このウィンドウは、自動サーバ復旧(ASR)コンフィギュレーション情報を表示し、サーバの前回のリセット時刻を表示します。また、ステータス、ASRリセット ブート オプション、ポケットベル ステータス、ポケットベル ダイヤル コマンド、およびポケットベル メッセージの変更もできます。
次の項目がこのウィンドウに表示されます。
ステータスには自動サーバ復旧(ASR)のステータスが表示されます。表示される値は、以下のとおりです。
有効 - サーバに対して自動サーバ復旧が有効です。
無効 - このサーバでは自動サーバ復旧は無効です。このステータスを変更するには、システム コンフィギュレーションユーティリティを実行してください。
使用不可 - 自動サーバ復旧がサーバで使用できない、あるいはユーザのドライバがロードされていません。自動サーバ復旧は、Compaq/HP製の自動サーバ復旧ソフトウェア サポートを使用するオペレーティング システム上でのみ利用できます。
不明 - ユーザのサポート ソフトウェア、サーバ エージェントをアップグレードする必要が考えられます。サーバ エージェントは、ステータスを判断できません。
前回のリセットは、サーバ リセットが前回どのように実行されたかを示します。表示される値は以下のとおりです。
自動サーバ復旧(ASR) - 前回のリセットは、自動サーバ復旧(ASR)によって実行されました。クリティカル エラー ログをチェックしてASRの原因を確認してください。
ASR解消 - 前回のリセットが自動サーバ復旧(ASR)によって実行された場合。ASRリセットによる機能低下状態は解消されます。 ASR機能低下状態は、自動サーバ復旧(ASR)ウインドウのASR解消ボタンを押すことによって解消されます。
手動 - 前回のリセットは手動で行われました。
不明 - サーバ エージェントはステータスを判断できません。ユーザのドライバ ソフトウェア、サーバ エージェントをアップグレードする必要が考えられます。
前回のリセットがASRリセットであった場合、 ASR条件が劣化します。
タイムアウト 自動サーバ復旧 (ASR)はソフトウェア サポートによって、サーバが正常に作動していることを自動サーバ復旧ハードウェアに規則的に知らせます。この項目は、自動サーバ復旧が復旧処理を開始する前に待機する時間を、分で示します。
この設定を変更するには、システム コンフィギュレーション ユーティリティを使います。この項目に設定する時間は、障害が発生した後システムのリセットおよび復旧処理を行うまでの余裕を取るための時間になります。このタイムアウト時間が、利用負担の大きいサーバで低すぎる値に設定されると、ソフトウェア サポートがタイマに応答できない間にタイムアウトが発生してしまうおそれがあります。
ASRハードウェア バージョンは自動サーバ復旧(ASR)をサポートするハードウェアを示します。この情報は確認のために使用します。
リセット ブート オプション この項目は、自動サーバ復旧(ASR)のリセットが発生した後、どのサーバが起動するかを示します。復旧処理が始まると、ASRがサーバのリセット、メモリすべてのテスト、不正のメモリ ブロックの割り当て解除を行ってユーザにアラートを送ります(サーバにモデムが設置されておりアラート通知が有効な場合)。
自動サーバ復旧(ASR)リセット リミット 自動サーバ復旧(ASR)機能は、ハードウェアの危機的な障害またはソフトウェアのエラー発生後に、サーバを再起動するものです。ASRは、復旧処理を一定の回数だけ連続して実行します。この項目は、ASRが復旧処理を実行する連続回数にあたります。ユーザはこの数値を変更できません。サーバのハードウェアおよびソフトウェアのエラーを引き続き解消せず、復旧回数が指定回数を超えた場合は、クリティカル エラー ログにエラーを記録して、今後もハードディスクからユーティリティを起動する動作を継続します。
ASRリセット リミット機能は、同じウィンドウのASRリセット カウント機能と一緒に使用します。ASRリセット カウント機能は、サーバをリブートした回数を示します。ASRは指定回数までリブートを行うので、ASRリセットカウントが指定回数に達したときは、クリティカル エラー ログのチェックおよび Diagnosticsプログラムの実行により、直ちにサーバの問題を調査してください。
ASRリセット カウント この項目は、 自動サーバ復旧(ASR)機能がサーバを再起動した回数を示します。ASRは、指定回数だけサーバをリブート(またはリセット)します。ASRリセット カウントが増えるときは、次の項目をチェックしてください。
クリティカル エラー ログをチェックして、重大な問題が存在するかを判断します。
ソフトウェアに問題がありそうな場合は、オペレーティング システムの説明書を参照してください。
ハードウェアに問題がありそうな場合は、 Diagnosticsプログラムを実行して問題があるかを判断してください。
このカウンタは、システムが手動でリセットされると0に戻ります。
ポケットベル ステータスには、ポケットベルのステータスが表示されます。サーバにモデムがインストールされて、ポケベル通知が有効な場合は、重大なエラーの発生時にアラートをポケットベルに送れます。
表示されるステータスは以下のとおりです。
有効 - 通知が送られます。
無効 - 通知が送られません。
不明 - サーバ エージェントはステータスを判断できません。ユーザのドライバ ソフトウェア、サーバ エージェントをアップグレードする必要があると考えられます。
ポケットベル ダイヤル コマンド サーバにモデムが設置されアラート通知が有効に設定される場合、自動サーバ復旧(ASR)はアラートをポケット ベルに送りポケット ベル メッセージを通知できます。この項目は、アラート発生時にサーバがダイヤルする、ポケットベルダイヤル コマンドを示します。
ポケットベル メッセージ この項目は、自動サーバ復旧(ASR)発生時に送られるポケット ベルメッセージを示します。ポケット ベルメッセージは最大7けたの数値で (数字は0から9)、ハードウェアまたはソフトウェア障害のあるサーバを指定します。最後に、多くのポケット ベルで使われる、メッセージ終了を示すナンバー記号のための追加欄が用意されています。たとえば、特定のサーバにサーバID番号8888#を割り当てたとします。#記号は数字の最後を意味しており、ポケット ベルによって必要です。この番号は特定のサーバを指すように選ばれているので、問題があるのはどのサーバかがわかります。
シリアル ポート この項目は、自動サーバ復旧(ASR)機能で有効に設定された通信ポートを示します。ASRはこのポートを使用してシステム管理者に通知を送り、管理者はサーバにダイヤルするときにこのポートを使用します。たとえば、このポートをシリアルポート1に設定できます。