このセクションでは、ファイバチャネル テープ コントローラに関する一般的な情報およびステータス情報を表示します。[大容量記憶装置]リストから[ファイバ チャネル テープ コントローラ]エントリを選択すると、テープ コントローラ、テープ ストレージ システム、テープ ドライブおよびファイバ チャネル接続の個別エントリを表示したサブメニューが表示されます。表示される項目は次のとおりです。
[大容量記憶装置]サブメニューから[FCテープ コントローラ]項目を選択すると、次の情報が表示されます。
コントローラのステータスは、テープ コントローラのステータスを表示します。有効な値は次のとおりです。
OK - テープ コントローラは動作可能です
オフライン - テープ コントローラはオフラインです。テープ コントローラの電源が入っていないか、またはケーブルの接続に関して問題がある可能性があります。
不明 - エージェントは、テープ コントローラのステータスを決定できません。
ファームウェアのバージョンは、テープ コントローラのファームウェアのリビジョン番号を表示します。世界共通名がサポートされない場合、このフィールドには"N/A"が表示されます。
世界共通名は、コントローラの世界共通名を表示します。この値を使用して特定のテープ コントローラをさらに詳細に識別できます。世界共通名がサポートされない場合、このフィールドには"N/A"が表示されます。
[大容量記憶装置]サブメニューから[テープ ストレージ システム情報]エントリを選択すると、次の情報が表示されます。
ステータスは、テープ ストレージ システムのステータスを表示します。有効な値は次のとおりです。
OK - ライブラリは正常に動作していることを示しています。
劣化 - ライブラリが何らかの劣化状態にあることを示しています。
故障 - ライブラリが故障し、データを返せなくなったことを示します。 ライブラリを交換しなければならない可能性があります。
オフライン - マネジメントエージェントがライブラリと通信できなくなったことを示します。 これは、ケーブルの接続問題またはライブラリの電源が入っていないために発生する可能性があります。
不明 - テープ ライブラリのステータスを決定できません。 最新のドライバとマネジメントエージェントにアップグレードしなければならない可能性があります。
モデルは、テープライブラリのモデル名を表示します。この値は識別用に使います。
ファームウェア リビジョン は、テープドライブのファームウェアリビジョンを表示します。この値は識別用に使います。
シリアル番号は、テープ ライブラリのユニットシリアル番号を表示します。この値は識別用に使います。
稼動時間は、ライブラリの稼動時間数を表示します。
合計移動数は、ライブラリのローダ アームのテープ移動の回数を表示します。
ドア ステータスは、ドアのステータスを表示します。有効な値は次のとおりです。
サポートなし - デバイスはドアのステータスをサポートしません。
クローズ - ドアは閉まっています。
オープン - ドアは開いています。
不明 - テープ ライブラリのドアの状態を特定できません。 マネジメントエージェントをアップグレードしなければならない可能性があります。
温度は、テープ ライブラリの温度ステータスを表示します。有効な値は次のとおりです。
OK - ライブラリの温度は通常運転の範囲内にあることを示します。
安全温度超過 - ライブラリの温度は安全運転温度を越えたことを示します。 ライブラリはこの警告下で運転を続けます。
最大温度超過 - ライブラリの温度は通常運転の範囲を越えて、 ライブラリが機能しない領域に入ったことを示します。
未サポート - ライブラリは温度ステータスを検知または報告できないことを示します。
不明 - テープライブラリの温度ステータスを特定できません。 最新のドライバとストレージエージェントがインストールされているか確認してください。
リダンダンシは、テープ ライブラリのリダンダンシ ステータスを表示します。このステータス表示は、ファン、パワー サプライなどの内部のリダンダント コンポーネントがあるかどうかを示します。表示される値は以下のとおりです。
アクティブ - ライブラリに、リダンダント コンポーネントを検出してレポートする機能があることを示します。動作に十分な数のユニットがインストールされており、リダンダンシがアクティブになっています。
動作可能 - ライブラリに、リダンダント コンポーネントを検出してレポートする機能があるが、リダンダンシ動作に十分な数のユニットがインストールされていないことを示します。
動作不能 - ライブラリにリダンダント コンポーネントを検出してレポートする機能があるが、リダンダンシ動作をサポートするユニットがインストールされていないことを示します。
未サポート - ライブラリがリダンダンシ ステータスを検出およびレポートできないことを示します。
