Ethernet統計情報

このウィンドウには受信エラーと送信エラーの情報が表示されます。ハードウェアおよびサポート ソフトウェアから取得できない情報は、 N/Aと表示されます。

受信エラー

この項目が0になっている場合は、総受信パケット数が0であるか、ハードウェアまたはサポートするソフトウェアから情報を取得できないことを示しています。

これらのエラーを切りわけ、解決してください。FCSエラーを引き起こす2つの主要な原因は、 ケーブリングとコンポーネントの問題です。

FCSエラーが起きたら、アラインメント エラーまたは遅延コリジョンエラーが発生していないかを調べてください。CRC/アラインメント エラーの原因としては、電磁妨害による短絡やノイズなどのケーブル上の問題が最初に考えられます。遅延コリジョンは、多くの場合不適切な(ケーブル仕様に準拠していない)ケーブリングに起因しています。ネットワーク上で遅延コリジョンまたはCRC/アラインメント エラーの件数が増加している場合には、以下に示すケーブル上の問題がないかどうかを確認してください。

  1. 最新版のLANドライバを使用しているかどうかを確認してください。 過大フレームは、LANドライバが適切でないために発生することがあります。

  2. ルータを調べてください。ルータが2つの異なるタイプのネットワークを 接続しており、いずれか一方に適正なフレーム サイズを強制していない場合には、不正な長さのフレームが送られる可能性があります。 ルータの製造元に問い合わせてください。

  3. ネットワーク アナライザを使用して、 不正フレームの送信に関係しているNICを見つけてください。 フレーム ヘッダ内の48ビット ソースアドレスを調べると、問題のNICをつきとめることができます。

送信エラー

この項目が0になっている場合は、送信パケット総数が0でなければ、 ハードウェアまたはサポートするソフトウェアから情報を取得できないことを示しています。

遅延コリジョンは、セグメントの長さがワイヤリング仕様の許容限度を超えているために発生することがあります。たとえば、10Base-2ワイヤリング(Thinnetとしても知られています)を使用している場合、セグメントの最大長は185メートルです。

ステーションは、64バイトを送信し終えた時点で、自分がケーブル セグメントの制御権を持っているものと信じます。もし、セグメントの末端にある別のノードがこのパケットの存在を知らずに送信すると、このパケットは、最初の64バイトの送信後に行われる最初の転送とコリジョンしてしまいます。 after the first 64 bytes have been sent.

セグメントの長さが許容される最大長を超えていないかを確認してください。

Ethernetネットワークでは、ケーブル接続の問題がどこで起きているかを見つけることは非常に難しいため、問題が解決するまでEthernetセグメントを短く(ネットワークの一部を切り離して、問題を切り分ける)して、次に問題がもう一度起きるところまでネットワークを延長してください。 the network until the problem recurs.

過剰コリジョンおよび送信遅延の件数が増加した場合は、ネットワークが絶え間なく使用されており、LANのこのセグメントが過度に混雑していることを示しています。LANを再構成するか、またはデバイスにNICを追加して、トラフィックを緩和する必要があります。たとえば、1本のEthernetバス上に100台のステーションが接続されているような場合は、デバイスにNICを1つ追加することによって、イーサネット バスを2つに分ける方法が考えられます。このようにして、ステーションを50台ずつ2本のバスに分けることにより、負荷のバランスをとることができます。孤立した2〜3台のステーションがトラフィックを形成している場合には、それらのステーションを別のバスに接続する方法もあります。

不良コンポーネントは、過剰コリジョンの原因になることがあります。以下に示すケーブリング上の問題がないかどうかを確認してください。

送信遅延は、NICが送信を断念するほどネットワークの混雑が激しい場合に発生します。ネットワークがこの状態にあると、多重衝突と過剰衝突の発生件数も非常に多くなります。

送信遅延は、LANのこのセグメントが過度に混雑していることを示しています。LANを再構成してトラフィックを緩和する必要があります。たとえば、1本のイーサネット バス上に100台のステーションが接続されているような場合は、デバイスにNICを1つ追加することによって、イーサネット バスを2つに分ける方法が考えられます。このようにして、ステーションを50台ずつ2つのバスに分けることにより、負荷のバランスをとることができます。独立した2〜3台のステーションがトラフィックを形成している場合には、それらのステーションを別のバスに接続する方法もあります。