオプションを使用すると、システムが必要とするセキュリティを選択することができます。他よりも高レベルのセキュリティが必要になる場合があります。したがって、以下のセキュリティ オプションが与えられています。

          • 証明書による信頼. 信頼証明書のあるHP SIMサーバからのみ設定変更を許可するには、HP System Management Homepage(SMH)を設定します。このモードでは、証明書による認証を提供する、提出されたサーバが必要です。このモードは最もセキュリティの高い方法になります。証明書のデータを必要とし、デジタル署名を確認してからアクセスを許可するからです。リモートでの設定変更を可能にしたくない場合は、[証明書による信頼]を選択したままにし、さらにいずれの証明書もインポートしないようにして信頼システムのリストを空のままにしておきます。

            このオプションはより安全であるため、このオプションを使用することを強くおすすめします。

            証明書によって信頼するには、次のように操作します。

            1. [証明書による信頼]を選択して、[次へ]をクリックします。

            2. [証明書名]フィールドで、[一覧]をクリックして証明書ファイルを選択します。証明書ファイルが選択されたら、証明書データが画面に表示されます。

            3. [追加]をクリックします。証明書が証明書ファイルの下に表示されます。保存をクリックしてこの時点までの変更内容を保存するか、キャンセルをクリックして変更内容を破棄し、ウィザードを終了します。

            4. [次へ]をクリックします。[IPバインド]ページが表示されます。

          • 名前による信頼. HP SIMの名前が[名前による信頼]フィールドに指定されているサーバからの特定の設定変更だけを受け入れるようHP System Management Homepageが設定されます。名前による信頼オプションは、簡単に設定することができます。たとえば、2つの別々の部門に2つの異なる管理者グループがある安全なネットワークの場合に名前による信頼オプションを使用できます。これにより、あるグループが間違ったシステムにソフトウェアをインストールすることを防止できます。このオプションは、提出されたHP SIMサーバ名だけを確認します。

            他のオプションより安全であるため、証明書による信頼オプションを使用することを強くおすすめします。

            サーバ名オプションは、次の条件を満たす必要があります。

            • 各サーバ名が64文字未満である

            • サーバ名リスト全体の長さが1,024文字である

            • サーバ名に、~ ' ! @ # $ % ^ & * ( ) + = \ ": ' < > ? , | のような特殊文字が含まれていない

            • サーバ名がセミコロンで区切られている

            名前によって信頼するには、次のように操作します。

            1. [名前による信頼]を選択して、[次へ]をクリックします。

            2. [信頼されたサーバ名]フィールドで、信頼するサーバ名を入力します。

            3. [追加]をクリックします。信頼済みシステム名が信頼されたサーバリストの下に表示されます。保存をクリックしてこの時点までの変更内容を保存するか、キャンセルをクリックして変更内容を破棄し、ウィザードを終了します。

            4. [次へ]をクリックします。[IPバインド]ページが表示されます。

          • すべて信頼. あらゆるシステムからの特定の設定変更を受け入れるようHP System Management Homepageが設定されます。

            他のオプションより安全であるため、証明書による信頼オプションを使用することを強くおすすめします。

            すべてのサーバを信頼するには、次のように操作します。

            1. [すべて信頼]を選択します。保存をクリックしてこの時点までの変更内容を保存するか、キャンセルをクリックして変更内容を破棄し、ウィザードを終了します。

            2. [次へ]をクリックします。[IPバインド]ページが表示されます。

        9. IPバインディングは、HP System Management Homepage(SMH)が要求を受け入れるIPアドレスを指定し、処理されるネットおよびサブネット要求についての制御を行います。

          管理者は、[IPバインド]ページに指定されたアドレスに対してのみバインドするようHP System Management Homepageを設定することができます。最大で5つのサブネットIPアドレスとネットマスクを定義することができます。

          サーバのIPアドレスは、マスクの適用後に入力されたIPバインディング アドレスのいずれかに一致する場合に、バインドされます。

          HP System Management Homepageは、常に、127.0.0.1にバインドされます。IPバインディングが有効でサブネット/マスク ペアが設定されていない場合は、HP System Management Homepageは、127.0.0.1に対してのみ使用可能です。IPバインディングが有効でない場合は、すべてのアドレスにバインドします。

          IPバインディングを設定するには、次のように操作します。

          1. IPバインドを選択します。[IPバインド]ページが表示されます。

          2. IPアドレスを入力します。

          3. ネットマスクを入力します。

          4. [追加]をクリックします。IPバインディングの設定が保存され、[IPバインド リスト]の下に表示されます。

          5. [次へ]をクリックします。[IP限定ログイン]ページが表示されます。

        10. IP限定ログインは、HP System Management Homepage(SMH)がシステムのIPアドレスに基づいてログイン アクセスを制限できるようにします。

          アドレス制限は、インストール時に設定するか、管理者が[IP限定ログイン]ページから設定することができます。

          • IPアドレスが除外されている場合は、内包ボックスにあっても除外されます。

          • IPアドレスが包含リストに含まれる場合、それらのIPアドレスのみがログイン アクセスを許可されます。ただし、localhostの場合を除きます。

          • IPアドレスが包含リストにない場合、ログイン アクセスは、除外リストにないあらゆるIPアドレスに対して許可されます。

          IPアドレスを含めたり除外したりするには、次のように操作します。

          1. [開始]フィールドから、含めるまたは除外するIPアドレスを入力します。[開始]フィールドに開始のIPアドレスを入力するか、[終了]フィールドに終わりのIPアドレスを入力することによって、IPアドレス範囲を入力することができます。

          2. [種類]フィールドから、包括または除外を選択します。

          3. [追加]をクリックしてIPアドレスまたはIPアドレス範囲を下の[包括するリスト]または[除外リスト]に追加します。

          4. [保存]をクリックします。HP System Management Homepageシステムに対する[HP System Management Homepageログイン]ページが表示されます。HP System Management Homepageの詳細については、http://www.hp.com/jp/proliantessentials_manualにある『HP System Management Homepage製品概要』を参照してください。

    • [VCAの設定]をクリックして、選択したSupport PackでHPバージョン コントロール エージェントを設定します。

      注記:VCAが既に設定されている場合は、この手順を省略できます。

      VCAを設定するには、次のように操作します。

      1. [コンピュータ名]フィールドに、VCRMをインストールしたシステムの名前を入力します。

      2. [ログイン アカウント]フィールドに、指定したシステム上のVCRMへの接続に使用するログイン名を入力します。

      3. [ログイン パスワード]フィールドに、指定したログイン名に対応したパスワードを入力します。

      4. [保存]をクリックして設定を保存します。設定を破棄して[VCAセットアップ]ページを閉じる場合は、[キャンセル]をクリックしてください。

      5. [次へ]をクリックします。

  12. HP SIMに戻り、[次へ]をクリックして、ProLiant Support Packのダウンロードを開始します。[Support Packのダウンロード]ページが表示されます。

  13. support packがダウンロードされたら、[スケジュール]をクリックして、実行する初期ProLiant Support Packインストールに対するスケジュール済みタスクを作成するか、[すぐに実行]をクリックしてタスクを直ちに実行します。

関連プロシージャ

 バージョン コントロール - ソフトウェアとファームウェアのインストール
 システムとイベントの管理 - 管理対象システム

関連トピック

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