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HP Systems Insight Managerテクニカル リファレンス ガイド

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  デフォルト ツールの使用法  |  Virtual Machine Management Pack   

Virtual Machine Management Pack

目次
索引
法的な注意事項
はじめに
製品概要
お使いになる前に
検出と識別
ユーザと認証
ネットワークとセキュリティ
システム、クラスタ、イベントの監視
ストレージ統合
タスクの使用法
デフォルト ツールの使用法
クラスタ監視
コマンド ライン ツール
新規コマンド ライン ツールの作成
カスタム コマンド
DMIアクセスの設定
SNMPアクセスの設定
デバイスのping
ディスク スレッショルド
ライセンス マネージャ
管理プロセッサ ツール
MIBの管理
OpenSSHのインストール
PMPツール
ツールの削除と回復
エージェント設定のレプリケート
RPMパッケージ マネージャ
Server Migration Pack
System Management Homepage
システム ページ
バージョン コントロール
Virtual Machine Management Pack
VMMエージェントのインストール
VMMの登録
VMMの登録解除
VMMのアップグレード
VMステータスの種類
WBEMベース ツール
利用可能なMSAツール
パートナー アプリケーション
レポート機能
システムとイベントの管理
トラブルシューティング
リファレンス情報
印刷用画面へ
用語集
ヘルプの使い方
 関連プロシージャ
 関連トピック

HP ProLiant Essentials Virtual Machine Management Pack(VMM)は、Microsoft社のVirtual ServerおよびVMware社のGSX/ESX仮想マシンの集中管理と制御を可能にします。VMMを使用すると、すべての仮想マシンおよび仮想マシン(VM)ホストをHP Systems Insight Manager(HP SIM)コンソールから管理できます。

VMMは、次のような環境に最適です。

サーバの仮想化を含む次のプロジェクト(下記に限定されません)のうちいずれかを導入する場合。. 

  • サーバ統合プロジェクト。 VMMを使用すると、仮想化テクノロジを使用して1台の物理サーバ上に複数のサーバを配置できます。このため、サーバの配置を計画的に行えるようになります。

  • ディザスタ リカバリ プロジェクト。 VMMを使用すると、物理サーバと同じ台数を使用しなくてもディザスタ リカバリ サイトを維持できます。

  • テスト/開発プロジェクト。 VMM環境では、VMを使用してテスト マシンを短時間で用意でき、規模も調整できます。このため、新しいプロジェクトへの移行にかかる時間が短縮されます。

  • クライアント統合プロジェクト。 VMMを使用すると、大容量サーバに複数のクライアントを収納できるため、スタンドアロンのクライアントで発生する管理上の負荷が削減されます。

次のような要件がある場合. 

  • 物理サーバに加えて、VMを管理したいが、その際、既存の担当者、プロセス、およびツールをそのまま使用したい。

  • 仮想レイヤ(VMware ESX/GSXまたはMicrosoft Virtual Server)の違いに影響されない、共通した管理を行いたい。

  • 物理プラットフォームと仮想プラットフォーム間で迅速かつ簡単に移行(物理-仮想(P2V)、仮想-物理(V2P)、および仮想-仮想(V2V))を行いたい。

負荷管理と従来の環境. 

  • 負荷管理。VMMでは、サーバ間でVMを簡単に移動できます。この機能をサーバ負荷の管理に利用してください。

  • 従来の環境をできるだけ長く使う。VMでは特定のハードウェアに依存することなく従来のアプリケーションを実行できます。この機能を利用してください。

Virtual Machine Management Packは、HP SIMコンソールの左側のウィンドウに、VMホストとVMゲストのツリー ビューを表示します。左側のウィンドウのツリーからシステムを選択すると、選択したシステムに関する情報が右側のウィンドウに表示されます。

VMMは、次の2つの主要なインストール済みコンポーネントからなります。VMMサービスとVMMエージェントです。VMMサービスは、サポートされているWindowsプラットフォーム上のHP SIM 中央管理サーバ (CMS)にインストールされる必要があります。VMMの機能は、次のとおりです。

  • ユーザ インタフェースを提供する。

  • HP SIMとのインタフェースとなる。

  • VMware ESXおよびWindows VMホストにインストールされているVMMエージェントに、ライセンスが与えられているVMホストでVM管理動作を実行させる。

VMホスト上のVMMエージェントは、HP SIMコンソールから、VM制御動作(開始、停止、一時停止など)を実行させたり、VMホスト間でVMをコピーまたは移動させたりすることができます。

HP SIMは、VMMによって、識別プロセスでVMホストを認識することができます。HP SIMは、システムをサーバと認識すると、そのシステムがVMホストかどうかを判断します。そのシステムがVMホストであることをVMMがHP SIMに通知すると、コンソールではシステムがVMホストとして表示され、そのシステムに対してVMMの機能が有効になります。

関連プロシージャ

 Virtual Machine Management Pack - VMMエージェントのインストール
 Virtual Machine Management Pack - VMMの登録
 Virtual Machine Management Pack - VMMの登録解除
 Virtual Machine Management Pack - VMMのアップグレード

関連トピック

 Virtual Machine Management Pack - VMステータスの種類