不明 - テープ ライブラリのリダンダンシ ステータスを判別できません。 最新のドライバおよびストレージ エージェントがインストールされていることを確認してください。
ホット スワップ は、テープ ライブラリのホットスワップ ステータスを示します。このステータス表示は、ファン、パワー サプライなどの内部のリダンダント コンポーネントがあるかどうかを示します。表示される値は以下のとおりです。
動作可能 - ライブラリにホットスワップ可能な内部コンポーネントを検出してレポートする機能があり、1つ以上のホットスワップ可能なコンポーネントを内蔵していることを示します。
動作不能 -ライブラリにホットスワップ可能な内部コンポーネントを検出してレポートする機能がありますが、ホットスワップ可能なコンポーネントがインストールされていません。
未サポート - ライブラリは、ホットスワップ ステータスを検出できません。
不明 - テープ ライブラリのホットスワップ ステータスを識別できません。最新のドライバとストレージ エージェントがインストールされていることを確認してください。
最後の既知エラーは、テープ ライブラリから最後に戻されたエラーを表示します。
関連テープドライブは、テープストレージシステムに関連付けられたテープドライブのリストを表示します。
[大容量記憶装置]サブメニューからテープ ドライブのいずれかのエントリを選択すると、そのドライブに関して次の情報が表示されます。
ステータスは、テープ ストレージ システムのステータスを表示します。有効な値は次のとおりです。
OK - テープ ドライブは正常に動作していることを示しています。
劣化 - テープ ドライブが何らかの劣化状態にあることを示しています。
故障 - テープ ドライブが故障し、データを返せなくなったことを示します。 テープ ドライブを交換しなければならない可能性があります。
オフライン - マネジメントエージェントがテープ ドライブと通信できなくなったことを示します。 これは、ケーブルの接続問題またはテープ ドライブの電源が入っていないために発生する可能性があります。
消失 - 以前はOK - システムに接続されていたテープドライブで、そのときのステータスが OK だったものが、取り外されたことを示します。
消失 - 以前はオフライン - システムに接続されていたテープドライブで、そのときのステータスがオフラインだったものが、取り外されたことを示します。
不明 - テープ ドライブのステータスを決定できません。 最新のドライバとマネジメントエージェントにアップグレードしなければならない可能性があります。
モデルは、テープ ドライブのモデル名を表示します。この値は識別に使用します。
ファームウェアのリビジョンは、テープ ドライブのファームウェアのリビジョン レベルを表示します。 これを識別に使用できます。
シリアル番号は、テープ ドライブのユニットシリアル番号を表示します。 この値は識別に使用します。
現在の幅は、テープライブラリの現在のネゴシエート データ転送幅を表示します。表示される値は以下のとおりです。
ナロー (8 ビット) - ネゴシエート データ転送幅はナロー (8 ビット) です。
ワイド (16 ビット) - ネゴシエート データ転送幅はワイド (16 ビット) です。
不明 - ストレージ エージェントは現在のネゴシエート データ転送幅を決定できません。
現在の速度は、テープライブラリの現在のネゴシエート データ転送速度を表示します。表示される値は以下のとおりです。
非同期 - 現在のネゴシエート データ転送速度は非同期です。
Fast - 現在のネゴシエート データ転送速度は 1,000 万 [回/秒] です。
Ultra - 現在のネゴシエート データ転送速度は 2,000 万 [回/秒] です。
Ultra2 - 現在のネゴシエート データ転送速度は 4,000 万 [回/秒] です。
Ultra3 - 現在のネゴシエート データ転送速度は 8,000 万 [回/秒] です。
不明 - ストレージ エージェントは現在のネゴシエート データ転送速度を決定できません。
補足: 現在のデータ転送幅がナローの場合、データ転送速度 [MB/秒] はデータ転送速度 [100万回/秒] に等しくなります。 現在のデータ転送幅がワイドの場合、データ転送速度 [MB/秒] はデータ転送速度 [100万回/秒] の 2 倍に等しくなります。 例えば、現在の転送速度が Ultra で転送幅がワイドのとき、転送速度 [MB/秒] は 40 [MB/秒] になります。ライブラリドライブ は、テープドライブがテープライブラリに設置されているかを表示します。 有効な値は以下のとおりです。
はい - テープドライブはテープライブラリに設置されています。
いいえ - テープドライブはテープライブラリに設置されていません。
不明 - ストレージ エージェントはテープドライブがテープライブラリに設置されているかを識別できません。
ホットプラグ は、テープドライブがホットプラグ交換をサポートしているかどうかを表示します。 有効な値は以下のとおりです。
はい - テープドライブはホットプラグ交換をサポートしています。
いいえ - テープドライブはホットプラグ交換をサポートしていません。
不明 - ストレージ エージェントはテープドライブがホットプラグ交換をサポートしているかを識別できません。
ドライブベイ は、ホットプラグ ストレージシステムのドライブのうち、テープドライブが装着されているベイの番号を表示します。
テープ エラーは、検出された読み取り/書き込みエラーの合計数を表示します。この値は、テープ ハードウェア インタフェース ドライバがロードされたときから保持されます。
エラーはいつでも発生する可能性があります。この値が大幅に増加する場合、デバイスのクリーニングを行わなければならない可能性があります。引き続きエラーが発生する場合は、問題が発生している可能性があります。一般的な原因としては、バス ケーブル上の無線周波数障害(RFI)、ドライブ上の不良または不足している終端レジスタ、複数のデバイスに同一のSCSI IDが設定されているなどがあります。バス ケーブルに異物がないこと、およびバス上のデバイスが正しく設定されていることを確認してください。
訂正不能は、訂正できなかった読み取りおよび書き込みエラーの合計数を表示します。この値は、テープ ハードウェア インタフェース ドライバがロードされたときから保持されます。
エラーはいつでも発生する可能性があります。この値が大幅に増加する場合、デバイスのクリーニングを行わなければならない可能性があります。引き続きエラーが発生する場合は、問題が発生している可能性があります。一般的な原因としては、バス ケーブル上の無線周波数障害(RFI)、ドライブ上の不良または不足している終端レジスタ、複数のデバイスに同一のSCSI IDが設定されているなどがあります。バス ケーブルに異物がないこと、およびバス上のデバイスが正しく設定されていることを確認してください。
再読み取りは、ブロックをデバイスから再読み取りしなければならなかった回数を表示します。この値は、テープ ハードウェア インタフェース ドライバがロードされたときから保持されます。
再読み取りエラーはいつでも発生する可能性があります。この値が大幅に増加する場合、デバイスのクリーニングを行わなければならない可能性があります。引き続き再読み取りが実行される場合は、問題が発生している可能性があります。一般的な原因としては、バス ケーブル上の無線周波数障害(RFI)、ドライブ上の不良または不足している終端レジスタ、複数のデバイスに同一のSCSI IDが設定されているなどがあります。バス ケーブルに異物がないこと、およびバス上のデバイスが正しく設定されていることを確認してください。
再書き込みは、ブロックをデバイスに再書き込みしなければならなかった回数を表示します。この値は、テープ ハードウェア インタフェース ドライバがロードされたときから保持されます。
再読み取りエラーはいつでも発生する可能性があります。この値が大幅に増加する場合、デバイスのクリーニングを行わなければならない可能性があります。引き続き再書き込みが実行される場合は、問題が発生している可能性があります。一般的な原因としては、バス ケーブル上の無線周波数障害(RFI)、ドライブ上の不良または不足している終端レジスタ、複数のデバイスに同一のSCSI IDが設定されているなどがあります。バス ケーブルに異物がないこと、およびバス上のデバイスが正しく設定されていることを確認してください。
テープ ドライブ ヘッドのクリーニングが必要は、テープドライブのヘッドでクリーニングセッションを発生させる必要があるかを示します。この変数がテープ ヘッドのクリーニングが必要であることを示す場合、クリーニングテープを挿入して、クリーニングサイクルを実行する必要があります。
有効な値は次の通りです。
はい - ヘッドのクリーニングのために、テープドライブにクリーニングテープ セッションが必要です。
いいえ - テープドライブにクリーニングテープ セッションは必要ありません。
未サポート - テープドライブは、要クリーニングステータスの監視をサポートしていません。
クリーニング テープの交換が必要は、クリーニングテープの使用回数が終了したため(テープの終端になったため)オートローダに挿入されているクリーニングテープを交換する必要があるかどうかを示します。
この変数は、次のいずれかの値を取ります。
はい - オートローダ テープドライブに新しいクリーニングテープを挿入しなければなりません。
いいえ - テープドライブに新しいクリーニングテープを挿入する必要はありません。
不明 - テープドライブは、クリーニングテープの交換ステータスの監視をサポートしていません。
注: この変数は、オートローダ テープドライブだけに適用できます。